2009年01月31日
ヤンゴンは熱帯雨林
毎月のようにヤンゴンには来ているのですが、
今朝起きて、ホテルの外をみて
「ここはどこのジャングル?」
と一瞬、頭の中を整理しました。
これはヤンゴンの街のなかです。
日本では沖縄でもこんな感じではありませんね。

寒い日本からこの季節にミャンマーにやってくると
特に、ミャンマーは熱帯雨林なのだと気がつきます。
今日の夕方には、京都へ移動です。
今朝起きて、ホテルの外をみて
「ここはどこのジャングル?」
と一瞬、頭の中を整理しました。
これはヤンゴンの街のなかです。
日本では沖縄でもこんな感じではありませんね。

寒い日本からこの季節にミャンマーにやってくると
特に、ミャンマーは熱帯雨林なのだと気がつきます。
今日の夕方には、京都へ移動です。
2009年01月30日
ベトナムのダナン沖の上空
きれいな海です。
機内の航行ルート画面だともうすぐベトナムの
ダナン上空を通貨するところです。
ダナンといえばベトナム戦争で西側と東側が激しく
戦った場所でベトナムのちょうど真ん中あたりです。
ダナンは12年ほど前に、別の仕事で滞在したことが
あり懐かしい気がします。
今晩にはヤンゴン、到着したら早速ミーティングの
予定で、機内でバタバタしていたのですが、そとを
みて「ハッと」しました。
きれいな景色です。そとを眺めてしばし休憩。。。
機内の航行ルート画面だともうすぐベトナムの
ダナン上空を通貨するところです。
ダナンといえばベトナム戦争で西側と東側が激しく
戦った場所でベトナムのちょうど真ん中あたりです。
ダナンは12年ほど前に、別の仕事で滞在したことが
あり懐かしい気がします。
今晩にはヤンゴン、到着したら早速ミーティングの
予定で、機内でバタバタしていたのですが、そとを
みて「ハッと」しました。
きれいな景色です。そとを眺めてしばし休憩。。。

2009年01月29日
モリスルビーではないけど。。。
コレクターの方に紫色がつよい、しかし魅力のあるルビー
をお見せいただきました。
ミャンマーの業者さんからお買い求めになられたとのこと
です。
私は、蛍光しないのは紫色がつよいからかな?と
ナヤン鉱山からやってきた紫色の強いルビー
(鑑別機関はサファイアと呼ぶもの)だと思いました。
。。。が鑑別機関さんの分析によると「東アフリカ産」
だとのことです。
それでは、新しいウィンザー鉱山産のモノ?
グべリン研究所のダニエル博士とお会いしたときに、
「ウィンザー鉱山産は、ブルーサファイアとルビーが同居
しているものもある」とお聞きしたのですが、それなの
でしょうか?
どちらにしろ、「ミャンマー産」としてお求めになられた
とお聞きしておりましたので、複雑です。
何が残念なのかというと、もし私がコレクターさんだったと
したら、「ミャンマー産だと思ったのに。。。鑑別機関は
東アフリカ産だと推定され、どちらか分からなくなった」
と残念に思われることでしょう。
鑑別機関さんは第三者の研究機関ですから「ご意見」として
お聞きになられ、お求めになられた業者さんにご相談する
しかないと思いますが、何かスッキリとしません。
モリスルビーは、私たちモリスが責任をもつルビーですので
第三者にはコメントしていただく必要はありませんが、
先日のブログでも書いたように、アンティークジュエリーに
なって残っているルビー、還流商品として存在するルビーは、
「限りある宝物」であり、将来的に私たちも興味があります。
モリスも将来、国内で見かけるルビーをお預かりできるように
がんばって研究していきたいと思います。
写真は、モリスミャンマーの社員がモゴック鉱山で調査して
いるときの模様です。
をお見せいただきました。
ミャンマーの業者さんからお買い求めになられたとのこと
です。
私は、蛍光しないのは紫色がつよいからかな?と
ナヤン鉱山からやってきた紫色の強いルビー
(鑑別機関はサファイアと呼ぶもの)だと思いました。
。。。が鑑別機関さんの分析によると「東アフリカ産」
だとのことです。
それでは、新しいウィンザー鉱山産のモノ?
グべリン研究所のダニエル博士とお会いしたときに、
「ウィンザー鉱山産は、ブルーサファイアとルビーが同居
しているものもある」とお聞きしたのですが、それなの
でしょうか?
どちらにしろ、「ミャンマー産」としてお求めになられた
とお聞きしておりましたので、複雑です。
何が残念なのかというと、もし私がコレクターさんだったと
したら、「ミャンマー産だと思ったのに。。。鑑別機関は
東アフリカ産だと推定され、どちらか分からなくなった」
と残念に思われることでしょう。
鑑別機関さんは第三者の研究機関ですから「ご意見」として
お聞きになられ、お求めになられた業者さんにご相談する
しかないと思いますが、何かスッキリとしません。
モリスルビーは、私たちモリスが責任をもつルビーですので
第三者にはコメントしていただく必要はありませんが、
先日のブログでも書いたように、アンティークジュエリーに
なって残っているルビー、還流商品として存在するルビーは、
「限りある宝物」であり、将来的に私たちも興味があります。
モリスも将来、国内で見かけるルビーをお預かりできるように
がんばって研究していきたいと思います。
写真は、モリスミャンマーの社員がモゴック鉱山で調査して
いるときの模様です。

2009年01月28日
おいしいフレンチ
今日は、日頃より度々利用させていただく京都
丸山公園の隣に長楽館というフレンチレストラン。
100年前にアメリカの建築家によって建てられた
この長楽館は、フレンチレストランだけでなく
全室スイートルームのホテルも。
ワインがとても美味しいお店です。
ソムリエの佐橋さんがいるからです。
そして、若いチーフシェフ高山さんのフレンチも
絶品です。
京都にお越しの際は、是非行って見て下さい。
おすすめです。
丸山公園の隣に長楽館というフレンチレストラン。
100年前にアメリカの建築家によって建てられた
この長楽館は、フレンチレストランだけでなく
全室スイートルームのホテルも。
ワインがとても美味しいお店です。
ソムリエの佐橋さんがいるからです。
そして、若いチーフシェフ高山さんのフレンチも
絶品です。
京都にお越しの際は、是非行って見て下さい。
おすすめです。

2009年01月26日
2羽なかよく
何の鳥かは分かりませんでしたが、騒々しく
鳴いています。
そしたら、もう一羽の同じような鳥が隣にとまり
しばらく並んで鳴いていました。
おそらくツガイだと思いますが、仲良くしている
様を見ていると嬉しくなってきます。
カップルとはそういうものですね。
写真はあまり関係ないのですが、三条大橋の上を
飛ぶトビです。
勇壮で私は好きです。
鳴いています。
そしたら、もう一羽の同じような鳥が隣にとまり
しばらく並んで鳴いていました。
おそらくツガイだと思いますが、仲良くしている
様を見ていると嬉しくなってきます。
カップルとはそういうものですね。
写真はあまり関係ないのですが、三条大橋の上を
飛ぶトビです。
勇壮で私は好きです。

2009年01月26日
フーケーの花のリング
橋本コレクションを手に取って拝見する
「指輪を手に取る会」から、フーケーの花のリング
が素晴らしかったのでご紹介します。
まずは、宝官さんのコメントから。。。
(コメントここから)
ダイヤモンド/天然パール/エナメル/金 1900年ごろ
アールヌーボー作家のジョルジュ フーケ(1862年~
1957年)による花の指輪。4弁の花に囲まれて中央に
パールがセットされ、金の枠でできた花弁は無色の
エナメルに銀とブルーの細かい箔を混ぜたプリカジュール
(plique a jour)エナメルが施されている。花びらの間に
見える後ろの花の先端はダイヤモンドを使って表現される。
(コメントここまで)
これを拝見した最初の感覚は、芸術だぁ。と思いました。
陶器の作家さんのように経験が深くないとエナメルに箔を
振りかけて、どのような色が出るか?は分からないわけで、
何度も何度も箔を振りかけては自分の感性に合うエナメル
を作り続けたのだろうと感じました。
ジョルジュ フーケーといえばフランスで1854年に活躍した
ジュエラーとしてのフーケー家二代目であり、父親から受け
継いだ芸術的なジュエリーを世に多く送り出したそうです。
パールが天然で歪んでいるのですが、それがまた、この
フーケーのジュエリーに高いレベルでバランスしているように
思いました。
「指輪を手に取る会」から、フーケーの花のリング
が素晴らしかったのでご紹介します。
まずは、宝官さんのコメントから。。。
(コメントここから)
ダイヤモンド/天然パール/エナメル/金 1900年ごろ
アールヌーボー作家のジョルジュ フーケ(1862年~
1957年)による花の指輪。4弁の花に囲まれて中央に
パールがセットされ、金の枠でできた花弁は無色の
エナメルに銀とブルーの細かい箔を混ぜたプリカジュール
(plique a jour)エナメルが施されている。花びらの間に
見える後ろの花の先端はダイヤモンドを使って表現される。
(コメントここまで)
これを拝見した最初の感覚は、芸術だぁ。と思いました。
陶器の作家さんのように経験が深くないとエナメルに箔を
振りかけて、どのような色が出るか?は分からないわけで、
何度も何度も箔を振りかけては自分の感性に合うエナメル
を作り続けたのだろうと感じました。
ジョルジュ フーケーといえばフランスで1854年に活躍した
ジュエラーとしてのフーケー家二代目であり、父親から受け
継いだ芸術的なジュエリーを世に多く送り出したそうです。
パールが天然で歪んでいるのですが、それがまた、この
フーケーのジュエリーに高いレベルでバランスしているように
思いました。

2009年01月25日
紀元前1300年のファイアンスのスカラベリング
「ジュエリーの技法をHistic ringsから読む」と題して
全国宝石学協会顧問の宮田先生が橋本コレクションから
15点選ばれました。
その中で一番古かったのが、この古代エジプトの
ファイアンス(セラミック製)のスカラベリングです。
世話人でいらっしゃる宝官さんのコメントです→
(コメント引用ここから)
「紀元前1307年~1070年(第19王朝~第20王朝)、サイズ
は30番、スカラベの形をしたベゼルをフープの両端にある
ロータス(睡蓮)の花がはさんだ形になっている。
エジプトのファイアンスは古くは紀元前3000年以前から
作られていて、トンボ玉、スカラベ、指輪、ネックレス等
が作られた。ファイアンス製の指輪は1色であるのが普通だが
この指輪のようにスカラベは茶色、ロータスは緑色というのは
珍しいもの。 来歴 Blanchard Collection 」
(コメント引用ここまで)
このリングをまず手にとって拝見した瞬間に感じたのは、
「軽い」ということ、そして「ファイアンス?とは何?」
でした。
勉強不足だったので、この会のもう一人の世話人である
末永さんに「セラミック」であることをお教えいただき納得。
ご参加の方のコメントに
「サイズ30番というのは大きすぎるので、
ミイラの包帯の上から装着されていて、だから
現存しているのではないか?」
というのがありましたが、同感です。
また、宝官さんが「実際に手に取ることは、その時代に
同じリングを持った人と同じ体験をするということ、その
感覚が大切だと思う」とお伺いしたのですが、このリング
に関しては、3000年ぐらい前に同じリングを手にした人が
存在するわけです。
これだけ長い間、実用価値のある道具としてではないもので、
人の気持ちというか、その人の感性を伝えていることに
驚きます。宝石ジュエリーの存在する価値をおぼろげながら
に感じずにはおられません。
ちなみに、
スカラベは日本では「ふんころがし」といいますね。ブンブンの
仲間で、牛などの糞の中に卵を産みつけ、糞の中で育ち、成虫
になって糞から出てくることから古代エジプトでは、「再生、復活」
のシンボルだったのです。

全国宝石学協会顧問の宮田先生が橋本コレクションから
15点選ばれました。
その中で一番古かったのが、この古代エジプトの
ファイアンス(セラミック製)のスカラベリングです。
世話人でいらっしゃる宝官さんのコメントです→
(コメント引用ここから)
「紀元前1307年~1070年(第19王朝~第20王朝)、サイズ
は30番、スカラベの形をしたベゼルをフープの両端にある
ロータス(睡蓮)の花がはさんだ形になっている。
エジプトのファイアンスは古くは紀元前3000年以前から
作られていて、トンボ玉、スカラベ、指輪、ネックレス等
が作られた。ファイアンス製の指輪は1色であるのが普通だが
この指輪のようにスカラベは茶色、ロータスは緑色というのは
珍しいもの。 来歴 Blanchard Collection 」
(コメント引用ここまで)
このリングをまず手にとって拝見した瞬間に感じたのは、
「軽い」ということ、そして「ファイアンス?とは何?」
でした。
勉強不足だったので、この会のもう一人の世話人である
末永さんに「セラミック」であることをお教えいただき納得。
ご参加の方のコメントに
「サイズ30番というのは大きすぎるので、
ミイラの包帯の上から装着されていて、だから
現存しているのではないか?」
というのがありましたが、同感です。
また、宝官さんが「実際に手に取ることは、その時代に
同じリングを持った人と同じ体験をするということ、その
感覚が大切だと思う」とお伺いしたのですが、このリング
に関しては、3000年ぐらい前に同じリングを手にした人が
存在するわけです。
これだけ長い間、実用価値のある道具としてではないもので、
人の気持ちというか、その人の感性を伝えていることに
驚きます。宝石ジュエリーの存在する価値をおぼろげながら
に感じずにはおられません。
ちなみに、
スカラベは日本では「ふんころがし」といいますね。ブンブンの
仲間で、牛などの糞の中に卵を産みつけ、糞の中で育ち、成虫
になって糞から出てくることから古代エジプトでは、「再生、復活」
のシンボルだったのです。

2009年01月24日
女性に認めてもらおうと。。。
今日は、東京の国際文化会館にて、あの「橋本コレクション」
を手にとって研究する会がありました。
世話人の宝官さん、末永さん、そして会を取りまとめていただく
諏訪会長のご尽力により開催されています。
写真は、ルネッサンス時代のゴールドリングです。
16世紀後半と推定されるこのリングは、ショルダー部分と
ベゼル部分にエナメルで美しい装飾がほどこされています。
エナメルをはじめこの頃のリングの装飾は、職人の先生に
よると丁寧な作りがされているとのことです。
私は、以前書物(Ring ダイアナスカルスブリック女史著)
で、ルネッサンス期のリングの装飾が
すぐれているのは、男性が女性に結婚を申し込む時に
財産的に大きなダメージを受けるぐらいの高価なものを
送ることで、男性がどれだけ、その女性に本気なのかを
示した、と読んだことがあります。
そうだとすれば、男性が女性を驚かそうと、喜ばそうと
ドンドンとジュエリーが進化していったことになります。
女性に認めてもらおうとする男性のパワーは凄いのかも
知れません。
ただ、カットの工法から見て、ダイヤモンドはオリジナル
でないかも。。諏訪会長談

を手にとって研究する会がありました。
世話人の宝官さん、末永さん、そして会を取りまとめていただく
諏訪会長のご尽力により開催されています。
写真は、ルネッサンス時代のゴールドリングです。
16世紀後半と推定されるこのリングは、ショルダー部分と
ベゼル部分にエナメルで美しい装飾がほどこされています。
エナメルをはじめこの頃のリングの装飾は、職人の先生に
よると丁寧な作りがされているとのことです。
私は、以前書物(Ring ダイアナスカルスブリック女史著)
で、ルネッサンス期のリングの装飾が
すぐれているのは、男性が女性に結婚を申し込む時に
財産的に大きなダメージを受けるぐらいの高価なものを
送ることで、男性がどれだけ、その女性に本気なのかを
示した、と読んだことがあります。
そうだとすれば、男性が女性を驚かそうと、喜ばそうと
ドンドンとジュエリーが進化していったことになります。
女性に認めてもらおうとする男性のパワーは凄いのかも
知れません。
ただ、カットの工法から見て、ダイヤモンドはオリジナル
でないかも。。諏訪会長談

2009年01月24日
私の結婚指輪
13年前、まだ私がジュエラーになる前のことです。
エンゲージリングとマレッジリングの違いも分からず、
自分で買ってきたリングを2人で着けていましたが、
ジュエラーになって「モリスブライダル」をつくった
ら、どうしても自分たちも着けたくなったのです。
通常は、マレッジリングは一生に一回、2人で2本なの
ですが、また、勝手に自分で選んで持って帰りました。
「。。。。」とても喜んでくれました。
これから、私の結婚指輪は、これになりました。
エンゲージリングとマレッジリングの違いも分からず、
自分で買ってきたリングを2人で着けていましたが、
ジュエラーになって「モリスブライダル」をつくった
ら、どうしても自分たちも着けたくなったのです。
通常は、マレッジリングは一生に一回、2人で2本なの
ですが、また、勝手に自分で選んで持って帰りました。
「。。。。」とても喜んでくれました。
これから、私の結婚指輪は、これになりました。

2009年01月23日
女性の鋭い、赤を見分ける感覚
女性はとても高いレベルで種類の違う赤色を
見分けておられると思います。
これは、3つの違う赤色です。
少し、青みを帯びた赤、黄が強い赤、
そして普通の赤。。。
どの赤も魅力がありますが、お好きな赤色は?
と聞かれて、男性なら赤色の赤が好きだと思います。
自動車のフェラーリの赤ですね。
しかし、女性の場合は、色々な赤色に分かれます。
「これは私の赤色、これは私に似合わない赤色。。」
すごいですね。
やはり鏡に向かって毎日、どの赤色がお似合いに
なるか(口紅)を真剣に見ている女性はレベルが高い。
私も毎日、赤色を見ていますが、微妙な差を見分ける
感覚に驚くばかりです。

見分けておられると思います。
これは、3つの違う赤色です。
少し、青みを帯びた赤、黄が強い赤、
そして普通の赤。。。
どの赤も魅力がありますが、お好きな赤色は?
と聞かれて、男性なら赤色の赤が好きだと思います。
自動車のフェラーリの赤ですね。
しかし、女性の場合は、色々な赤色に分かれます。
「これは私の赤色、これは私に似合わない赤色。。」
すごいですね。
やはり鏡に向かって毎日、どの赤色がお似合いに
なるか(口紅)を真剣に見ている女性はレベルが高い。
私も毎日、赤色を見ていますが、微妙な差を見分ける
感覚に驚くばかりです。

2009年01月22日
気持は通じるもの
国際宝飾展という宝石ジュエリーの見本市があり、
東京のビッグサイトに来ております。
多くの方々が、宝石ジュエリーをご覧にお越しに
なられていました。
私の少しの間、拝見させていただいており、ある
ことに気がつき、残念に思いました。
あれ?今流行っていて、説明差し上げなくても売れる
ものをさがしているのかな?っと。
一般のお客様らしき方も、同じものを買うなら
「少しでも安い、得した気分になれるもの」を探して
おられるようでした。
私たちモリスは、お客さまが「買ってよかった」
と思っていただけるかどうか?を大切にジュエリーを
つくるジュエラーですから、少し違和感がありました。
更に、お会いした宝石商の方から、
「モリスのルビーは、良いのは分かるけど、説明しない
と良さが伝わらないからね~。売るのが難しいもの。。。」
とご評価いただきました。
そうです。宝石ジュエリーはみただけでは分かり
にくいものです。プロであってもそうですので、
お客様が一目見ただけでは、もっと分かりにくいもの
なのです。
だから、私たちジュエラーがいるのではないでしょうか?
モリスと同じように「一流のジュエラー」を目指す
仲間と話していて、一つの結論に達しました。
「見た目、控え目にやっていること一流ブランドを
やろうぜ!」ということです。
お客様がお買いいただいた後が大切だとしたら、
宣伝や販売時に控え目、お買いになられた後で
素晴らしいのが分かっていった方が満足度が高い
わけです。
要するに「想像した以上に良かった」方が嬉しい
ものです。
でも、今のブランドみたいに、あまりにも膨大な
宣伝広告をかけると、有名になってもお客様が
お買いになられたのは、広告費。。。ということに
なってしまいます。
というわけで、「ジュエラーが一生懸命お話する
ブランド」こそ、お客様とジュエラーの絆も強く
なるのではないでしょうか?
お客様も、一所懸命にお話しさせていただいた
ジュエラーもその方が記憶に残りますね。
明日も一生懸命にルビーの素晴らしさをお話し
していきます。
気持は通じるものだと信じて。
東京のビッグサイトに来ております。
多くの方々が、宝石ジュエリーをご覧にお越しに
なられていました。
私の少しの間、拝見させていただいており、ある
ことに気がつき、残念に思いました。
あれ?今流行っていて、説明差し上げなくても売れる
ものをさがしているのかな?っと。
一般のお客様らしき方も、同じものを買うなら
「少しでも安い、得した気分になれるもの」を探して
おられるようでした。
私たちモリスは、お客さまが「買ってよかった」
と思っていただけるかどうか?を大切にジュエリーを
つくるジュエラーですから、少し違和感がありました。
更に、お会いした宝石商の方から、
「モリスのルビーは、良いのは分かるけど、説明しない
と良さが伝わらないからね~。売るのが難しいもの。。。」
とご評価いただきました。
そうです。宝石ジュエリーはみただけでは分かり
にくいものです。プロであってもそうですので、
お客様が一目見ただけでは、もっと分かりにくいもの
なのです。
だから、私たちジュエラーがいるのではないでしょうか?
モリスと同じように「一流のジュエラー」を目指す
仲間と話していて、一つの結論に達しました。
「見た目、控え目にやっていること一流ブランドを
やろうぜ!」ということです。
お客様がお買いいただいた後が大切だとしたら、
宣伝や販売時に控え目、お買いになられた後で
素晴らしいのが分かっていった方が満足度が高い
わけです。
要するに「想像した以上に良かった」方が嬉しい
ものです。
でも、今のブランドみたいに、あまりにも膨大な
宣伝広告をかけると、有名になってもお客様が
お買いになられたのは、広告費。。。ということに
なってしまいます。
というわけで、「ジュエラーが一生懸命お話する
ブランド」こそ、お客様とジュエラーの絆も強く
なるのではないでしょうか?
お客様も、一所懸命にお話しさせていただいた
ジュエラーもその方が記憶に残りますね。
明日も一生懸命にルビーの素晴らしさをお話し
していきます。
気持は通じるものだと信じて。

2009年01月21日
アンティークジュエリーでみるルビー
これは、19世紀のイギリスで作られたといわれる
アンティークジュエリーです。
とても丁寧に作られたピンブローチです。
ルビーは、その内包物や色などからミャンマーの
モゴック鉱山のものだと思われます。
もちろん無処理ですが、この美しさで、よくこれ
だけ色やサイズをあわせたものだと感心します。
1888年に旧ビルマにイギリスがルビー鉱山会社を
設立しモゴック鉱山のルビーの採掘を始めました
ので、時代的にイギリスへ良質なルビーが流れて
いった頃です。
この頃よりもう100年ぐらい前の時代になると、
ミャンマー産のルビーは、もっと品質が低く、
複数ルビーを使っているものでは、表情がまちまち
になっています。
これから、ミャンマー産のルビーは減っていくで
しょうから、大切にしておきたいと思います。
これは、京都三条本店に置いてあるジュエリーです。
モゴック産のルビーだからコレクションにしました。
山口遼先生からわけていただいたものです。

アンティークジュエリーです。
とても丁寧に作られたピンブローチです。
ルビーは、その内包物や色などからミャンマーの
モゴック鉱山のものだと思われます。
もちろん無処理ですが、この美しさで、よくこれ
だけ色やサイズをあわせたものだと感心します。
1888年に旧ビルマにイギリスがルビー鉱山会社を
設立しモゴック鉱山のルビーの採掘を始めました
ので、時代的にイギリスへ良質なルビーが流れて
いった頃です。
この頃よりもう100年ぐらい前の時代になると、
ミャンマー産のルビーは、もっと品質が低く、
複数ルビーを使っているものでは、表情がまちまち
になっています。
これから、ミャンマー産のルビーは減っていくで
しょうから、大切にしておきたいと思います。
これは、京都三条本店に置いてあるジュエリーです。
モゴック産のルビーだからコレクションにしました。
山口遼先生からわけていただいたものです。

2009年01月20日
モリスのジュエラー
ビラヒムさんは西アフリカの「セネガル」から
やってきました。
本国でアパレルのセールスマンでした。
母国語はフランス語をはじめ英語、日本語、そして
アフリカの言葉を話します。
今は、三条店に勤務しながらジュエラーの修行中
です。お客様のジュエリーをお預かりしては、
クリーニングする毎日です。
加熱処理されているか、無処理で美しいのかなど、
徐々にルビーも見分けられるようになってきました。
話していて気づいたのですが、
「心が通じる」というのでしょうか?
とてもストレートに気持ちが通じる表現が得意です。
それは、ジュエラーとして大切な素質だと思います。
モリスには、三条本店のミヨテ店長/みきさん、
ルビーが得意の千代松、デザインが得意のきたの
つくりが得意の福原げん、上海の徐静などのジュエラー
がおります。
モリスミャンマーも。。。
最高の仲間が集まりました。
これから、方々でお目にかかります。
宜しくお願いします。
モリスのホームページも工事が終わりました。 是非ご覧ください。

やってきました。
本国でアパレルのセールスマンでした。
母国語はフランス語をはじめ英語、日本語、そして
アフリカの言葉を話します。
今は、三条店に勤務しながらジュエラーの修行中
です。お客様のジュエリーをお預かりしては、
クリーニングする毎日です。
加熱処理されているか、無処理で美しいのかなど、
徐々にルビーも見分けられるようになってきました。
話していて気づいたのですが、
「心が通じる」というのでしょうか?
とてもストレートに気持ちが通じる表現が得意です。
それは、ジュエラーとして大切な素質だと思います。
モリスには、三条本店のミヨテ店長/みきさん、
ルビーが得意の千代松、デザインが得意のきたの
つくりが得意の福原げん、上海の徐静などのジュエラー
がおります。
モリスミャンマーも。。。
最高の仲間が集まりました。
これから、方々でお目にかかります。
宜しくお願いします。
モリスのホームページも工事が終わりました。 是非ご覧ください。

2009年01月19日
贅沢な時間に感謝
モリスの社員がご指導いただく「芳心会」の初釜が
ありましたので、大徳寺へ出かけてきました。
今年は、和尚さんやご立派なゲストの方々に囲まれ、
素晴らしいひと時でした。
なかでも、芳心会主宰 木村先生と和尚さん、さらに
専門のお道具屋さんが、お茶碗やお茶器、掛け軸を
ご覧になられながらの会話に圧倒されながらも大いに
楽しませていただきました。
時代背景やその時の流行などの専門的な知識は勿論の
こと、木村先生、専門のお道具屋さんが受け応えしな
がら、和尚さんが「これは~の感じがいいね」などと
感想をお聞かせいただけるという、とても贅沢な体験
をしました。
いつか「好きか、嫌いか」で判断できるだけの「厚み」
を養いたいと思いました。
いまから来年が楽しみです。
写真は、弊社でお茶をお出しするときに使っている
古曾部焼のお茶碗です。 これも木村先生に選んで
いただいたものです。使っているうちに、渋い色に
なってきました。
ありましたので、大徳寺へ出かけてきました。
今年は、和尚さんやご立派なゲストの方々に囲まれ、
素晴らしいひと時でした。
なかでも、芳心会主宰 木村先生と和尚さん、さらに
専門のお道具屋さんが、お茶碗やお茶器、掛け軸を
ご覧になられながらの会話に圧倒されながらも大いに
楽しませていただきました。
時代背景やその時の流行などの専門的な知識は勿論の
こと、木村先生、専門のお道具屋さんが受け応えしな
がら、和尚さんが「これは~の感じがいいね」などと
感想をお聞かせいただけるという、とても贅沢な体験
をしました。
いつか「好きか、嫌いか」で判断できるだけの「厚み」
を養いたいと思いました。
いまから来年が楽しみです。
写真は、弊社でお茶をお出しするときに使っている
古曾部焼のお茶碗です。 これも木村先生に選んで
いただいたものです。使っているうちに、渋い色に
なってきました。

2009年01月18日
モリスのホームページ
1年近く工事中になっていたモリスのホームページ。
やっとのことでリニューアルできました。
お待ちいただいた皆さん、制作をご担当いただいた
㈱アロンジェの皆さん、ありがとうございました。
ご覧いただきまして、率直なご意見をお聞かせいただ
けますと幸甚です。

www.morisruby.com
宜しくお願いいたします。
やっとのことでリニューアルできました。
お待ちいただいた皆さん、制作をご担当いただいた
㈱アロンジェの皆さん、ありがとうございました。
ご覧いただきまして、率直なご意見をお聞かせいただ
けますと幸甚です。

www.morisruby.com
宜しくお願いいたします。
2009年01月17日
感謝の気持ちとは。。
感謝の気持ちとは、こういうものなのか。。。
恥ずかしい話がきっかけなのですが、
2日前のことです。モリスをジュエラーとして育てていただ
いている大切な方とのアポイントメントを時間が過ぎている
のに気付かず他の事に夢中になっていました。
仕事をする人間としては最低です。
「次の日に行って謝るしかない」と出かけました。
頭の中は「いい訳でいっぱいです」
。。。忙しかったしな。。あの状況を説明したらわかって下さる。。
。。かな。。。
結果は、
「甘いな。まだまだ修行が足らないぞ」と、とても優しい
社長が本気で怒ってくれました。
その瞬間に「ハッと」しました。
心のどこかに、「忙しいから、頑張ってるから許されるだろう」
という甘えがあったのです。でも今回、お叱り頂かなければ
気付かずに、どんどんとルーズになっていって大変ことになった
と思います。
もの凄く恥ずかしく、情けないなと、申し訳ないことをしてし
まったという気持ちと同時に手を合わせて拝むような気持ちに
もなりました。
実は、この方、モリスが創業した当時に、原産地で仕入れて帰って来た
ルビーを見て「森君よ、このルビーは自分自身で持っていたい
宝石か? お前、売るために宝石を買ってきただろ」と怒って
いただいた方なのです。
「ジュエラーは、自分が欲しい宝石を探すのが仕事だぞ、
絶対それ以外買ってはいけないぞ」とご指導いただいたことがあり、
そこから、自分で持っていたい宝石「モリスルビー」が誕生したのです。
それから8年経ち、気が緩んでいたのでしょうか。また、お教え
いただいたのです。
「本当にごめんなさい」
感謝とは、謝ることを感じると書きますが、そんな気持ちになり
ました。私が恵まれているのは、そういう方々に本気で接して
いただけていることです。

恥ずかしい話がきっかけなのですが、
2日前のことです。モリスをジュエラーとして育てていただ
いている大切な方とのアポイントメントを時間が過ぎている
のに気付かず他の事に夢中になっていました。
仕事をする人間としては最低です。
「次の日に行って謝るしかない」と出かけました。
頭の中は「いい訳でいっぱいです」
。。。忙しかったしな。。あの状況を説明したらわかって下さる。。
。。かな。。。
結果は、
「甘いな。まだまだ修行が足らないぞ」と、とても優しい
社長が本気で怒ってくれました。
その瞬間に「ハッと」しました。
心のどこかに、「忙しいから、頑張ってるから許されるだろう」
という甘えがあったのです。でも今回、お叱り頂かなければ
気付かずに、どんどんとルーズになっていって大変ことになった
と思います。
もの凄く恥ずかしく、情けないなと、申し訳ないことをしてし
まったという気持ちと同時に手を合わせて拝むような気持ちに
もなりました。
実は、この方、モリスが創業した当時に、原産地で仕入れて帰って来た
ルビーを見て「森君よ、このルビーは自分自身で持っていたい
宝石か? お前、売るために宝石を買ってきただろ」と怒って
いただいた方なのです。
「ジュエラーは、自分が欲しい宝石を探すのが仕事だぞ、
絶対それ以外買ってはいけないぞ」とご指導いただいたことがあり、
そこから、自分で持っていたい宝石「モリスルビー」が誕生したのです。
それから8年経ち、気が緩んでいたのでしょうか。また、お教え
いただいたのです。
「本当にごめんなさい」
感謝とは、謝ることを感じると書きますが、そんな気持ちになり
ました。私が恵まれているのは、そういう方々に本気で接して
いただけていることです。

2009年01月16日
ドナルドダックになってしまいました
京都の三条通りを歩いていると突然、ベリッと靴の底
が剥がれてしまいました。この経験をした方は分かると
思いますが、歩き方が、ドナルドダックのようになって
しまいます。座れるところまでやってきて、靴をみると
なんだか靴が「ガオ~!」と吠えているみたいです。
「雨の日も、雪の日も俺があんたの足を守ってやったん
だぜ。。」といわれたような気がしました。
この寒い冬に、靴はありがたいものだな。。ということ
が分かりました。
私は、革底の靴が好きです。ゴムの底よりも早く駄目に
なりますし、雨が降ったら水がしみ込んできますし、
おまけに靴の底に油を塗って磨いてあげないと、すぐに
割れてしまいます。
でも、きちんと足が地面に着いている気がしますし、
すり減っても、そこを新しい革に換えられるのが好きです。
安い靴ですが、私の足をもう8年近く守ってくれています。
靴屋さんに行って治して上げようと思います。
今日からA号はしばらくお休みで、B号が一足で頑張る予定
です。
が剥がれてしまいました。この経験をした方は分かると
思いますが、歩き方が、ドナルドダックのようになって
しまいます。座れるところまでやってきて、靴をみると
なんだか靴が「ガオ~!」と吠えているみたいです。
「雨の日も、雪の日も俺があんたの足を守ってやったん
だぜ。。」といわれたような気がしました。
この寒い冬に、靴はありがたいものだな。。ということ
が分かりました。
私は、革底の靴が好きです。ゴムの底よりも早く駄目に
なりますし、雨が降ったら水がしみ込んできますし、
おまけに靴の底に油を塗って磨いてあげないと、すぐに
割れてしまいます。
でも、きちんと足が地面に着いている気がしますし、
すり減っても、そこを新しい革に換えられるのが好きです。
安い靴ですが、私の足をもう8年近く守ってくれています。
靴屋さんに行って治して上げようと思います。
今日からA号はしばらくお休みで、B号が一足で頑張る予定
です。

2009年01月15日
化学技術を使わない方が良いところ
世の中に流通しているルビーのほとんどが「加熱処理」
が行われたルビーであるということは意外と知られて
いません。もとは色が悪くて宝石としては使えない
原石を現代の技術で宝石として販売できる品質まで
見た目を改良することが可能になりました。
鑑別機関が発行する鑑別所にも「ルビーは一般的に
加熱による色の改良が行われている」と明記されています。
加熱処理をして美しさを改良したルビーも
きちんと情報開示をして販売すれば良い。。。という方も
いらっしゃいますが、そのジュエラーが加熱処理とは
何なのかをご存知なのか? はいささか疑問です。
私たちモリスは、無処理で美しいルビーこそ「宝石」
だと思います。
。。というわけで、私たちモリスは、無処理で美しいルビー
を専門にした時から、美しさに欠けるルビーの原石を
自分たちで加熱して、その加熱前、後のデータを集めて
います。自分の眼で確かめられないのに、これは無処理
(非加熱)で美しいルビーです。。というのはおかしい
と思うからです。
私たちの実験の結果では、ルビーはポケットに入れていても
シャワーを浴びても色の変化はありません。
しかし、600度の温度で5時間加熱すれば、ルビーを含め
コランダムの59%の結晶の色が目視でも、分光器の数値でも
変化することが分かりました。
400度以下ではほとんど変化はありません。
写真は、600度で5時間ルビーの原石を加熱した時の内包物
の変化です。左側は加熱前、右側は加熱後です。
高温で加熱されて内包物が少し痛そうです。
色も変わったのですが、内包物も確実に変化しています。
ここからは、蛇足。。
別に加熱していても美しければ良いじゃないか、と
おっしゃる方には、同じ鉱物で同じ化学組成をもつ人工合成
ルビーか添加物を加えて加工した、加熱処理ルビーでいいと
思います。
私には、宝石としての魅力は感じられませんが。。
宝石を持つ時の姿勢としては、限りあって数が少なくても、
あるものをありがたく崇めながら楽しむ方が、化学技術に
任せて宝石見えるものを作るよりも良いのでは?と思います。
「かけがえのないもの」とは、失うと代わりがないから、かけがえの
無いものだと思います。
宝石以外の宝物といえば、子宝などといいます。
子供は、かけがえのない宝ものだからだと思います。
失うと同じものは、作れないし、自分の命よりも長く残って欲しい
もの。だから宝だと。。。
大きくて加熱処理したルビーよりも、小さくても無処理で美しい
ルビーがいいなと思うのは、子供がありのままの姿で
いてほしいのと良く似た感覚かも知れません。
化学技術は、素晴らしいと思いますが、使わない方がいいところ
もあるのではないでしょうか。

が行われたルビーであるということは意外と知られて
いません。もとは色が悪くて宝石としては使えない
原石を現代の技術で宝石として販売できる品質まで
見た目を改良することが可能になりました。
鑑別機関が発行する鑑別所にも「ルビーは一般的に
加熱による色の改良が行われている」と明記されています。
加熱処理をして美しさを改良したルビーも
きちんと情報開示をして販売すれば良い。。。という方も
いらっしゃいますが、そのジュエラーが加熱処理とは
何なのかをご存知なのか? はいささか疑問です。
私たちモリスは、無処理で美しいルビーこそ「宝石」
だと思います。
。。というわけで、私たちモリスは、無処理で美しいルビー
を専門にした時から、美しさに欠けるルビーの原石を
自分たちで加熱して、その加熱前、後のデータを集めて
います。自分の眼で確かめられないのに、これは無処理
(非加熱)で美しいルビーです。。というのはおかしい
と思うからです。
私たちの実験の結果では、ルビーはポケットに入れていても
シャワーを浴びても色の変化はありません。
しかし、600度の温度で5時間加熱すれば、ルビーを含め
コランダムの59%の結晶の色が目視でも、分光器の数値でも
変化することが分かりました。
400度以下ではほとんど変化はありません。
写真は、600度で5時間ルビーの原石を加熱した時の内包物
の変化です。左側は加熱前、右側は加熱後です。
高温で加熱されて内包物が少し痛そうです。
色も変わったのですが、内包物も確実に変化しています。
ここからは、蛇足。。
別に加熱していても美しければ良いじゃないか、と
おっしゃる方には、同じ鉱物で同じ化学組成をもつ人工合成
ルビーか添加物を加えて加工した、加熱処理ルビーでいいと
思います。
私には、宝石としての魅力は感じられませんが。。
宝石を持つ時の姿勢としては、限りあって数が少なくても、
あるものをありがたく崇めながら楽しむ方が、化学技術に
任せて宝石見えるものを作るよりも良いのでは?と思います。
「かけがえのないもの」とは、失うと代わりがないから、かけがえの
無いものだと思います。
宝石以外の宝物といえば、子宝などといいます。
子供は、かけがえのない宝ものだからだと思います。
失うと同じものは、作れないし、自分の命よりも長く残って欲しい
もの。だから宝だと。。。
大きくて加熱処理したルビーよりも、小さくても無処理で美しい
ルビーがいいなと思うのは、子供がありのままの姿で
いてほしいのと良く似た感覚かも知れません。
化学技術は、素晴らしいと思いますが、使わない方がいいところ
もあるのではないでしょうか。

2009年01月14日
キルティング は女性の根気強さのたまもの
キルティング。。。パッチワークともいうみたいですね。
マイワイフの趣味で、時々、おせっかいアドバイザーに。。。
二枚の布の間に綿などの材料を挟んで、サンドイッチにした
状態で縫い合わせていくものです。
パッチワークの材料屋さんで、柄あわせ、色合わせの手伝い
をしたのですが、チンプンカンプン。
生地と生地の色合わせ、柄あわせは意外と難しいものだと、
実感しました。
選ぶだけでも大変なのに、作っていくのはもっと大変です。
こういう手芸を見ていると女性(女性が多いと思います)の
根気の強さに脱帽です。
写真は、手伝った柄と色のコンビネーションです。
如何でしょうか?
ペローケース(枕カバー)になる予定です。
マイワイフの趣味で、時々、おせっかいアドバイザーに。。。
二枚の布の間に綿などの材料を挟んで、サンドイッチにした
状態で縫い合わせていくものです。
パッチワークの材料屋さんで、柄あわせ、色合わせの手伝い
をしたのですが、チンプンカンプン。
生地と生地の色合わせ、柄あわせは意外と難しいものだと、
実感しました。
選ぶだけでも大変なのに、作っていくのはもっと大変です。
こういう手芸を見ていると女性(女性が多いと思います)の
根気の強さに脱帽です。
写真は、手伝った柄と色のコンビネーションです。
如何でしょうか?
ペローケース(枕カバー)になる予定です。

2009年01月14日
お高いルビーなのは? お高くないルビーは?
宝石ジュエリーは、なぜそんなに高いのか?
と感じた方々も多いのではないでしょうか。
私もジュエラーになる前は、そう思っていました。
いまは、宝石ルビーの原産地に会社もできて、鉱山
まで行って、カット研磨工房で研磨し、京都で
ジュエリーを作るようになって分かりました。
同じように見えても、本当にお高いのは何千個にひとつ。
なのです。ちょっとした差で、何千個にひとつの希少価値
の高いものか、10個にひとつの珍しいものなのか?そして、
それ以外なのか?が決まります。
一つづつの個性を把握していくと、人間と同じだなと思います。
ハリウッド有名俳優クラスの人とハリウッドのチョイ役俳優クラス
(チョイ役が悪いと言っているのではありません)の違いと
同じようなものです。
欲しい方がいらっしゃって、その人がどのクラスのルビー、
ジュエリーが欲しい方がいらして、初めて価値が出ます。
要は、チョイ役クラスのルビーや宝石を宝石ジュエリーを良く
ご存じない方にハリウッドの有名俳優クラスのようにご紹介
すれば、なぜそんなにお値段が高いのか?
レオナルド デ カプリオとデートしたい人は(お値段がある
としたら)覚悟されるのと同じです。
それを、「高い!」という方はいらっしゃらないでしょう。
この様に、高額(お高い)イメージは、ほんのちょっとした
違いで、大きく違うお値段の説明が上手くできていないこと、
そして、販売する方もほんのちょっとした違いだから無視して
いことが原因だと思います。
ミャンマー産の無処理のルビーが価値があるのではありません。
ミャンマー産の無処理で美しいルビーだから価値が高いのです。
価値が高いから、結果的にお高くなるのです。
と感じた方々も多いのではないでしょうか。
私もジュエラーになる前は、そう思っていました。
いまは、宝石ルビーの原産地に会社もできて、鉱山
まで行って、カット研磨工房で研磨し、京都で
ジュエリーを作るようになって分かりました。
同じように見えても、本当にお高いのは何千個にひとつ。
なのです。ちょっとした差で、何千個にひとつの希少価値
の高いものか、10個にひとつの珍しいものなのか?そして、
それ以外なのか?が決まります。
一つづつの個性を把握していくと、人間と同じだなと思います。
ハリウッド有名俳優クラスの人とハリウッドのチョイ役俳優クラス
(チョイ役が悪いと言っているのではありません)の違いと
同じようなものです。
欲しい方がいらっしゃって、その人がどのクラスのルビー、
ジュエリーが欲しい方がいらして、初めて価値が出ます。
要は、チョイ役クラスのルビーや宝石を宝石ジュエリーを良く
ご存じない方にハリウッドの有名俳優クラスのようにご紹介
すれば、なぜそんなにお値段が高いのか?
レオナルド デ カプリオとデートしたい人は(お値段がある
としたら)覚悟されるのと同じです。
それを、「高い!」という方はいらっしゃらないでしょう。
この様に、高額(お高い)イメージは、ほんのちょっとした
違いで、大きく違うお値段の説明が上手くできていないこと、
そして、販売する方もほんのちょっとした違いだから無視して
いことが原因だと思います。
ミャンマー産の無処理のルビーが価値があるのではありません。
ミャンマー産の無処理で美しいルビーだから価値が高いのです。
価値が高いから、結果的にお高くなるのです。
