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森 孝仁
森 孝仁
ルビーしかやらない。。けど、ルビーにはうるさいジュエラー「モリス」。
 「京都から世界に通用するハイエンドジュエリーブランド」をつくろうと。。。
気づいたらミャンマー、京都、中国、アメリカ。。。「多国籍ジュエラー」になっていました。
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2009年08月25日

ルビーとダイヤモンドのカット研磨職人のちがい

「ルビーをカットする職人さんとダイヤモンドを

カット研磨する職人さんと違うのでしょうか?」

とびっくりするような質問をいただきました。

見た目で、ルビーも輝いているけどダイヤモンド

ほど「完璧」なカットではない。。

ダイヤモンドの職人さんにやっていただいたら

ルビーももっと美しくなるのではないか?

という会話が続くのですが。。

答えは、同じカット研磨でも考え方も方法も

まったく違います。使う機器は似通っています

がやはり違います。

まず、カットする、しないに関わらずその色が

大切なルビーとカットして光を反射することで

宝石としての価値に大きく影響を与えるダイヤ

モンドとの違いがあります。

そしてルビーの場合、無処理で美しい原石が

とても少ないので多少形が悪くてもなるべく

原石の重量を残そうとするため、ルース(裸石)

の状態でいびつな形が多いのです。

また、ルビーは赤色が大切ですので一番美しく

赤色を発する結晶の方向がありオリエンテー

ション(テーブル面を持ってくる方向)も大切

になります。

さらに、アクアマリンなどの大きな結晶を

カット研磨する職人さんには、そのまんま芸術

見たいな技術を持つ方もおられて、それで

その宝石の価値が大きく上昇することもあり

ます。

これらの違いから、ダイヤモンドと色石の両方

をカット研磨する職人は、多くないと思います。

写真は、カナダでお邪魔したユダヤ系のダイヤ

モンドのカット研磨工房とルビーをカット研磨

するモリスミャンマーのカット工房です。

実は私も同じようなことを一瞬考えました。
ルビーとダイヤモンドのカット研磨職人のちがい

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Posted by 森 孝仁 at 05:36│Comments(0)ジュエリー
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