プロフィール
森 孝仁
森 孝仁
ルビーしかやらない。。けど、ルビーにはうるさいジュエラー「モリス」。
 「京都から世界に通用するハイエンドジュエリーブランド」をつくろうと。。。
気づいたらミャンマー、京都、中国、アメリカ。。。「多国籍ジュエラー」になっていました。
にほんブログ村 海外生活ブログ ミャンマー情報へ
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 天然石・パワーストーンへ
にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 京都情報へ
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 6人

2009年09月09日

熊野のお話を拝聴して。。

熊野という地名をご存知でしょうか?

その昔、京都のお公家さんたちが

命がけで2週間かけてお参りに出かけた

紀伊半島南端、和歌山県/奈良県/

三重県にまたがる日本の古代宗教の

聖地です。

まず最初に感動したのは、お見せいただ

いた夕焼けの写真がルビー色そのもの

だったことです。。。。

さて、今日は、観月倶楽部という清水寺が

催す勉強会で、熊野について、NPO法人

熊野生流会の代表、満仲雄二氏の

ご講演があり拝聴させていただき

ました。

特に感動したのは、熊野に行くと

感じられる、人の深いところにある

「自然と一体なのだという実感が

できる熊野」について。情報化社会に

なったいま、食べ残したら勿体ない

といっても、実際に田んぼで仕事を

したことが無い子供には、実感が

なくなっている。実際に自分で動い

て感動して、体験することが人の

感性を育むと思う。。とおっしゃら

れたことです。

私たち、人の感性に訴えかけること

ができるルビージュエリーの製作を

目標としているので、素晴らしい

刺激を頂きました。

感謝するばかりです。

写真は、「布引の滝」「千枚田」

熊野市の公式サイトから。
  


Posted by 森 孝仁 at 23:22Comments(0)今日の出来事

2009年09月09日

ルビーが先か?デザインが先か?

宝石ルビーを使ったジュエリーを製作

する場合は、ルビーがあってそこから

得られたインスピレーションがデザイン

に大きな影響を及ぼすと思いますが、

「図案」が最初にあって、そのデザイン

にあう宝石を探すという方法もあります。

私は、ルビーの品質によって、ルビー

ありき、なのかデザインが先なのかが

決まると思っています。

ダイヤモンドは、58面体のラウンド

ブリリアントカットの普及によって規格

化が進んだので、宝石が無くても図案

は描けたのですが、ルビーの場合はそう

はいきません。加熱処理をしたルビーで

無い限り、規定のサイズにカットするの

はナンセンスです。裸石で1.5ctを超える

ようなルビーの原石は、原石の形を優先

して形を決めますので、せっかく

デザイナーの先生がデザインしても

手に入ったルビーの印象が全く違うと

イメージが全く違ってしまいます。

ルビーをご覧頂いてから構想、図案を

考えるのです。

対して、カット研磨して0.3ctぐらいの

原石は数が豊富です。デザインが優先

することもできます。

要するに「出現率」によってルビーが

先か、デザインが先かが決まるといえ

ます。

皆さんがジュエリーをお探しになる際

は、その辺りも頭においていただける

と楽しいと思います。

2ctを超える大きさのルビーは、

日本チャンピオン

3ctを超える大きなルビーは、

オリンピックで表彰台

5ctを超える超特大ルビーは、

世界チャンピオン。

8ctを超えると

100mのウサインボルト並みでしょうか。

写真は、ダイアナスカルスブリック女史

Ringより16世紀の「おしゃれリング」です。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:54Comments(0)ジュエリー