2009年04月30日
ミャンマーのおおらかさ
今月も週末からミャンマーへ行きますが、
ミャンマーへ行くといつもその「おおらかさ」を
感じます。
写真は以前にもご紹介したヤンゴンの市場で若い女性
に似合う洋服を選んであげているお坊さんです。
日本ですと、「お坊さんが何をやっているんだ」と
批判の対象になってしまうと思います。
私もひょっとすると「このなまぐさ坊主め」と思って
しまうかも知れません。
でも、ミャンマーのお坊さんがやっているのを見ると
「やさしいな~」と感じてしまいます。
日本人がまじめなのは、素晴らしいことですが、
どちらが人間としてあったかいか?といえば悩むところ
です。
ミャンマーと日本は、たして2で割るとちょうどいいかも。
ミャンマーへ行くといつもその「おおらかさ」を
感じます。
写真は以前にもご紹介したヤンゴンの市場で若い女性
に似合う洋服を選んであげているお坊さんです。
日本ですと、「お坊さんが何をやっているんだ」と
批判の対象になってしまうと思います。
私もひょっとすると「このなまぐさ坊主め」と思って
しまうかも知れません。
でも、ミャンマーのお坊さんがやっているのを見ると
「やさしいな~」と感じてしまいます。
日本人がまじめなのは、素晴らしいことですが、
どちらが人間としてあったかいか?といえば悩むところ
です。
ミャンマーと日本は、たして2で割るとちょうどいいかも。

2009年04月29日
楽しい結婚リング
結婚リングは、シンプルなデザインが多いですね。
「無難」もいいのですが、楽しい結婚リングもいいのでは?
と思います。
何といっても2人の結婚のシンボルなわけですから、
他の人が見ても「へぇ~」といわれるぐらいのリングの方が
良いに決まっています。
洋服と合わせにくくなるから。。。
他人の目が気になるから。。。
なんて気にしないでください。
私は、地味な結婚リングを14年経ってからルビー付き
のモリスブライダルに変えて、もう一度プロポーズ
しましたが、ワイフは大喜びですし、服と合わせにくい
なんて聞いたことがありません。
結婚指輪こそ、節目ごとにグレードアップして行くと
いいのではないでしょうか?
楽しい結婚リングはいいですよ。
私たちはそう思います。
「無難」もいいのですが、楽しい結婚リングもいいのでは?
と思います。
何といっても2人の結婚のシンボルなわけですから、
他の人が見ても「へぇ~」といわれるぐらいのリングの方が
良いに決まっています。
洋服と合わせにくくなるから。。。
他人の目が気になるから。。。
なんて気にしないでください。
私は、地味な結婚リングを14年経ってからルビー付き
のモリスブライダルに変えて、もう一度プロポーズ
しましたが、ワイフは大喜びですし、服と合わせにくい
なんて聞いたことがありません。
結婚指輪こそ、節目ごとにグレードアップして行くと
いいのではないでしょうか?
楽しい結婚リングはいいですよ。
私たちはそう思います。

2009年04月28日
桜が満開 青森の岩木山
青森の五所川原から見える雄大な岩木山。
京都では桜のシーズンは終わってしまいましたが、
青森では今が満開です。
朝ジョギングをしていたら良いスポットを見つけ
ましたので、写真におさめました。
五所川原といえば、私たち京都から来た人間には
どこか分かりにくいのですが、「津軽」といえば
親しみがありますね。
ネプタ祭り(22mの立ネプタが町を練り歩きます)
の巨大な赤鬼、青鬼などの人形はよくテレビで
見ますね。
五所川原は他の地域よりも1日お祭りが長いので
シーズンになると20万人も観光客がやってくる
そうです。8月4日~8日に開催されるそうです。
京都では桜のシーズンは終わってしまいましたが、
青森では今が満開です。
朝ジョギングをしていたら良いスポットを見つけ
ましたので、写真におさめました。
五所川原といえば、私たち京都から来た人間には
どこか分かりにくいのですが、「津軽」といえば
親しみがありますね。
ネプタ祭り(22mの立ネプタが町を練り歩きます)
の巨大な赤鬼、青鬼などの人形はよくテレビで
見ますね。
五所川原は他の地域よりも1日お祭りが長いので
シーズンになると20万人も観光客がやってくる
そうです。8月4日~8日に開催されるそうです。

2009年04月27日
東京高輪口の「シャンパンカフェ」
東京港区「高輪口」交差点の真ん前にある
センスの良いお店「シャンパンカフェ」。
ルーマニア出身の可憐な女将さんはモニカさん。
流暢な日本語だけでなく、作法も含めて驚くばかり。
そのモニカさんが勧めてくれた「ルーマニア」
のワイン「プリンス ミルチャ」はとても素直で、
美味しいワインでした。
モニカさんとの会話も楽しめるのがポイントです。
お勧めのお店です。
写真の真ん中がモニカさんです。
センスの良いお店「シャンパンカフェ」。
ルーマニア出身の可憐な女将さんはモニカさん。
流暢な日本語だけでなく、作法も含めて驚くばかり。
そのモニカさんが勧めてくれた「ルーマニア」
のワイン「プリンス ミルチャ」はとても素直で、
美味しいワインでした。
モニカさんとの会話も楽しめるのがポイントです。
お勧めのお店です。
写真の真ん中がモニカさんです。

2009年04月26日
happiness is the way....
今日はいい事を聞きました。
私が、いつか楽がしたいね。。とワイフに行ったら、
中国ではね、
There is no way to happiness, happiness is the way.
幸せはへの道はありません。幸せが道なのです。
というそうですよ。と教えてくれました。
。。。なるほど。。。
いま忙しいので、幸せは後でいいや。。。というのではなく、
いま忙しい事も楽しんで、幸せを感じましょうと。
そういえば、来日していた中国のゲスト林さんも同じような
事をおっしゃっていました。
良いことを教えてもらいました。
私が、いつか楽がしたいね。。とワイフに行ったら、
中国ではね、
There is no way to happiness, happiness is the way.
幸せはへの道はありません。幸せが道なのです。
というそうですよ。と教えてくれました。
。。。なるほど。。。
いま忙しいので、幸せは後でいいや。。。というのではなく、
いま忙しい事も楽しんで、幸せを感じましょうと。
そういえば、来日していた中国のゲスト林さんも同じような
事をおっしゃっていました。
良いことを教えてもらいました。

2009年04月25日
中国のジュエラー仲間が来日

上海でお世話になっているジュエラーLinさん
ご夫婦が来日されました。
京都観光をされたいとのこと、東京までお迎えに行き
ました。
新幹線に乗って移動中、浜松駅を通過した時のことです。
中国の方は大体、漢字を理解されるのですが、
「~駅」を見て「あれは何だ?」との質問に、思わず
「あれは漢字です」という返事をしてしまい、お互いに
受けました。
日本で「駅」は中国では「站」(zhanザン)というそう
です。そういえば上海駅とは言いません。
上海站とかきます。
「駅」といっても今は「馬」に乗らないし。。
と教えてくれました。
考えてみれば漢字は1個で意味を持つ訳で、その意味を
深く感じれば面白いかも知れません。
2009年04月24日
ミャンマー産ダイヤモンドを見て
ルビー、サファイア、ヒスイの産地として世界的に
有名なミャンマーですが、実は30種類の宝石を産出
する宝石の国です。
ダイヤモンドは流通するほど採掘されませんが、
Mong-Hsu鉱山の近くで産出されます。
写真は、シャン州で採掘されたダイヤモンドの原石
です。
意外と結晶の形がきれいです。私の見た感覚では、
カナダのDiavik鉱山に行ったとき見せていただいた
カナダ産ダイヤモンドとあまり変わらないように
思います。
ただ、ルビーと違ってダイヤモンドはカット研磨
した後で、インクルージョンが入っているかどうか
で大きく評価が上下しますので、カット研磨が終わる
まで品質に関しては何とも言えません。
これは数が多い宝石の宿命です。
(無傷なダイヤ):(傷のあるダイヤ)の割合で希少性を
確保しているのがダイヤモンドですから。
ダイヤモンドであるというだけでは、価値判断が
難しい宝石です。
対して、ルビーは無処理で色が良くて、透明度が高く、
肉眼で見て美しければ、原石のまま流通していきます。
インクうージョンは入っていても、よっぽどでなければ
ほとんど無視されます。逆にない方が、色々な疑いが
もたれてしまうダイヤモンドとは逆のキャラクターです。
しかも、その原石をカット研磨したら「割れてしまった」
などの事故も多く、リスクが高いのです。これは数が
少ない宝石の宿命です。
注)ルビーが少ないのではありません。処理をしないでも
美しいルビーの原石が極めて少ないのであり、処理をする
ルビー、そのままでは、美しくないルビーの原石は
大きくないダイヤモンドと同じ様にかなり多く採掘されます。
ダイヤモンドは、美しくて大きなダイヤだから希少性が
高いのです。ルビーは美しくて無処理だから希少性が高い
のです。
ルビーは一般的には処理されているのと、ダイヤモンドは
一般的に処理されていないのがこれでお分かりいただける
と思います。
どちらにしろ、宝石は「希少であること」が価値判断に大きく
影響しているということです。
皆さん、目の前の宝石が、どのくらい希少かはジュエラーに
聞いてみると新しい発見があるかも知れません。
有名なミャンマーですが、実は30種類の宝石を産出
する宝石の国です。
ダイヤモンドは流通するほど採掘されませんが、
Mong-Hsu鉱山の近くで産出されます。
写真は、シャン州で採掘されたダイヤモンドの原石
です。
意外と結晶の形がきれいです。私の見た感覚では、
カナダのDiavik鉱山に行ったとき見せていただいた
カナダ産ダイヤモンドとあまり変わらないように
思います。
ただ、ルビーと違ってダイヤモンドはカット研磨
した後で、インクルージョンが入っているかどうか
で大きく評価が上下しますので、カット研磨が終わる
まで品質に関しては何とも言えません。
これは数が多い宝石の宿命です。
(無傷なダイヤ):(傷のあるダイヤ)の割合で希少性を
確保しているのがダイヤモンドですから。
ダイヤモンドであるというだけでは、価値判断が
難しい宝石です。
対して、ルビーは無処理で色が良くて、透明度が高く、
肉眼で見て美しければ、原石のまま流通していきます。
インクうージョンは入っていても、よっぽどでなければ
ほとんど無視されます。逆にない方が、色々な疑いが
もたれてしまうダイヤモンドとは逆のキャラクターです。
しかも、その原石をカット研磨したら「割れてしまった」
などの事故も多く、リスクが高いのです。これは数が
少ない宝石の宿命です。
注)ルビーが少ないのではありません。処理をしないでも
美しいルビーの原石が極めて少ないのであり、処理をする
ルビー、そのままでは、美しくないルビーの原石は
大きくないダイヤモンドと同じ様にかなり多く採掘されます。
ダイヤモンドは、美しくて大きなダイヤだから希少性が
高いのです。ルビーは美しくて無処理だから希少性が高い
のです。
ルビーは一般的には処理されているのと、ダイヤモンドは
一般的に処理されていないのがこれでお分かりいただける
と思います。
どちらにしろ、宝石は「希少であること」が価値判断に大きく
影響しているということです。
皆さん、目の前の宝石が、どのくらい希少かはジュエラーに
聞いてみると新しい発見があるかも知れません。

2009年04月23日
アヒルの足のように

モリスルビーは、ミャンマー産の無処理で美しいルビー
です。とても希少で、特に1ctを超えるものはそうで、
出会えた時はいつも嬉しいものです。
しかし、パッと見て処理して美しさを改良したルビーと
無処理で美しいルビーと違いは分かりにくいのも事実です。
「見て分からないなら、どちらでも良いんじゃないの?」
という方もいらっしゃると思います。
でも、モリスは、見て分からないから。。こそ大切なこと
があるのではないか、と思います。
宝石は、美しく、希少で、経年変化しないものと
いう定義がありますが、これに異論のある方はいらっしゃ
らないと思いますし、見えないところが大切にすることは、
宝石が「宝石」であるためにとても重要なことです。
ある先生がおっしゃっていらっしゃいました。
「アヒルさんはスイスイ泳いでいる様にみえるだろ、
でも、水面下の見えないところで、足をバタバタさせ
必死に漕いでいるのだよ」と。
モリスルビーも見た目は「普通のルビー」です。
しかし、モリスルビーが皆さまの目の前にやってくる
には、水面下のアヒルの足のごとく一生懸命に走り
まわっているモリスのスタッフがいます。
いままで見えなかったところが見えてくる時代だと
いわれています。彼らの頑張りにスポットライトが
当たる日は近いことを楽しみにしています。
2009年04月22日
一番贅沢なサイズは 1mmのルビー?
現地法人モリスミャンマーでは、日々ルビーを見ています。
おなじみ京都三条本店のミヨテさんは、いまモリスミャンマー
で仕事中です。
鉱山を担当するイエッチョーさんより「ナヤン鉱山」からの
質の良いルビーの原石が集まったとの連絡が入ったので急行
しました。
2か月かかってやっと集めた原石ですが、1ctを超えるものは
たぶん無いと思います。平均は3mmを下回る0.03ctぐらいで
しょうか?
小さくても、モリスミャンマーのスタッフは「宝の石」とし
て大切に取り扱います。3ctのルビーと区別はしません。
原石の時の記念に、「記念撮影」をし、カットをどうするか
担当者が悩み、一つ一つカット研磨したら、それを隣接する
ルビー研究所でインクルージョン「内包物」の記念撮影を
します。(インクルージョンはルビーの指紋みたいなもの)
たとえ直径1mmのルビーでも扱いは「立派な宝石」です。
ひとつづつ名前を「ID番号」(昔はほんとうに名前を付けて
いたのですが。。)をいただいて、偉そうに、ひとつづ包装
されて日本に出発です。
かかる人の手間の割合は、1mmぐらいのルビーが一番大きい
かも知れません。
スタッフの手間に対する体積の割合では、小さなルビーが
一番贅沢なのです。
写真は、ナヤンから産出され、ヤンゴンに到着したばかりの
原石です。
おなじみ京都三条本店のミヨテさんは、いまモリスミャンマー
で仕事中です。
鉱山を担当するイエッチョーさんより「ナヤン鉱山」からの
質の良いルビーの原石が集まったとの連絡が入ったので急行
しました。
2か月かかってやっと集めた原石ですが、1ctを超えるものは
たぶん無いと思います。平均は3mmを下回る0.03ctぐらいで
しょうか?
小さくても、モリスミャンマーのスタッフは「宝の石」とし
て大切に取り扱います。3ctのルビーと区別はしません。
原石の時の記念に、「記念撮影」をし、カットをどうするか
担当者が悩み、一つ一つカット研磨したら、それを隣接する
ルビー研究所でインクルージョン「内包物」の記念撮影を
します。(インクルージョンはルビーの指紋みたいなもの)
たとえ直径1mmのルビーでも扱いは「立派な宝石」です。
ひとつづつ名前を「ID番号」(昔はほんとうに名前を付けて
いたのですが。。)をいただいて、偉そうに、ひとつづ包装
されて日本に出発です。
かかる人の手間の割合は、1mmぐらいのルビーが一番大きい
かも知れません。
スタッフの手間に対する体積の割合では、小さなルビーが
一番贅沢なのです。
写真は、ナヤンから産出され、ヤンゴンに到着したばかりの
原石です。

2009年04月21日
飾るのは人間だから?
人間と動物とどう違うのか?
道具を使うか使わないか?武器を使うか使わないか?が
その違いだと学校の先生から聞いた記憶があったのですが、
「日本装身具史」(美術出版社)によるとそうではないよう
です。
(本文の引用)
「飾る文化」の誕生
人間と動物の違いは何か?人間は直立二足歩行を行う、
道具を使う、言葉を操るなどが頭に浮かぶだろう。
直立二足歩行や道具の使用に関してはすでに一部の類人猿
に確認されていた。また、道具をつかうことでは、チンパンジー
の小枝などを使った蟻つりなどは有名であるが、この行為は
類人猿のみならずカラスの仲間にも見られる行為であることが
報告されている。さらに近年、石を使って食料を掘り出したり
石をハンマーのように使い、種や木の根、枝を砕き昆虫を食べて
いたサルの例が、英国ケンブリッジ大学の研究チームによって
確認されている。また、米国ジョージア大学などのチームによる
観察でも、大きな岩の上にヤシの実を置き、石を打ち付けて
割って食べる猿のグループが見つかった。
この猿の存在は、石器を獲得したわれわれの祖先の姿を彷彿
とさせる。一方、言葉も人間のみが操るものではない。様々な
動物たちが、自分たちの独自の言葉でコミュニケーションを取って
いる。驚くべきはクジラである。彼らは、数千キロ離れた仲間とも
交信できるという。
では、人間が人間として動物から画される行為とは何なのだろう。
それは、自らを別のモノで飾る。この「飾る文化」こそ、人間と動物
を画するメルクマール(指標)になるのではなかろうか。
動物が、自らの身体を別のものを使い自主的に飾る行為は現在まで
に確認されていない。こうした考えに立てば「装身具」は人間を飾る
重要なアイテムであり、人間が人間たる象徴ともいえるのである。
(引用終わり)
なるほど。。ジュエリーは人間であることの一つの指標だったのですね。
服を着た犬が公園を散歩しているのを見たことがありますが、いつになって
も犬が「服を着せてくれ」と頼みそうにありません。
写真は「日本の埴輪」ですが、はにわもジュエリーだらけですね。

道具を使うか使わないか?武器を使うか使わないか?が
その違いだと学校の先生から聞いた記憶があったのですが、
「日本装身具史」(美術出版社)によるとそうではないよう
です。
(本文の引用)
「飾る文化」の誕生
人間と動物の違いは何か?人間は直立二足歩行を行う、
道具を使う、言葉を操るなどが頭に浮かぶだろう。
直立二足歩行や道具の使用に関してはすでに一部の類人猿
に確認されていた。また、道具をつかうことでは、チンパンジー
の小枝などを使った蟻つりなどは有名であるが、この行為は
類人猿のみならずカラスの仲間にも見られる行為であることが
報告されている。さらに近年、石を使って食料を掘り出したり
石をハンマーのように使い、種や木の根、枝を砕き昆虫を食べて
いたサルの例が、英国ケンブリッジ大学の研究チームによって
確認されている。また、米国ジョージア大学などのチームによる
観察でも、大きな岩の上にヤシの実を置き、石を打ち付けて
割って食べる猿のグループが見つかった。
この猿の存在は、石器を獲得したわれわれの祖先の姿を彷彿
とさせる。一方、言葉も人間のみが操るものではない。様々な
動物たちが、自分たちの独自の言葉でコミュニケーションを取って
いる。驚くべきはクジラである。彼らは、数千キロ離れた仲間とも
交信できるという。
では、人間が人間として動物から画される行為とは何なのだろう。
それは、自らを別のモノで飾る。この「飾る文化」こそ、人間と動物
を画するメルクマール(指標)になるのではなかろうか。
動物が、自らの身体を別のものを使い自主的に飾る行為は現在まで
に確認されていない。こうした考えに立てば「装身具」は人間を飾る
重要なアイテムであり、人間が人間たる象徴ともいえるのである。
(引用終わり)
なるほど。。ジュエリーは人間であることの一つの指標だったのですね。
服を着た犬が公園を散歩しているのを見たことがありますが、いつになって
も犬が「服を着せてくれ」と頼みそうにありません。
写真は「日本の埴輪」ですが、はにわもジュエリーだらけですね。

2009年04月20日
日本に初めて伝わってジュエリー
最近は、ジュエリーといえば欧米のブランドネームばかり
そんなに欧米のジュエリーは良いのでしょうか?
歴史的なジュエリーを拝見するとヨーロッパの権力のある
人物によって進化させられたのは間違いないようですので、
「上から下を見るような優越感」は欧米のブランドが得意
とすることろかも知れません。
ヨーロッパから伝わった日本の今のジュエリー文化ですが、
いつ頃、日本に伝わったのでしょうか?
「日本の宝飾史」の書籍によると1563年に大名であった
大村純忠がポルトガル船の総司令官に「宝石のついた金の
指輪」をもらっている。西洋の指輪についての記録として
はこれが最初である。(引用ここまで)
だそうです。
戦国時代に殿様が指輪をつけていた。
ヨーロッパでも、宝石を着けていたのが男性が多かったこと
をうかがい知ることができ興味ぶかいことです。

そんなに欧米のジュエリーは良いのでしょうか?
歴史的なジュエリーを拝見するとヨーロッパの権力のある
人物によって進化させられたのは間違いないようですので、
「上から下を見るような優越感」は欧米のブランドが得意
とすることろかも知れません。
ヨーロッパから伝わった日本の今のジュエリー文化ですが、
いつ頃、日本に伝わったのでしょうか?
「日本の宝飾史」の書籍によると1563年に大名であった
大村純忠がポルトガル船の総司令官に「宝石のついた金の
指輪」をもらっている。西洋の指輪についての記録として
はこれが最初である。(引用ここまで)
だそうです。
戦国時代に殿様が指輪をつけていた。
ヨーロッパでも、宝石を着けていたのが男性が多かったこと
をうかがい知ることができ興味ぶかいことです。

2009年04月19日
歴史的なリングからデザインを学ぶ
写真は、橋本コレクションのHistric Ringに載っている
16世紀のルビーリングです。
インクルージョンや蛍光性があることからミャンマー産
であると思いました。
ミャンマー産では、標準の小粒なルビーが7つ使われて
いますが、小さなルビーでも7つ並べるととても美しく
立派に見えます。
良く見てみると、ルビーごとの色目がかなり違いますが、
上手く並べることで違和感を感じません。
ルビーの特性をよく考えて作られた素晴らしいデザイン
だと思います。この時代のリングですから裏からみると
金でふさいだ状態でルビーが見えませんが、ルビーの底
から金色が上手く映り込んで、性格の違う色目に統一感
を持たせています。これが、シルバーであったら色が
バラバラの印象が出ていたと思います。
今だと加熱処理をして作り出したルビーがあります
ので色合わせは簡単になっていますが、逆に1つひとつの
宝石に苦心した跡が見られないのがさみしいところです。
モリスは、難しくてもこれからもズッと無処理で美しい
ルビーだけを使っていきたいと強く再認識させてくれます。
古くから残っているジュエリーを見るといつもたくさんの
ことを学ばせていただきます。
16世紀のルビーリングです。
インクルージョンや蛍光性があることからミャンマー産
であると思いました。
ミャンマー産では、標準の小粒なルビーが7つ使われて
いますが、小さなルビーでも7つ並べるととても美しく
立派に見えます。
良く見てみると、ルビーごとの色目がかなり違いますが、
上手く並べることで違和感を感じません。
ルビーの特性をよく考えて作られた素晴らしいデザイン
だと思います。この時代のリングですから裏からみると
金でふさいだ状態でルビーが見えませんが、ルビーの底
から金色が上手く映り込んで、性格の違う色目に統一感
を持たせています。これが、シルバーであったら色が
バラバラの印象が出ていたと思います。
今だと加熱処理をして作り出したルビーがあります
ので色合わせは簡単になっていますが、逆に1つひとつの
宝石に苦心した跡が見られないのがさみしいところです。
モリスは、難しくてもこれからもズッと無処理で美しい
ルビーだけを使っていきたいと強く再認識させてくれます。
古くから残っているジュエリーを見るといつもたくさんの
ことを学ばせていただきます。

2009年04月18日
F-1 マシンは美しい

今日は、上海の有名なテレビ塔(パールタワー)の隣にある
ジンマオ(グランドハヤットホテル)へ打ち合わせで立ち寄ったのですが、
メルセデスベンツの販売促進イベントが行われていました。
昨年の世界チャンピオンのF-1マシンが展示されていたのですが、
さすが最高峰のレーシングマシン。
車体のデザインがとてもキレイでした。
私は、この後ろから見た車体が好きです。
2009年04月18日
ゆず。。広東省からやってきた特大
上海で、広東省から来た友人と会ったときに
いただいた「ゆず」です。
何でも自宅の庭でなっていたそうです。
はじめは、はっさくかな?と思っていたのですが、
説明を聞くとどうも違う。
そこで、漢字で書いていただきました。
「柚」だそうです。 「柚」と書けば通じます。
こんな大きいゆずを見たのは初めてだったのですが、
お味はまろやかで、甘くて美味しいのです。
香りもゆずでした。

いただいた「ゆず」です。
何でも自宅の庭でなっていたそうです。
はじめは、はっさくかな?と思っていたのですが、
説明を聞くとどうも違う。
そこで、漢字で書いていただきました。
「柚」だそうです。 「柚」と書けば通じます。
こんな大きいゆずを見たのは初めてだったのですが、
お味はまろやかで、甘くて美味しいのです。
香りもゆずでした。

2009年04月17日
上海の究極のハイブリッド自転車

以前から上海では、自転車なのかバイクなのか
分からない乗り物が走っていましたが、最近は
この電動自転車のデザインもカッコよくなって
きたようです。
日本の電動補助自転車とは全く違う、バイクの
様に走るこのエコバイク意外とすごいかも。
日本でも、「ハイブリッドカー」が流行っています
が、この「自分でこいで発電」+「しんどくなっ
たら電気にこいでもらう」のは、「人力+電力」
究極のハイブリッドかも知れません。
2009年04月16日
中国東方航空のどこかで見たような昼食
明日は、モリス上海のお店が入っている南京西路にある「梅龍鎮広場」
(上海の伊勢丹が入っているショッピングモール)が改装も終わって
リニューアルオープンです。
というわけで、今朝、関西空港を出発してきました。
写真は、中国東方航空でのフライトで出てきたランチ。
どこかで見たような素朴な感じで、私は懐かしく感じました。
私たちが小学校の時、30年前。。。には良く見かけたプラスチックの
食器類がレトロな感じです。
お味は? やはり「かつて」の味でした。 お世辞にも美味しいとは
言えません。
日系の航空会社のランチが、ご馳走に見えてしまいます。そう考えると
日本は贅沢になってしまったのですね。
そして、もしこれを日本の航空会社がやったら「大ブーイング」間違いなし
です。
美味しそうにムシャムシャと食べている中国からいらした観光客の方を
見ていると、豊かになって感じなくなったこともあるのかな、と思います。

(上海の伊勢丹が入っているショッピングモール)が改装も終わって
リニューアルオープンです。
というわけで、今朝、関西空港を出発してきました。
写真は、中国東方航空でのフライトで出てきたランチ。
どこかで見たような素朴な感じで、私は懐かしく感じました。
私たちが小学校の時、30年前。。。には良く見かけたプラスチックの
食器類がレトロな感じです。
お味は? やはり「かつて」の味でした。 お世辞にも美味しいとは
言えません。
日系の航空会社のランチが、ご馳走に見えてしまいます。そう考えると
日本は贅沢になってしまったのですね。
そして、もしこれを日本の航空会社がやったら「大ブーイング」間違いなし
です。
美味しそうにムシャムシャと食べている中国からいらした観光客の方を
見ていると、豊かになって感じなくなったこともあるのかな、と思います。

2009年04月15日
宝石は原石が美しいもの
ミャンマー産の無処理で美しいルビーの原石は
カット研磨しなくても美しいものです。
写真は、美しい結晶です。
ルビーとしては少し、赤色が薄く、色ムラがあり
ますが、天然の結晶の魅力が十分にあります。
ピンクサファイアになります。
私見ですが、宝石は原石が美しいものであるべき
だと思います。
カット研磨しなくても美しいものです。
写真は、美しい結晶です。
ルビーとしては少し、赤色が薄く、色ムラがあり
ますが、天然の結晶の魅力が十分にあります。
ピンクサファイアになります。
私見ですが、宝石は原石が美しいものであるべき
だと思います。

2009年04月14日
そのまま飾って美しい宝石
ミャンマー産のルビーは、白い石灰岩の中で結晶
します。ミャンマー産ルビーの特徴の一つです。
白くてきれいなホストロック(母岩)と
赤いルビーのコントラストが美しく、カット研磨
するのが惜しいと思うことがあります。
一見すると氷砂糖のようでキレイな環境でで育つルビー、
見ていると、何かしら特別な印象を持ちます。
「学者が感情でモノを言っちゃいけないけど。ミャンマー産は
育ちが良いんだよ。何も説明しなくても宝石に見えるだろ。
ホストロック自体が美しい宝石は、特別なんだよ」
ヤンゴンの私たちのルビー研究室を立ち上げていただいた
今は亡きミンカイ教授がおっしゃられていたのを思い出します。
写真は、母岩から発見されたばかりのルビーの原石です。
一般的には大理石とよばれるカルシウム分の多い、石灰岩の中
から出てきた様子です。
します。ミャンマー産ルビーの特徴の一つです。
白くてきれいなホストロック(母岩)と
赤いルビーのコントラストが美しく、カット研磨
するのが惜しいと思うことがあります。
一見すると氷砂糖のようでキレイな環境でで育つルビー、
見ていると、何かしら特別な印象を持ちます。
「学者が感情でモノを言っちゃいけないけど。ミャンマー産は
育ちが良いんだよ。何も説明しなくても宝石に見えるだろ。
ホストロック自体が美しい宝石は、特別なんだよ」
ヤンゴンの私たちのルビー研究室を立ち上げていただいた
今は亡きミンカイ教授がおっしゃられていたのを思い出します。
写真は、母岩から発見されたばかりのルビーの原石です。
一般的には大理石とよばれるカルシウム分の多い、石灰岩の中
から出てきた様子です。

2009年04月13日
ミャンマー産のブルーサファイア
昨日に続いて、ミャンマーから産出される宝石の種類
のご紹介です。ミャンマーでは、ルビーと同じコランダムの兄弟分
「ブルーサファイア」も産出されます。
ミャンマー産のブルーサファイアの特徴は、少し紫味を
帯びたしっかりとした「青色」です。
もう産出さえていないカシミール産のサファイアを除けば
現存する産地で一番高額で取引されているサファイアだと
思います。
さて、ルビーと違ってブルーサファイアの原石は、大きい
モノが多いのですが、問題は色ムラです。
青い部分が限られており、透明無色のサファイアの原石に
青い色帯が入っており、その青い部分を残す様にカット
研磨してブルーサファイアにします。
注意が必要なのは、なるべく大きなルースにしようと、
キューレット(お尻のとがった部分)に青い色を合わせて
カットされたものです。キューレット以外は無色のサファイア
なのに、表から見たら巨大な青いブルサファイアに見えて
しまうので注意が必要です。
実際は、1ctのブルーサファイアなのに、上述の方法で
8ctになっているものを見たことがあります。ご注意下さい。
私の個人的な好みですが、写真のような優しい青色が好きです。

のご紹介です。ミャンマーでは、ルビーと同じコランダムの兄弟分
「ブルーサファイア」も産出されます。
ミャンマー産のブルーサファイアの特徴は、少し紫味を
帯びたしっかりとした「青色」です。
もう産出さえていないカシミール産のサファイアを除けば
現存する産地で一番高額で取引されているサファイアだと
思います。
さて、ルビーと違ってブルーサファイアの原石は、大きい
モノが多いのですが、問題は色ムラです。
青い部分が限られており、透明無色のサファイアの原石に
青い色帯が入っており、その青い部分を残す様にカット
研磨してブルーサファイアにします。
注意が必要なのは、なるべく大きなルースにしようと、
キューレット(お尻のとがった部分)に青い色を合わせて
カットされたものです。キューレット以外は無色のサファイア
なのに、表から見たら巨大な青いブルサファイアに見えて
しまうので注意が必要です。
実際は、1ctのブルーサファイアなのに、上述の方法で
8ctになっているものを見たことがあります。ご注意下さい。
私の個人的な好みですが、写真のような優しい青色が好きです。
