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森 孝仁
森 孝仁
ルビーしかやらない。。けど、ルビーにはうるさいジュエラー「モリス」。
 「京都から世界に通用するハイエンドジュエリーブランド」をつくろうと。。。
気づいたらミャンマー、京都、中国、アメリカ。。。「多国籍ジュエラー」になっていました。
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2009年08月31日

政権交代。。。でも何か情けない気分

今回の衆議院選は政権交代という結果が出ましたが、政治にはあまり興味が無い私でも、これから何か変わるのかな?と思います。変わるという事は、楽ではありません。ストレスも多い事でしょう。でも人間にとってストレスは栄養の様なモノです。
それよりも、ガッカリしたのは、負けた自民党が、「次は第一党に返り咲くぞ!」、「もっといい政策を提案しよう!」と言わずに「民主党もいつまで続くかな」なんて言ってる姿です。民主党の失敗を期待するなんて情けないですね。「それよりも良い国づくりするなら手伝うよ!でも次の選挙は手抜きしないぜ」って言えないのでしょうか?
選挙は他人の評価でしょ。
政治家なのだから、選挙に負けたからと言って、やる事は変わらないでしょ。それよりも、皆さん、
政治屋さんなのかな? リーダーは一般人を引っ張って行く人なのに。。。
どちらにしろ、ちょっと情けない光景でした。
  


Posted by 森 孝仁 at 21:24Comments(0)今日の出来事

2009年08月31日

美しいトラピッチェルビー

ルビーの結晶は成長する時に六角形です。

トラピッチェルビーといって歯車型に

育つものがあります。

あまり綺麗なトラピッチェルビーは見た

ことはなかったのですが、これは結構

きれいでしたので、顕微鏡で写真を撮って

見ました。

針状の結晶が密集している様子をご覧

下さい。

自然に育った美しいものを鑑賞するのは

いいですね。
  


Posted by 森 孝仁 at 13:21Comments(0)ルビー

2009年08月31日

アールヌーヴォーの作品が目にとまって

シルヴィアと名付けられたこのペンダント

は、パリ装飾美術館に保管されている

アールヌーヴォー期を代表する名作として

ブランドジュエリー30の物語(東京美術)

山口遼先生著で紹介されています。

1821年に創業されたヴェヴェール(VEVER)

が作ったものです。

本文引用)

ルネ.ラリックと肩を並べるアールヌーヴォー

時代の代表作家であり、フランスの宝石商。

三代目アンリの時代に才能を昇華し、アール

ヌーヴォー様式の作品を多く作り出した。

ラリックに比べて奇抜すぎず、実用的で堂々

とした作風が見られる。(引用ここまで)

ということですが、この本を見ていたときに

このペンダントが目に入ったのです。

1900年の作品なので、

あのアントニオ ガウディが48歳のころに

最優秀賞をとって世に出たとき、同じ時期

を大きな建築物と小さなジュエリーですが、

100年後にも見るものにメッセージを送り

つづけているのですね。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:32Comments(0)ジュエリー

2009年08月30日

ルビーの重さを表すカラットとは???

ルビーの重さをカラット(ct)で

表します。宝石は紀元前から取引され

ていたとてもとても古い「価値」です。

その重さを天秤で量りましたが、宝石

の逆側にのせたのが、「カラット豆」

アフリカ原産のお豆さんで0.2g/個と

いわれています。

本当かと調べてみました。

。。。0.9955ctです。

(モリスにある全国宝石学協会の秤で)

四捨五入すると1ct=0.2gです。

いわれている通りです。

(その後に図ったお豆は1.3ct

ありましたが。。。)

ということは、06年にサンモリッツの

オークションで落札された約8ctの

ミャンマー産のルビーは、1.7gで

4億円以上したので。。1gで1億円以上

入札されたわけですね。

ちなみに金の純度を表すK=カラットとは

関係がありません。

写真は、そのお豆さんです。

赤いですが、ルビーではありません。

  


Posted by 森 孝仁 at 15:47Comments(0)ルビー

2009年08月30日

ルビーは、人が数を増やせないから。。難しくもあり。。

ルビーの原石の値段は面白いものです。

カット研磨したら驚くほど美しいものも

あれば、その逆もあります。

また、とてもとても希少ですが、カット

研磨する必要がないくらい原石の結晶が

そのままで美しいものもあります。

そして、鉱山主のポケットから出てくる

こともあれば、大理石の中から出てくる

こともあれば、既に誰かのコレクション

であるものを譲っていただくこともある

でしょう。

最近、原産地のミャンマーでは原石の

値段が上がり続けています。

確かにモゴック鉱山などでは、採掘量が

極端に減ってしまいましたし、ナヤン鉱山

もすでにルビーが採掘されなくなった鉱区

も多いことを考えると需要と供給のバランス

から値段が上がるのは当然です。

人がつくる事ができない資源というのが

キーワードでしょうか。。

よく、モリスはミャンマー産の無処理で

美しいルビーしかやらないので、鉱山の資源

が終わったらどうするの?

とご心配いただくのですが、何千年も前から

採掘されて大切にされているルビーは世界中

にあるはずです。

それを探せばいいのです。宝石は経年変化が

ないのが特徴です。古くならない価値なの

です。

その為に、モリスはもう7年間もミャンマー

産のルビーの研究を続けています。

原産国で原石が採掘されているうちに、

原産地で研究をするのが大切だと思った

からです。

私たちがルビーを専門にしているから。。

という訳ではなく、

「今のうちに手に入れておいたほうが良い宝」

かも知れません。

私たちも含めて。。。

写真は、今回みたルビーのインクルージョン

シルクインクルージョンが、なんだか

山の小道に見えました。。

  


Posted by 森 孝仁 at 09:00Comments(0)ルビー

2009年08月29日

ルビーの色が??? 朝4時のバンコク空港

眠らないアジアのハブ空港、バンコク スワナプーム空港

朝の4時からショッピングセンターも全開で営業して

います。そのハングリーさには驚くばかりですが、

あれ。。。いつものルビーの色ではない!とリングをみて

気付きました。

眠らない空港も朝4時には照明を半分ぐらいにしている

ようです。
  


Posted by 森 孝仁 at 08:48Comments(0)海外旅行記

2009年08月28日

ルビーを探しにミャンマーへ

ただ今、京都発の関西空港へ特急「はるか」

の最終便で空港に向かっています。

空港には10時前に到着しますが、飛行機は

0時30分ぐらいです。

タイランドのバンコクには4時着、目的地の

ヤンゴンへは朝の8時ぐらいに到着です。

この3日間のうち、機内で2泊です。

この様なセセコマしいスケジュールの時は

機内泊に限ります。

素晴らしいルビーが呼んでいる気がします。

写真は、モリスミャンマーの仲間たち。

本当に素晴らしいメンバーが集まりました。

  


Posted by 森 孝仁 at 21:39Comments(1)今日の出来事

2009年08月28日

ルビー王子 の ちよ

モリスのルビー王子

「上海をチヨが行く。。。」の図です。

彼は、芸大を卒業後、宝石の専門学校

ジャパンジュエリービジネススクール

へ入学し「ルビー」を勉強し、モリス

の創立時に大阪泉佐野からやってきた

生粋のルビーマンです。

写真は、上海でフェアーをしたときの

ものです。モリスのルビー姫「きたの」

は、「モリスブライダル」をゼロから

スタートさせた頑張り屋さんです。

皆さん、どうぞ宜しく!

  


Posted by 森 孝仁 at 06:05Comments(0)ジュエラー

2009年08月27日

香港の吉野家は美味しいのだろうか?

吉野家の牛丼。。。日本の街中で見る

普通の風景ですが。。。あれ?

看板の上にある漢字が読めない!

。。そうです。

先日、香港へ行ったときに撮った写真

です。吉野家の牛丼の看板は香港でも

アメリカのロスでも目立ちます。

以前にアメリカのダラスに住んでいま

したが、ロスへいくたびに朝昼晩の3食

牛丼を食べたことを思い出します。

(実は味は日本の方が美味しく、生卵

もないのでちょっと寂しかったのです)

その時の牛丼の上にのせたルビー色の

しょうががとても美味しそうだったのを

思い出します。

  


Posted by 森 孝仁 at 17:48Comments(0)今日の出来事

2009年08月27日

ルビーは究極のeco

京都の駅前で「たけかご電気自動車」が

展示されていました。

何でも京都産の「真竹」2メートル

を45本使って職人さんが編み上げた

との事で1回の充電で50キロ走行できる

との事です。京都市産業技術研究所と

京都大学が共同で製作したそうですが、

しっかりと京都もアピールしています。

重さはわずか50kgと非常に軽いのが

特徴のようです。涼しそうで、エアコン

もいらないですしね。

環境にやさしく、エコかも知れません。

これからはエコの時代だ。。。と

言われています。しかし私はルビーを

みていつも思うのですが、何世代にも

わたって変わらない美しさを発揮し、

希少性が高いからお金もたくさん払って

購入しなければならない天然ルビーこそ

究極のエコのだと思います。

人工的に作ったら「人工合成ルビー」と

よばれるし、人為的に美しさを改良し

たら「加熱処理」と呼ばれ、人が数量を

コントロールできない。。。あれば嬉し

いアイテムだからです。

要するに作らない、壊さない、大切にす

る。。。「消費しない」ということです。

だから! モリスはルビーを好きなわけ

ではないのですが、そういう面もある

ということで。。。

  


Posted by 森 孝仁 at 06:15Comments(0)ルビー

2009年08月26日

ルビーのミラクルな旅

ミラクルなことでした。

何年も前に分けてもらった私のルビー

が、採掘現場(出身地)まで帰りました。

「出て行ったルビーが帰ってきたのは

初めてだぁ~」と感動していただきました。

鉱山で、その私のルビーを発見した

「第一発見者」である鉱夫の方とお会いでき

る奇跡に私も感動しました。

嬉しくなって記念撮影したものです。

  


Posted by 森 孝仁 at 05:59Comments(0)ルビー

2009年08月25日

ルビーとダイヤモンドのカット研磨職人のちがい

「ルビーをカットする職人さんとダイヤモンドを

カット研磨する職人さんと違うのでしょうか?」

とびっくりするような質問をいただきました。

見た目で、ルビーも輝いているけどダイヤモンド

ほど「完璧」なカットではない。。

ダイヤモンドの職人さんにやっていただいたら

ルビーももっと美しくなるのではないか?

という会話が続くのですが。。

答えは、同じカット研磨でも考え方も方法も

まったく違います。使う機器は似通っています

がやはり違います。

まず、カットする、しないに関わらずその色が

大切なルビーとカットして光を反射することで

宝石としての価値に大きく影響を与えるダイヤ

モンドとの違いがあります。

そしてルビーの場合、無処理で美しい原石が

とても少ないので多少形が悪くてもなるべく

原石の重量を残そうとするため、ルース(裸石)

の状態でいびつな形が多いのです。

また、ルビーは赤色が大切ですので一番美しく

赤色を発する結晶の方向がありオリエンテー

ション(テーブル面を持ってくる方向)も大切

になります。

さらに、アクアマリンなどの大きな結晶を

カット研磨する職人さんには、そのまんま芸術

見たいな技術を持つ方もおられて、それで

その宝石の価値が大きく上昇することもあり

ます。

これらの違いから、ダイヤモンドと色石の両方

をカット研磨する職人は、多くないと思います。

写真は、カナダでお邪魔したユダヤ系のダイヤ

モンドのカット研磨工房とルビーをカット研磨

するモリスミャンマーのカット工房です。

実は私も同じようなことを一瞬考えました。


  


Posted by 森 孝仁 at 05:36Comments(0)ジュエリー

2009年08月24日

RUBINO イタリアのおいしい赤ワイン

赤ワイン イタリアトスカーナ地方の

「RUBINO Val di Cornia Rosso」

(ヴァルディコルニア ロッソ)

は、とてもしっかりとした赤ワイン

で私は大好きです。

サンジョヴェーゼ50%、カベルネ25%、

メルロー25%で、茹で肉、赤身/

白身の肉料理、チーズとの組み合わせ

に最適のワインとのこと。

一度お試しください。
  


Posted by 森 孝仁 at 06:13Comments(1)ワイン

2009年08月23日

横浜の花火を見に行ったら

秋の空が美しい時期になりました。

昨夜は横浜で打ち上げられる花火を

海から見るという楽しい集まりがあり

ました。

ハーバーを出て、ベイブリッジの下を

通過するころ、落ち着いた雰囲気の

紳士とおしゃべりをしていたら。。。

ローマであの「ローマ法王」の像を

バチカンの依頼で創作される彫刻家

でいらっしゃる奥村先生でした。

もう35年もローマにお住まいで昨夜

日本に立ち寄られたとのこと。

ローマといえば、伝統的なジュエリー

を創作される職人さんが多くおられる

ところです。ルビー談義に加えて、

モノづくりのお話に花が咲きました。


  


Posted by 森 孝仁 at 07:36Comments(0)ルビー

2009年08月22日

ルビーの権威 ウーニャンティン博士は手書きで。。。

モリスミャンマーでルビーの研究について

ご指導いただいているルビーの権威

Dr. U Nyan Thien(ウーニャンティン博士)

はイギリスの宝石鑑別期間FGAにビルマ産

ルビーの鑑別技術開発を指導した立場の教授。

モリスミャンマーでは、1mmのメレルビーでも

もらさずインクルージョン(内包物)の写真

を残しデータの蓄積をしていますが、先生は

いまだに顕微鏡で観察したインクルージョン

を手書きの絵で残されています。

デジタルカメラという便利なものがあるの

でそちらが効率がいいのですが、実際に

自分で顕微鏡を見ながら絵を描いてみました

ら、写真を撮影するよりもはるかに注意深く

観察しなければ描けません。

実は、モリスルビー研究所を設立していただ

いたDr.ミンカイ先生の恩師が、

ウーニャンティン博士です。

ルビーの研究をご指導いただくモリスの

ブレインの先生方。

感謝です。

写真は、先生の生徒さんが描いた

インクルージョンの絵です。

  


Posted by 森 孝仁 at 09:42Comments(0)ルビー

2009年08月21日

金属アレルギー

「ネックレスをお召しになられていて

かゆくなってきたのですけど。。。」

と昨日、ご相談を頂きました

金属アレルギーの可能性があったの

でちょっと調べてみました。

(社)日本ジュエリー協会の発行する

テキストによると、

「人間の皮膚は常に一定の化学組織
でできています。そこに、ほかの物質が
侵入すると、普通は吸収され腸などを
経て排出されてしまいます。しかし有害
物質が入ると、これをマークする細胞
(ランゲルハンス細胞)が探知し、有害
物質はリンパ球がアタックし、死滅させ
液体にしてしまいます。これが小さな
水泡になったりしてかゆくなる「かぶれ」
なのです。リンパ球がその有害物質を
覚えていて、再び侵入すると直ちに反応
を起こすことをアレルギー(感作)といい
ます。アレルギーを起こす物質をアレル
ゲンといい、一度強いアレルギーができ
るとなかなか消えにくく50年以上も影響
されることがあります。またアレルゲンの
量は極々微量でも拒絶反応を起こします。」

とのことです。

身体が一度、有害物質だと認識してしまう

となかなか面倒なようです。

銀製品に対してアレルギーが出る方は意外と

多いのですが、金でも、プラチナでも身体が

有害だと勘違いするとアレルギーがでるそうです。

まず、お召しになる前に心配な方は、

「パッチテスト」といい試薬(各種の金属のイオン化

した液を健康に影響しない程度に薄めた液)で

検査することをおすすめします。

金属アレルギーがある方は、本当に気の毒です。

いつか、それが気にならないジュエリーを作りたい

ものです。
  


Posted by 森 孝仁 at 08:32Comments(0)今日の出来事

2009年08月20日

神秘的なルビーの魅力

赤い宝石の代表格であり、ダイヤモンドが

広く知られる前には「宝石の王」と呼ばれて

いたのがルビーです。

(インドでも「ラトラナジュ」とは宝石の王という

意味です)

エドワード王子のブラックプリンスはスピネル

だったことや、ツタンカーメン王のジュエリーに

使われている赤い石はカ―ネリアンだったなど

が分かるようになりました。

最近は宝石学が発達してきたおかげで

本物のルビーと類似石が合成石が分けられる

ようになってきた事はとても良いことです。

しかし、理論的に発達したおかげで、

ルべライト(トルマリン)、バラスルビー(スピネル)

ケープルビー、アリゾナルビー(パイロープガーネット)

などの紛らわしい名前が登場したのも事実です。

そして、加熱処理をして美しさを改良したルビーと

無処理で美しいルビーが同じような「ルビー」になって

しまったのも残念なことです。。

無処理で美しく、希少性が高いから「宝もの」として

大切にされ、人々が宝探しの旅に出たのです。

宝石学が発達するはるか以前にロイヤルファミリーの

宝飾品に使われていたルビーの大半は、

無処理で美しいミャンマー産のルビーです。

ミャンマーのモゴックでは、5000年前の遺跡からルビー

を採掘したと思われる道具が見つかっています。

それだけ古くから人が探したルビー。

大半のヨーロッパの国王、アジアの国王が

愛したルビーがミャンマー産のルビーなのです。。

理論的に発達する以前から人々を惹きつけてきた

魅力こそルビーの本当の魅力かも知れません。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:55Comments(0)ルビー

2009年08月19日

ルドルフ2世のルビーの王冠

スイスの小領主からオーストリア王朝の

国王の家系へ、そして700年もの間、

権力の座にあったハプスブルグ家。

1600年代に王座にあったのが

この王冠の主 ルドルフ2世だったようで

すが、NHKのテレビで一度、ルドルフ2世は

戦争をして領土を広めるなど国力を上げる

活動よりも芸術や錬金術の研究などの

学芸に力をいれた国王だったと見たように

記憶しています。

写真のおでこの部分のルビーは15ctぐらい

あるのでしょうか?いや、もっと大きい様な

気もします。 このころの国王の権力を感じ

ずにはおれない王冠です。

デザインは、ローマ法王のポープがつける

帽子の形に似ていますが、ウィキペディア

辞書によると、厳格なカトリック教徒であった

ようで、それが関係しているのでしょうか?

(ウィキペディアより引用ここから)
政治的には無能だったルドルフ2世であるが、教養に富んでいたことから文化人としては優れていた。ルドルフ2世が芸術や学問を保護した結果、その下にはルーラント・サーフェリー、バルトロメウス・スプランヘル、ジュゼッペ・アルチンボルド、ハンス・フォン・アーヘン、アドリアーン・ デ・フリースといった欧州における多数の芸術家が集まり、帝国首都のプラハは文化的に大いなる繁栄を遂げたのである。ルドルフ2世自身は、特に錬金術に大いなる興味を示しており、実際に多くの錬金術師のパトロンとなっていた。また、天文学者のティコ・ブラーエやヨハネス・ケプラー、植物学者のシャルル・ド・レクリューズなどもルドルフ2世のもとに出入りしていた。
(引用終わり)

ひょっとしたらルドルフ2世は、

国王になるよりも学者さんとして生きたかった

のかも知れません。

写真は、事典『ウィキペディア(Wikipedia)

ルドルフ2世の王冠
  


Posted by 森 孝仁 at 06:37Comments(0)ルビー

2009年08月18日

ちょっとオタクなはなし

モリスは、伝統的なミャンマー産の無処理

で美しいルビーしか取り扱わないのですが、

ルビーの処理で一般的な加熱処理された

ものとそうでないものは、どうやって見分ける

のか?

拡大検査(ルーペなどでルビーの中身を拡大

して、内包物などの熱による変化を観察する)

やレーザートモグラフィー(細く絞ったレーザー

をルビー内に照射して結晶の内部構造を観察

する。要するに熱で変化した結晶の成長線など

に変化がないか見る)や成分分析(ルビーを

黒くする鉄分やチタンなどが、色の割に含有量

が多すぎると、酸化させたのではないか?と

疑われる。。など)などにより見分けられますが、

天然の産物である宝石には「個体差」があり、

データだけで判断するにはデータの蓄積が大切

です。

モリスがミャンマーにある現地法人

モリスミャンマーで、すべての工程を管理して

無処理で美しいルビーのデータ収集をずっと続けて

います。

近い将来、日本国内にあるルビーの処理の有無を

確実に判別できる日が来ると思います。

  


Posted by 森 孝仁 at 08:55Comments(1)ルビー

2009年08月17日

スコットランド王妃が贈ったルビーリング 1810年

写真のデザイン画は、1810年に

スコットランド王妃から彼女の

マンズフィールド州の親友に

リングにされて贈られたものです。

水彩画だということですが、右上

のルビーのセットされた部分が

開くようになっていて、開けると

ハートのルビーのもとで手をつなぐ

モチーフがエナメルで表現されてい

ます。

フープの部分にもルビーをつけて

手をつなぐデザインが用いられて

おり、下の記述には11月15日1810年

にプレゼントされたと記されています。

結婚の儀式だけではなく、女性同士の

友情の表現にも使われていたことを

うかがい知ることができます。

デザイン画しか見ることができない様

ですが、実物もぜひ見てみたいと少し

欲張ったことを考えてしまいます。

私の場合は、実物に触れて、その方が

感じた重さ、着け心地、手につけて見た

ときの印象は、身につけるジュエリーに

とってはとても大切な要素だと感じる

からです。

資料は、下記書籍より引用。

「Rings Jewelry of power, love and loyalty]

Thames & Hudson, Arthour: Diana Scarisbrick
  


Posted by 森 孝仁 at 06:03Comments(0)