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森 孝仁
森 孝仁
ルビーしかやらない。。けど、ルビーにはうるさいジュエラー「モリス」。
 「京都から世界に通用するハイエンドジュエリーブランド」をつくろうと。。。
気づいたらミャンマー、京都、中国、アメリカ。。。「多国籍ジュエラー」になっていました。
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2008年12月12日

宝石の中に、そのまた宝石の中に。。。

2mmのルビーを顕微鏡をのぞいていたら。。。

ルビーの結晶の中にある、小さな結晶の中の

そのまた中に「針状の結晶」があるではないですか?

大きさは、1/1000㎜ぐらいでしょうか?

角度からすると六角形の結晶の中で育つルチルかな

と思います。

ルビーの中によく入る「シルクインクルージョン」も

このルチルの針状の結晶です。

小さくでも規則正しく60度と120度に並んでいます。

自然とは、自ら然るべき姿になるということですが、

こんなに小さな結晶の中の結晶の中の結晶。。。も

書物通りになっているのです。

小さい宝石の中にポツんといるそのまた小さな宝石。

宝ものを見つけたように周りの皆に自慢して

しまいました。

  


Posted by 森 孝仁 at 18:40Comments(0)ルビー

2008年12月11日

好きな言葉

お茶の先生 芳心会の木村先生にお稽古で禅の言葉

をお教えいただけるので、興味があり、ちょっと

覗いてみると、禅の言葉という本に素晴らしい

一説がありました。

法華経に「明珠在掌、みょうじゅたなごころにあり」と

いうそうですが、明珠とは、透明な宝石のこと(珠玉)

であり、仏心や仏性をあらわし、掌とは文字通り自分の

手のひら。要は、「人はみな生まれつき美しい宝石を持って

いるので、それを磨けば、明るい輝きを放つのです」という

禅の言葉です。

ここで使われている明珠とは、人の「個性」を指している

様です。

人の個性を宝石の輝きにたとえているところ、そして、その

個性を磨きなさい。。と、宝石を日々磨いている私たちは

「感覚的」にその言葉にひかれます。

宝石を手で磨かれるとわかりますが、0.001ct研磨するのも

大変です。努力できるのは、美しく輝くんだと信じられるから

だと思います。

期待することを諦めないのが肝心かも。

宝石が、宝石らしい最も素晴らしい表現で使われているこの

禅のことば、「明珠在掌」は大好きな一言です。

  


Posted by 森 孝仁 at 06:21Comments(0)今日の出来事

2008年12月10日

上海で偽札発見機に。。。

ただ今、上海に来ておりますが、スターバックスで

カフェラテを注文して100元を払ったら、まずは、

偽札発見機で「ジー。。。。」と。

写真の真ん中の小さな箱のような機械です。

先日もタクシーで、20元の偽札に遭遇しました。

その時も、スターバックスで「ジー。。」と

「ディスイズ ノット リアル ワン。。。」
「これ偽札です」

と一蹴されました。

かなり多く出回っているとのことです。

皆さん、お気を付け下さい。

ちなみに、貰ってしまった人が損することになります。


  


Posted by 森 孝仁 at 17:42Comments(0)今日の出来事

2008年12月09日

ビラヒム君はミャンマーへ出発

モリス三条本店にいるビラヒム君はミャンマーへ

出発しました。

セネガル国籍でアフリカの言語、フランス語、英語

日本語が堪能なスタッフですが、今回はシンガポール

経由でヤンゴンへ。

現地のモリスミャンマーのメンバーとも会いに行きま

した。

ミャンマーへはあまりアフリカ人は出向きませんので

空港では目立つことでしょう。

海外事業部担当のビラヒム君、いよいよ活動が本格化

してきました。

グッドラック!

写真は、モリスミャンマーの番頭 イエッチョー君、

日本語が堪能です。




  


Posted by 森 孝仁 at 13:43Comments(0)今日の出来事

2008年12月08日

久しぶりに昔、通っていた小学校へ行った感覚?

自分のルビーを見ていて不思議な気持になるときが

あります。

「ルビーの色が変わった???」ように感じるのです。

最初に見た時の印象と今見る印象は、まったく違います。

それでは、ルビーの色が本当に変わってしまったので

しょうか?

ルビーは光源によって表情を変えていく面白い宝石ですが、

(アレキサンドライトの様な性格ではなく、表情を変わる

という意味で)

同じ光源のもとでも明らかに印象が変わっています。

しかし、理屈の上では、経年変化もなく、色が変わること

はありません。

私は、「自分が変わった」と思っています。

初めてこのルビーを着けた時と今では、ルビーを見てきた

数も断然違いますし、少し年も重ねましたし。。。

ありがたいな、と思うのは、昨日と今日と明日が、同じ

ではないということを感じさせてくれる事です。

皆さんも、ありませんか?

久しぶりに昔、通っていた小学校を訪ねたら。。。

思い出と全然違っていた!ってことは。

私のルビーの色が変わった!と思う感覚はそういうものです。

私は、同じことだと思います。ただ変わっていく自分を

感じられるのは、絶対に変わらないルビーを着けている

からだと思います。

自分の感覚が変わっていくことを感じさせてくれるもの。

どのくらい身のまわりにあるのでしょうか?

身に着けて、毎日見ていると面白いのです。

  


Posted by 森 孝仁 at 20:40Comments(0)ルビー

2008年12月07日

おもてなし とは自分を磨くこと

モリス三条本店では、茶道の先生にお越しいただき、

「お茶の出し方」や、「禅のことばの解説」など、

わざわざお越しいただくお客様に「おもてなし」が

できるように、初心者の集まりながら、努力しています。

芳心会の木村先生にお稽古をお願いしているのですが、

http://www.hoshinkai.jp/ 

とても、素晴らしい先生にお教えいただけるチャンスに

感謝するばかりですが、モリスの若手「ちよまつ」

「きたの」「ビラヒム」はじめ全員が、お茶が大好き

になりました。嬉しいことです。

お稽古をさぼる悪い癖がある私は、いつも次の日に

「何を教えていただいたか、まとめて教えて。。」と。

お話をお伺いするたびに、足りないところが増えていく、

のですが、少なくともポイントの一つはお教えいただけた

かな、と感じています。

「自分がおもてなしできる様な人になれるよう、自分を磨き

続けていくこと」が大切なのかも知れません。

どの様な人におもてなしして貰うのか?は、自己満足じゃない

ですものね。

足りないところを気づかせていただくほど、ありがたい

ことはありません。

ちなみに、私が好きなのは、先生のお稽古場の

「し~ん。。。。。」としたでも、あたたかい空気です。


写真は、橋本コレクションの、「緑色石を用いたリング」

です。2000年近く経って傷んでいますが、まだ手にとれる

ことに驚きます。歴史的なものに触れる機会を与えていた

だけることにも感謝です。

  


Posted by 森 孝仁 at 09:19Comments(0)今日の出来事

2008年12月06日

地球にやさしいではなく「地球が優しい」

筑波大学の名誉教授の村上和雄氏(遺伝子の専門家)

は著書(生命の暗号)で、「地球にやさしいとは

人間の傲慢です。地球が優しいというべきです。

地球が先なんですから。」といっておられます。

「長い地球の歴史の一番最後のほうで、子供が

ちょっと勉強して、自分は親より偉い、だから

親に優しくしよう、といってるようなものです」

「地球は人間の生命を生み出したけど、人間は

大腸菌の生命一つすら生み出せないことを知る

べきだ。。。」とも書かれています。

とても素晴らしい視点だと思います。

地球から生まれてきた人間は、優しく。。なんて

傲慢なことを考えずに、感謝すればいいのだと

いうことです。

ルビーと向き合っていて、自然の宝石、無処理の

宝石の意味をどのように解釈していいのか?

いつも意識していますが、とてもいいきっかけを

頂きました。

写真は、Mogok鉱山のダッタオのルビーの原石です。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:12Comments(0)今日の出来事

2008年12月05日

ルビーのリングがないと。。。

私はなぜ、ルビーのリングを着けているのか?

そう考えたことはなかったのですが、朝でかける

時に指に無いのが気づくと、駅に居ても取りに帰る

ぐらい「必需品」になっています。

なぜでしょうか?

ジュエラーを育てる専門学校である大阪の「JBS」

恩師の畠校長先生いわく。。。

「ジュエリーの身体で占める面積は小さいけど、

心の中で占める割合はとても大きい」そうです。

という訳で、精神的なものといえます。

とはいっても、最初ルビーを着けて電車に乗った

時には、周囲の視線が気になりましたが、今では、

自分もルビーと一緒にいるのが慣れて、面白い

ことに気付きます。

電車で正面に座った人が「イカツイ」人

立った場合。。私がルビーを着けている事を分かる

前と後では、目の優しさが明らかに違います。

怖い眼から、「優しい目」に変わります。

これは不思議なことです。

また、ルビーをお召しになられた奥様と同じような

ことがあると、「ニコッと」されます。

表情は無視していても、目はニコッとされています。

さて、私がルビーを着けているとそうですが、私が

いなくてルビーだけ「コロッと」落ちていたら。。。

皆さん拾うでしょうね。。そういう魅力があるのが

ルビーかも知れません。

畠先生のいわれている「心のお守り」なんでしょう。

電車の中だけでも、ルビーを着けることを楽しんでおります。

ちなみに写真は、パープリッシュなスタールビーです。

私のルビーにスターは出ませんが。。

  


Posted by 森 孝仁 at 05:54Comments(0)ルビー

2008年12月04日

ミャンマーのエーヤワディー川

写真はミャンマーのエーヤワディー川の上空、

これは「Bagan」という世界の三大仏教遺跡が

広がる上空を通過中のとき、日の入りが美し

かったので撮影しましたが、ふっとしたことで

思い出しました。

とても美しい風景でした。

エーヤワディー川と言えば、ミャンマーを縦断する

ミャンマーの人の聖なる河ですが、以前カチン州の

源流に行った際、多くの仏教徒がお祈りを捧げてい

ました。

  


Posted by 森 孝仁 at 21:45Comments(0)今日の出来事

2008年12月03日

ルビーが教えてくれたこと

ルビーが教えてくれたこと。。。

それは、「感じるのと考えるのは全然別」

「そして、感じたことに自信を持って」ということです。

考えてみれば、私たちが普段、生活していて何気なく

判断をしている事のほとんどは、「何も考えずに、

なんとなく。。感じたままに」しているのに、

何かを考え始めると、ことが理屈っぽく複雑になり

「変なことを考えなければよかった。。。」とか、

「影響されなければよかった。。。」ということに

なったりします。

何か結果を要求されたれり、損得が絡んだ瞬間に

「あれこれ。。考え始める」のじゃないでしょうか?

感じたまま動けば良かったのに。

そして、考えてから始めるので、やったら人だらけ!

人が多いからケンカが始まったりします。

皆さん同じことを考えて取り合いするからです。

「考えないで感じたままに」などというと、「天然」とか

「脳天気」な雰囲気がありますが、モリスが原石から

カット研磨して「生のルビー」を預からせていただく

唯一のジュエラーに成れたのは、「考えていなかった」

からです。というよりかは、考えたら絶対に無理だと

判断していたと思います。

「自分が感じたことに自信をもって!」

とは、ルビーが教えてくれたことです。



  


Posted by 森 孝仁 at 05:31Comments(0)ルビー

2008年12月02日

モリスの誇り

モリスミャンマーのカット研磨作業を担当するのは

長老「マウンマウンさん」を筆頭に「ゾーミンチョー」君

そして、写真の「ミンゾー」君、そして数人の見習

カッター。

師匠のマウンマウンさんが機械を一切使わない伝統的

な方法でファセット面をつくっていき、お弟子さんたちで

研磨をしていくというのが大体の流れです。

ミンゾー君も元々は原始的な器具だけでカット研磨して

いた職人さんです。

ルビーをカット研磨するのは毎回、真剣勝負です。

この顔を見て下さい。

カット研磨にすべてをかけてやってくれるのです。

だから、ごく稀にカット研磨作業中に破損してしまう

ルビーが出てもそれが運命だった。。と諦めがつくの

です。

素晴らしい熟練した職人さんは、モリスの誇りです。

  


Posted by 森 孝仁 at 09:28Comments(0)ルビー

2008年12月01日

偶然に偶然が重なって。。。

ミャンマー産のルビーは結晶化するのに

長い長い準備期間があったそうです。

インド洋の海の底に堆積した「堆積岩」が

地殻変動により現在の位置まで移動してきて、

そして、ビルマプレートとインドプレートの

間で「接触」して「変性」してできたのが

ミャンマー産ルビーの母岩である「石灰岩」

そして、モゴックの町の真ん中を貫く、

「ザガインフォルト」火山脈の溶岩に溶かされ

接触変成岩を起源とするミャンマー産のルビー

ができたそうです。

。。これは、30年ほど前にイギリスのFGAに

ミャンマー産ルビーの指導をされた大先生、

ウーニャンティン先生がおっしゃられていました。

モリスのルビー研究所をつくるときに色々と

アドバイスいただいたのです。

インドが昔、アフリカとつながっていて、8億年前に

移動を始めたそうです。

そう考えると8億年かかってルビーができる環境が

ととのった訳ですね。

  


Posted by 森 孝仁 at 19:12Comments(0)ルビー