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森 孝仁
森 孝仁
ルビーしかやらない。。けど、ルビーにはうるさいジュエラー「モリス」。
 「京都から世界に通用するハイエンドジュエリーブランド」をつくろうと。。。
気づいたらミャンマー、京都、中国、アメリカ。。。「多国籍ジュエラー」になっていました。
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2009年09月23日

ルビーも燃えています

ルビーに内包される通称「糖蜜状組織」。

まるで炎がルビーの中でメラメラと

燃え盛っているようです。

ルビーの宝石ことばに「情熱」という

ひとことがありますが、燃えています。

  


Posted by 森 孝仁 at 10:19Comments(0)ルビー

2009年09月23日

実物がいいと思うのは、実感があるから

あるテレビ局の受付ホールに設置されて

いる不思議な設備。

天井から照らされている映像は水たまり

ですが、その上を歩くと、まるで自分が

水溜りの上を歩いているように波紋が

自分の足から広がっていきます。

実際に水はなく、タイルなのですが視覚的

には水たまりです。

10回位ウロウロとこのビジュアル水たまり

を通過して分かったのですが、天井に違う

角度から手足の動きを照らすセンサーが

あるようです。 

それにしても面白く、不思議でしたが、

水たまりを歩いているはずの私の足は濡れ

ていません。

技術は素晴らしいのですが、現実ではない

ので、「実感」がありません。

実感があった上に、このような楽しい視覚

の遊び心は素晴らしいと思いますし、好きです

が、濡れた不快感などがないので、実感がわく

前のお子さんが今、流行の「CG」などで育つと

感性は鈍くなるかも知れないな。と思いました。

ルビーの実物と同じものの画像との違い。。。

ルビーの本当の素晴らしさが画像で伝わらない

理由が少しわかりました。

  


Posted by 森 孝仁 at 06:30Comments(0)今日の出来事

2009年09月22日

ルビーの中に住む昆虫

不思議な光景です。

顕微鏡をのぞくとルビーの中に小さな

虫が住んでいるようです。

ルビーの中に内包されている結晶

(おそらくアパタイトの結晶)

ですが、見る角度によってファセット面

からファセット面に移動していく様が、

昆虫がルビーの中をウロウロしている

ように見えます。

ひょっとしたらこのルビーの中に住んで

いる主なのでしょうか?

  


Posted by 森 孝仁 at 19:09Comments(0)ルビー

2009年09月22日

ハートの形がすきなわけ

私は、ハートシェイプが好きです。

幅3mmぐらいのこの原石は。。



ご覧のとおり、ハート型が良いでしょう。

というわけで、カット研磨して



こうなります。

数が少ない希少な資源です。

2mmぐらいの小さなルビーです。

1ctを超えるある程度のルビーなら

心配ないのですが、なにしろこの小ささ。

アクセサリーとして使われて、飽きたら

捨てられてしまうかも知れません。

少しでもキレイな姿にしてあげて、

魅力的にして上げて、小さいけど受け継いで

いって貰えれば。。

というわけで、普通の丸いカットは目立たない

のですが、ハートカットはオーナーさんの

気持ちが入りますから、大切にされると

思うのです。
  


Posted by 森 孝仁 at 06:10Comments(0)ルビー

2009年09月21日

ルビー色の目に守られて

古代ローマ時代のゴールドのリング。

ルビーに見えるところにはガーネット

が「目」の形でセットされています。

解説によると、「悪魔の視線から持ち

主を守ろうとしたものではないか」

とのことです。

目のモチーフは古代エジプトの

「ホルスの目」(空から見下ろす神の

使者、鷹の目)をはじめ、良いも悪いも

人々は目のモチーフを恐れてきたのかも

知れません。

なぜ「目」がそんなに怖かったのか?

人間がまだお猿さんだったころ。。。

トイレに行こうとして、夜中に起きた時、

夜行性の大型肉食動物にギョっと睨まれたら?

暗闇の中でキラキラ光る2つの目は「死」

を意味していたのかも知れません。

日本でも「壁に耳あり、障子に目あり」

と。。???(これは違いますね)

写真は、「Rings」Thames&Hudsonより

引用させていただきました。
  


Posted by 森 孝仁 at 06:08Comments(0)ルビー

2009年09月20日

家庭円満 モリスブライダルのメッセージ

モリスブライダルにはメッセージがあります。

それは、「家庭円満」です。

結婚式は、今までお世話になった方々への

お礼の気持ちやこれから歩んでいくふたりを

夫婦として宣言する大切なイベントです。

しかし、結婚生活は新婚旅行から帰ってきて

からがスタートです。

ご結婚されるお二人がいつまでも家庭円満で

あって欲しいといういう願いが、モリス

ブライダルにはこめられています。

。。。ハートの色はルビー色ですから。
  


Posted by 森 孝仁 at 19:27Comments(0)ルビー

2009年09月20日

ふたりをつなぐ「結び目」 lover's knot



ふたりをつなぐ「結び目」。

1700年代のリングに描かれた

「Lover's Knot」愛の結び目

はキューピットが、その絵には

描かれていない愛する人へ、

もう片方のその糸を届けている

様に見えます。

ひげを生やした男性が心をこめ

て両手でしっかりと糸を握って

いるのが印象的です。

男性が長期出張中なのか?

奥さんに先立たれたのか?

は定かではありませんが、

今は男性もこの世にはおらず、

リングだけがのこりました。

天国でおふたり仲良くして

いるのでしょう。

何か、あったかいリングです。

写真は、Diana Scarisbrick

女史著の「Rings」から引用。




  


Posted by 森 孝仁 at 07:05Comments(0)ジュエリー

2009年09月19日

ルビー色の心の栄養

「嬉しい心づかい」は気持ちを

あたたかくしてくれます。

前菜の赤ピーマンのムース。。。

「ルビー色のムースです。。」と

ご説明いただきました。

美味しいのはもちろんのことですが、

「心に染みる」味もありました。

同じ味のお料理を頂いてもどの様な

方とご一緒するか?

同じ言葉を聞いても、どういう方

から、その言葉を聞くか?

目に見えるものの価値に加えて

この目に見えない、でも心の栄養に

なるようなものを大切にしていきたい

ですね。

写真は、心に染みる赤いムースです。

  


Posted by 森 孝仁 at 10:15Comments(0)ルビー

2009年09月18日

ルビーがニコッと

ルビーの原石がニッコリした。。

なんていうと

「いい大人が何バカなことを」

と言われてしまいそうですが、

実際にルビーを見ていると、

そう感じるときがあります。

写真は、原石を見ているときに

ニコッとしたので、記念撮影を

したのです。

インクルージョンの写真と違っ

て原石の写真はルビー表面の肌

の質感であったり、照明によっ

て大きく変わって見えます。

この笑顔とも恐らくお会いする

ことは二度と無いでしょう。

一種の芸術だと思います。

nicorubyと名付けました。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:36Comments(0)ルビー

2009年09月17日

ルビーの中のスピネル

採掘されるルビーとスピネルは

まるで兄弟です。

同じところで採掘されますし、

この写真のように、ルビーの中

にスピネルと思われる結晶が

成長していること

も珍しくありません。
  


Posted by 森 孝仁 at 19:54Comments(0)ルビー

2009年09月17日

玄人好み 南青山にあるお店メディアトール

表参道の交差点から徒歩1分の

ところにある宝石店

「メディアトール」さん。

二十数年前から無処理で美しい

宝石だけを取り扱ってこられた

筋金入りの尊敬する宝石商の

先輩、沼部夫妻とは、もう6年

ぐらいのお付き合いです。

フラッとお店に立ち寄らせて

いただいたのが始まりです。

とても素敵なジュエラーご夫妻。

いつも教えていただくばかり

ですが、お話が楽しくて。。

昨夜は、お邪魔したのに、

ご馳走になってしまいました。

メディアトールに出会った方は

宝石ファンとしてラッキーだと

思います。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:20Comments(0)ジュエラー

2009年09月16日

ルビーの色を見分けるコツ

ルビーは赤色の宝石ですから、

「赤色」であることはとても大切

なことです。

しかし、純色の赤色のルビーは

私自身まだ見たことがありません。

ルビーの赤色を見分けるコツを

ちょっと。。。

色相とは、ルビーの赤色に他の色目

パープル、灰色、褐色が微妙に

混ざっているかどうか、そして

混ざっている場合、ルビーとしての

魅力を増しているのかどうか?

をみます。

次に明度ですが、ルビーそのものは

電池で輝くものではないですから、

光源(太陽の光、蛍光灯の光、電球の

光など)が必要です。

そしてその光源の下で明るく見えるか

どうかということです。強い光を当て

るのであれば、少し濃い赤色がキレイ

でしょうし、蛍光灯の下では薄めの色

がきれいだと思います。

光源に気を使えば見分けやすくなります。

そして、彩度。。。鮮やかであるか

どうか?これは宝石としてとても大切

な要素で、曇りが無くクリアーで

キラキラした感じがあるかどうかです。

なぜか好きになれないルビー。。。は

実はこの彩度が低い時に感じられる

かも知れません。

ルビーをご覧になるときの参考に

してみてください。
  


Posted by 森 孝仁 at 08:11Comments(1)ルビー

2009年09月15日

青森の聖なる山 岩木山

青森県の弘前や五所川原から一望

できる聖なる山「岩木山」。

南東麓には「お岩木さま」と呼ば

れる津軽国一宮の「岩木山神社」

があります。

1220年前には、すでに岩木山山頂

に社殿が建てられたとのこと、

長い伝統を誇ります。

写真は、その岩木山を電車から

見たら。。一筋の光が空から

岩木山に射していました。

さっそくカメラを出して撮影し

たもののイマイチよく撮れま

せんでしたが、岩木山です。
  


Posted by 森 孝仁 at 19:13Comments(2)今日の出来事

2009年09月15日

かもしか1号で青森へ

秋田駅を出て青森の弘前まで

電車の旅です。

「かもしか1号」に乗って約2時間です。

特急なのに、ゆっくり走っています。

次の駅の名前は「八郎潟」、

隣のおばさんは「すんかんせん(新幹線)

だべ。。。ひぇのは(速い?)」とビルマ語

みたいですが、とても親しみがわくのは

何故でしょうか?  


Posted by 森 孝仁 at 10:18Comments(0)今日の出来事

2009年09月14日

素晴らしいルビーといいルビーの違い

ルビーを見分ける理由は素晴らしい

ルビーを見つけるためです。でも、

「素晴らしいルビー」を定義して

おかないと「いい加減」な話に

なってしまいますので、少し

説明をさせていただきます。

私たちモリスが認識している

「素晴らしいルビー」とは

1)キレイを超えて美しい

2)美しい原石であったのが
分かるもの(無処理で美しいルビー)

3)自分たちが「宝物として」
コレクションしておきたい

の3つです。

その上に宝石品質判定の技術を使い

ながら見分けていきますが、それは

ご覧になる方に説明するために、

品質というモノサシを使っている

感覚です。

この1~3は、実は言葉で表現する

には、文章で美を表現するだけの別

の能力、いわゆる文才が必要です。

努力はしているものの、私たちには

そこまでの文才もなさそうです。

ということは、素晴らしいルビーは

実物を見ていただかないと分からない

かも知れません。

そもそもモリスがミャンマーに

現地法人を設立してまで欲しかった

ルビーは高品質で希少性などという

言葉で表せない魅力を持った宝物

だったのです。

昨夜のブログで

「お金で買えればラッキーだと思え

る宝物」とは、そういう意味であり、

現地では、自分で宝探ししないと

「宝物」には出会えないということ

です。

私たちが「素晴らしいルビー」と

表現しているのはそういうルビー

です。  


Posted by 森 孝仁 at 07:37Comments(0)ルビー

2009年09月13日

ルビー(宝石)を見分ける眼を持つということは。。



今日は、ある男性から、面白い質問

を受けました。

「あなたは、宝石商(ルビーが専門)

なのですが、あなたは宝石のどこに

価値を見ているのですか?」

「そもそも、宝石って何?」という

質問でした。

そうお聞きして即答する具体的な

「答え」は考えていませんでしたの

でちょっと慌てながら、

「いや~お金を出して買えるなら

喜んで頂く宝の石です。。よ」

と反射的に答えたものの、

普段セミナーで宝石とは、「美しく

希少で、経年変化の無いものです。」

などと偉そうにいってるのに、今日は

何と間抜けな答えだったのでしょう。

しかし、そのあと「そのお金よりも

価値があるというルビーは、うちの

おばあちゃんのルビーかもしれない

結構値段がしたみたいだよ」

という話になってしまいました。

そもそも、お金(貨幣価値)の価値

は日本ですと日本銀行が発行する紙幣

ですが、50年前と今とは同じ1円でも

買える物がまったく違います。

モノの値段が上がり続けていると

いうことは、貨幣価値は下がり続けて

いるということです。ましてや、

量産できない希少価値を持つルビーは

おっしゃるとおり期待できます。

というわけで、ひょっとしたら、

お家にあるおばあちゃんのルビーは、

無処理で美しい「宝の石」かも知れません。

見分けられる眼を持つということは

ご近所で「宝探し」ができるという

ことかも知れません。

というわけで、お見せいただくのが

今から楽しみです。

  


Posted by 森 孝仁 at 20:31Comments(0)今日の出来事

2009年09月13日

赤い宝石の文化はその昔に日本に伝わっていたかも

奈良県生駒郡斑鳩町にある世界最古

の木造建築物「法隆寺」。

小中高校と奈良県生駒で過ごしたの

で法隆寺はお馴染みのお寺です。

よく中学校の先生から、「柱の形は

古代ギリシャのパルテノン神殿の

柱の形と同じ、中国を通じて日本に

伝わったのだ」と教えていただき

ましたが、遣隋使がその時の先進国

「隋」より多くの文化財を持ち帰っ

てきたのでしょう。

古代ギリシャからエンタシスという

柱の形状が伝わったとすると

古代エジプトの太陽神の象徴である

「赤い宝石」が伝わった可能性も

あります。

少し飛躍しすぎかも知れませんが、

「日の丸」のルーツは太陽神だった

りするかも知れません。

法隆寺を見るたびにヨーロッパと

日本のつながりを思い出します。

写真は、Pen7月号の「世界最古の

木造建築 ゆるぎない風格」から。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:50Comments(0)ルビー

2009年09月12日

長楽館の美味しいハウスワイン

京都、円山公園の隣にある100年の

歴史を持つ「長楽館」。

その長楽館のオーナーの名前がついた

ポルトガルのワインをいただきました

がとても美味しかったのでご紹介いた

します。

「キンタ ルス マイアス ヂァエン 

キュベ スペシャレ マダム モトコ」

というとても長い名前のワインです。

ポルトガルの元々は補助品種だった

ヂァエンというブドウを100%で使った

ワイナリーオーナー、ルケスさんの力作

です。

しっかりとしているのに、重たすぎず

素直に「おいしい」と思える長楽館の

ハウスワインでした。

長楽館のソムリエ佐橋さんのおすすめで

いただきました。

お値段は¥6800です。
  


Posted by 森 孝仁 at 15:56Comments(0)ワイン

2009年09月11日

ルビーの母はテレビ石の親せき???


ミャンマー産のルビーは

白い石灰質の通常大理石と呼ばれる

美しい岩石の中で生まれます。

この母岩とてもカルシウム多い

のが特徴です。そしてその白い

母岩が結晶化するとカルサイト

(方解石)やアパタイト(燐灰石)

になります。両方ともカルシウムの

結晶で、特にアパタイトはルビーの

中でプカプカと浮かぶ結晶の

インクルージョンの代表格です。

ルビーの中ではキッチリとした六角形

ではなく、形の崩れたひょうきんな

形になることが多いのですが、

スタッビィ状結晶インクルージョン

は大体、このアパタイトです。

さてもう一方のカルサイトの結晶は、

俗名「テレビ石」などと呼ばれて

カルサイトを通ってきた光線が

歪むので表面に映る画像がまるで

テレビの画面のように見えます。

子供たちが喜ぶ、とても面白い結晶

です。

というわけで、ルビーの母岩は

テレビ石の親せきです。

  


Posted by 森 孝仁 at 06:33Comments(0)ルビー

2009年09月10日

RubyはRegardのルビー

橋本コレクションからREGARDリングを。

REGARDとは、英語で敬意を表したり、

普段使う「よろしく」の意味ですが、

Rはルビー、Eはエメラルド、Gは

ガーネット、Aはアメシスト、

Rはルビー、Dはダイヤモンドと

その宝石の頭文字で意味を表す

ちょっと粋なヨーロッパの表現方法

です。

200年前に、このREGARDリングを

どの様な気持ちをこめて友人に

プレゼントしたのでしょうか?

  


Posted by 森 孝仁 at 18:43Comments(0)ルビー