2009年04月23日
アヒルの足のように

モリスルビーは、ミャンマー産の無処理で美しいルビー
です。とても希少で、特に1ctを超えるものはそうで、
出会えた時はいつも嬉しいものです。
しかし、パッと見て処理して美しさを改良したルビーと
無処理で美しいルビーと違いは分かりにくいのも事実です。
「見て分からないなら、どちらでも良いんじゃないの?」
という方もいらっしゃると思います。
でも、モリスは、見て分からないから。。こそ大切なこと
があるのではないか、と思います。
宝石は、美しく、希少で、経年変化しないものと
いう定義がありますが、これに異論のある方はいらっしゃ
らないと思いますし、見えないところが大切にすることは、
宝石が「宝石」であるためにとても重要なことです。
ある先生がおっしゃっていらっしゃいました。
「アヒルさんはスイスイ泳いでいる様にみえるだろ、
でも、水面下の見えないところで、足をバタバタさせ
必死に漕いでいるのだよ」と。
モリスルビーも見た目は「普通のルビー」です。
しかし、モリスルビーが皆さまの目の前にやってくる
には、水面下のアヒルの足のごとく一生懸命に走り
まわっているモリスのスタッフがいます。
いままで見えなかったところが見えてくる時代だと
いわれています。彼らの頑張りにスポットライトが
当たる日は近いことを楽しみにしています。