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森 孝仁
森 孝仁
ルビーしかやらない。。けど、ルビーにはうるさいジュエラー「モリス」。
 「京都から世界に通用するハイエンドジュエリーブランド」をつくろうと。。。
気づいたらミャンマー、京都、中国、アメリカ。。。「多国籍ジュエラー」になっていました。
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2009年07月28日

これから結婚されるおふたりのお守り



結婚式をされる会場を見学して

いて気がついたことがあります。

それは、「結婚式」は大切なの

は勿論ですが、結婚式の後の

イメージがあまりない事です。

お二人の結婚というのは、式が

終わってから始まって、

そこから10年、20年と続いて

行きます。

おふたりの時間があって、

お子さんが誕生したり、

親戚の優しさを感じたり、

独身であった頃には想像も

していなかった素晴らしい

時間をふたりで過ごしてい

くのが結婚生活です。

ルビーはおふたりのお守り

だと思うのは、この結婚生活

で大切なのは、ハートです。

ハートの色は何色でしょうか?

長い結婚生活には、ケンカなど

色々あるでしょう。

でも、ハートがある限りおふたり

はずっと幸せなのです。

少なくとも、私たち自身はそうです。

結婚する前から

「将来に一緒に仲睦ましく年を

とっていく姿に憧れてほしい」

と思います。

あっ。。そうか。

だから、今のお父さん、お母さん

世代が「素晴らしいお手本」に

なって頂かないと。。。

  


Posted by 森 孝仁 at 06:38Comments(0)ルビー

2009年07月27日

夕焼けはなぜ赤いのか?

ただいまモリスブライダルの関係で

沖縄に来ております。

昨夜は、曇り空にもかかわらず、

とてもきれいな夕焼けでした。

真っ赤な太陽がゆっくりと東シナ海

に沈んで行きました。

さて、太陽が地平線、海岸線に沈ん

で行くときに赤くなるのはなぜで

しょうか?

それは、ルビー色(赤)が人の眼に

見える色(可視光線)の中で一番

波が穏やかな光だからです。

大気圏を超えて届く光も空気中の

チリや水蒸気に当たって止まって

しまいます。その中で一番穏やかで

幅の狭い赤色が障害物に当たりにく

く人の眼に届くので、夕焼けは赤く

見えるという理屈ですが、実際に

赤の隣の光線「赤外線」は、人の眼

には見えませんが、人の身体さえ

通り抜けていくそうです。

赤外線治療などは、その光線で

血のめぐりを良くしようとする医療

機器で、赤外線を照射しても温かく

感じるのは自分自身の血流が良く

なっているからです。。

ターミネーターの鉄砲についている

レーザー光線も「赤」ですね。

赤が一番曲がりにくいからです。

というわけで、夕焼けになるのは、

昼間に7色届いて白く見えていた光

が、太陽が沈んでいく時=光が通過

する大気圏から地表までの距離が

長くなるときに可視光線の中で、

一番遠くまで届くのが赤だからです。

写真は、朝焼け、太陽の逆がわです。



  


Posted by 森 孝仁 at 07:35Comments(0)ルビー

2009年07月26日

ルビー色(赤色)が記憶に残りやすい?

昨日は、京都嵐山の保津川で

お知り合いに船に乗せていた

だきました。

鵜飼いによる鮎漁を見ていた

ら、屋台のお船が近づいてき

ました。お船の上で遊ぶ、

花火や「みたらし団子」が売っ

ていました。

「みたらしだんご」と書かれた

札の下に赤い文字(ルビー色)

で「一皿三本360円」と書かれ

ていましたが、後からずっと

覚えています。

(買いませんでしたが。。)

強く記憶に残ったのです。

という訳で、赤色で書いた字は

人の記憶に残りやすいのでは、

と思います。

。。と考えると女性が赤い口紅

意味も何となく分かります。
  


Posted by 森 孝仁 at 08:27Comments(0)ルビー

2009年07月25日

ルビーだけ?? と毎日聞かれています。。。



京都三条のモリスはルビーが専門です。

ルビーしかも、ミャンマーでとれた、

処理をしないでも美しい天然ルビーだけ

しかやりません。

。。何故ルビーを選ばれたのか?

昨日もセミナーにご出席いただいた方に

お聞きいただきました。

この質問にはいつも困りますが。。

ルビーの仕事をする前の話ですが、

まったく違う仕事をしていた私がある時

ルビーを見てショックを受けたのです。

ルビーが宝モノだと感じたのです。

宝物は「宝探しに行かなくては!」と

ものすごいシンプルな理由です。

その時に、宝石に興味があった訳ではありま

せんので、宝石の中からルビーを選んだ

訳ではありません。

モリスがミャンマーで天然無処理で美しい

ルビーしかやらないのも、別に天然無処理

という言葉にこだわっているわけではなく、

処理しているものが

宝ものに見えないだけなのです。

それがモリスです。

  


Posted by 森 孝仁 at 15:36Comments(0)ルビー

2009年07月25日

素材を感じられるか?

写真は橋本コレクション

1680年ごろの来歴:フィリス

フィリップ夫人の金製リング。

ミャンマー産の無処理で美しい

ルビー(モゴックと思われる)

を使ったリングです。

ヒストリックリングです。

宝石ジュエリーをご覧になる時、

私はいつも宝石(真ん中で堂々

としているから)に視線が集中

するのですが、宝石ジュエリー

は、どの様なジュエリーにする

のかという「発想や構想」など

に基づきデザインが浮かび上が

り、そして職人さんがデザイン

に従って正確に製作していき、

宝石ジュエリーが出来上がりま

す。どれかが欠けたら。。。

良いジュエリーになりません。

せっかく素晴らしい発想でも

デザイナーや職人さんが素晴ら

しい仕事していただかないと

大したものになりませんし、

真ん中にある宝石が大したこと

なければ、それ以外が如何に

すぐれていても、「宝物」的な

価値はつかないはずです。

だから、まずは宝石の価値、

そして、それを活かすデザイン

とつくり。。この順番は、

アクセサリーなどのファッション

性の高いもの出ない限り、

逆にはなりません。

ということは、これからの時代は

素材から進化して、デザイン、

つくりへと最後の完成品から最も

遠いところから逆に進化していき

その素材と「お話」できるくらい

の「感性」をまずは磨いて、

デザイン、つくりを学んでいく。。

流れにが一番いいのかな?と

思います。

ヒストリックリングを拝見して

感じたこと、変わらないものは

人の感性で、情報でも技術でもな

いからです。

感性を軸にしている限り、

1000年後に見た人にも感動を

与えるジュエリーになるのでは

と思います。

アクセサリーは、流行が終わる

と金やプラチナなどの素材を

使って次の流行に合わせてつく

りかえますが、宝石ジュエリー

は、枠はつくりかえても宝石

は、素材そのものを活かして

次の形になります。

順番は、素材→デザイン→

つくりで、どれが欠けても

いいモノにならないのですが、

まずは、素材を感じることが

大切なのでしょう。。

  


Posted by 森 孝仁 at 08:19Comments(0)ルビー

2009年07月24日

京都三条でルビーセミナー

今日は、モリス三条本店でルビーの

セミナーを開催しました。

11名の受講者がお越しになられ

てお店は満員なりました。

宝石とは。。。美しく、希少で、

経年変化の無いものです。から

始まって、宝石の品質判定を

もとにルビーの値段の出し方を

途中、お抹茶とお菓子のブレイク

を挟んで進めました

初めてセミナーにご参加い頂いた

受講者の方に、セミナーの途中で

ルビーの処理について説明して

下さい!とご注文いただきました

ので、テクニカルなお話も少し

させていただきました。

驚いたのは、加熱処理をした

ルビーについての知識は、普通の

宝石商よりも詳しくご存じで

いらっしゃったことです。

実は先日、東京で宝石商の方を

対象にセミナーをさせていただい

たのですが、その時の皆さんより

宝石の事をよくご存知でした。

インターネットが発達して情報化

社会といわれて久しいのですが、

ルビーが好きな方の情報力には

目を見張るものがあります。

これからのジュエラー(宝石商)

はただ単に書物で勉強しただけ

資格を持っているだけでは、

自分たちがおすすめする商品の

説明すら満足にできないかも

知れません。

私たちとしては、「モリスルビー」

素晴らしさを今まで通り一生懸命に

お伝えしていくだけですが。。

  


Posted by 森 孝仁 at 20:27Comments(0)ルビー

2009年07月22日

婚約指輪にルビー

婚約指輪の主流はダイヤモンド

なのは皆さんもご存じの通り。

やはり約束には、かたくて透明

なダイヤモンドがそのシンボル

に向いていたのかも知れません。

でも、結婚式が終わってからの

2人にはあたたかいハートが大切

です。

ハートは。。赤いルビーだと

思います。

ほんとだ!!

それでは、なぜ婚約指輪や

結婚指輪の主流にならないので

しょうか?

実は、天然無処理のルビーは

とても希少な宝石です。

だから処理をして美しさを改良

しているルビーが一般的です。

対してダイヤモンドは、希少性

は高くないので一般的には処理

されていません。

この処理をしている、

処理をしていない。。の判別が

難しいから、ルビーは取り扱わ

ないのが安全だったのです。

。。モリスは行きましたよ。

処理をしない原石を探しに鉱山

まで。。

だから、これからは大丈夫です。

安心して処理をしていない

ルビーを婚約指輪に使って貰え

ます。

何といっても、元々ブライダル

リングに使われていたのルビー

なのですから。。
  


Posted by 森 孝仁 at 20:27Comments(0)ルビー

2009年07月22日

赤は特別な所に多い

中国はとにかく赤がお好きな国

の様です。

めでたい色の代表格だと中国の

友人が教えてくれましたが、

その理由は、当たり前すぎて

科学的に説明できる人はいない

よ。。との事。伝統的なものだ

そうです。

そして、その友人が、ほら。。

あの神様の「おでこ」にも

赤でしょ。。。

本当です。

ミャンマーのポパ山(仏教の

聖地)に行った時にも、お釈迦

様のおでこにルビーがついてい

たのを思い出します。

。。。そうだ。

赤信号も赤です。

仏教界の袈裟の色は普通紫です

が、聞いた話によると最高位は

赤だそうです。

赤。。朝一番に赤を見ると

一日のスタートがパワフルにな

ります。

周りを見渡してみて下さい。

大切な所に赤は多いはずです。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:19Comments(0)ルビー

2009年07月17日

森林の中で赤いのはお花とルビーぐらい

宝石ルビーは、「赤い宝石」の

代表格。古代から大切にされて

きました。これだけ長い間、

世界中の国で大切にされてきた

わけは、森林浴に行けば何とな

く分かります。

深い森の中、小川が流れ白樺の

気が茂っている、ちょうど長野

の高峰山や霧ケ峰の麓、軽井沢

などで、自然の「赤」がとても

少ないのです。そして、赤いの

はやはり、「お花」です。

赤く輝いて、緑の中で鮮やかに

「生きて」いることを実感でき

ます。お花はしゃべらないので

すが、確かに生きてるわけで、

それを強く感じます。

自然の中で「赤」といえば

間違いなく「いのち」であり

「エネルギー、パワー」だと

思えます。

そして、ミャンマー産のルビー

を森林の中で夕方沈みゆく太陽

のもとで見たときの美しさは、

お花パワーも霞んでしまう強烈

な「赤」です。

一度、キャンプに行かれる事が

あったらルビーも一緒に持って

行ってみて下さい。
  


Posted by 森 孝仁 at 10:01Comments(0)ルビー

2009年07月16日

結婚と赤の関係 その2 赤い糸

結婚と赤を調べていくと。。。

ポルトガルの若い女性は、嫁入り

衣装のシャツに、婚約者に贈る

あまい言葉を赤色の糸で刺しゅう

しました。

日本でも、結婚する2人は

「赤い糸」で結ばれていると

いいます。

どうやら赤い糸は、古代から

守護色(お守りの色)として

アジアでもヨーロッパでも

使われてきました。

衣服の袖口を赤い糸で

刺しゅうするのも、赤い糸

を織り込むのも、邪気や悪霊

を遠ざけると信じられていた

ようです。

「マール社 民族と色の文化史」

によると、

(引用ここから)

たった一本の赤い糸が人を守る

ことがあります。

ジプシーは病気になると薬指

に赤い糸を巻きつけ、熱が汗

となって体外へ出て行くよう

に願います。西シベリア南部

のアルタイ山脈に住む

ハンティ族は、死者が生きる

者の裸足の足跡を追ってくる

と信じ恐れています。その為

誰かがなくなったら7日間は

裸足で歩くことが禁じられ

ています。

ただ、女性は、赤い糸を

死者の身体の上に置いて、

その糸を自分の左くるぶし

に巻きつければ、危険が

避けられるとされています。

赤い糸が、悪霊を追い払う

と考えているのです。

(引用終わり)

というように、赤い糸は

お守りの色として愛する

人を守ってほしいという

気持ちを感じます。

昔から、人間は、愛する

人をとにかく赤くした

かったようです。

何となく分かりますね。
  


Posted by 森 孝仁 at 06:25Comments(0)ルビー

2009年07月15日

結婚と赤の関係

写真は、インドの若い新婦が

結婚する時の姿です。

来ている服は、新婦の父親が

娘に与える最後のプレゼント。

「赤いサリー」

庇護者として最後の役目だそう。

この赤いサリーを身につけると

その後の娘を守る役割は、婿に

譲ったことになります。

そして、この赤色のサリーには

多くの健康な子供が生まれる様

にという父親の願いもこめられ

ているそうです。

そして、新婦の手足は、新郎側

の家の女性たちによって赤く

塗られます。この儀式は、

若い夫婦に幸せをもたらし、

新婦が家族の一員になったことを

認めるものです。

それからの新婦の人生。。。

新婦は赤い縁取りの着いたサリー

を着ることが許され、将来、夫に

先立たれてしまったら、白いサリー

に着替えるそうです。

(民族と色の文化史 マール社)

今も残る「結婚式と赤」の関係。

花嫁をみんなで真っ赤にしてしまう

のが、なんともかわいい習慣です。

海外でよく感じるのは、女性が

口紅とか真っ赤なものを着けている

国々では、子だくさんな様に思い

ます。日本も少子化で困っている

のであれば、「女の子を真っ赤に

するキャンペーン」でもやれば

良いのに。。
  


Posted by 森 孝仁 at 05:41Comments(0)ルビー

2009年07月14日

東品川でルビーセミナー

昨日は、東京の東品川でルビー

のお話をさせていただきました。

茨城県水戸でモリスブライダル

も販売いただいている

「ジュエリーネモト」さんが

勉強会をされているとの事、

ルビーのお話をさせていただき

ました。

根本社長とは、宝石専門学校

JBSで一緒にルビーを勉強した

仲です。

長い付き合いの友人と一緒に

何かができるというのは、

本当にありがたいことです。

  


Posted by 森 孝仁 at 09:53Comments(0)ルビー

2009年07月13日

ルビヌス→ルージュ→レッド

ルビーの語源旧ラテン語の「ルビヌス」が

フランスに伝わってルージュ

イギリスに伝わってレッド

もともとは「赤」という意味だったのです。

その昔は、ルビーとスピネルを区別する

必要もなかったのでしょう。

ただ、インドなどでは、2000年も前から

ルビーとスピネル、ガーネットなど同じ

赤い石でも、どんな赤い石かをはっきり

と分けていたようです。

やはり、ルビーはアジアの宝石なのです。




  


Posted by 森 孝仁 at 06:35Comments(0)ルビー

2009年07月12日

赤は特別な色

ヘブライの伝承では、最初の

人間は、赤い粘土から作られ

たといわれ、神がこの人間を

「アダム」と名付けたのは、

ヘブライ語で「dom」ドムが

「血」を意味するところに

起源があるようです。

結構、古い話ですが、更に

古い4万年ぐらい前に生きた

クロマニヨン人は、死んだ

仲間の例が帰ってくるとこ

ろがある様にと、人骨を

真っ赤に塗っていたそうで

す。生へ帰ってくる時の

目印だったのでしょうか?

もっと古い歴史よると、

今から約10万年前に、いま

でいうイスラエルにある

ふるい墓から、赤土のかけら

と玄武岩製の粉砕器が発見さ

れていたり、赤色は人類が

利用した最初の顔料だった

ようです。

この様に、「赤」の歴史は

とても古いのです。

科学的には、可視光線の中

で一番屈折しにくく速く

通り抜ける光ですが、それ

以外に人の感性に訴える何

があるのかも知れません。

  


Posted by 森 孝仁 at 12:49Comments(0)ルビー

2009年07月07日

7月の誕生石より3月の方がルビーに似合っている?

7月の誕生石はルビーといいます。

でも、これはアメリカ流です。

この毎月の誕生石は1912年に米国

の宝石業界の業者によって決めら

れました。

何しろルビーが一番似合いそうな

フランスでは3月の誕生石で、わたし

的には、そちらの方が好きです。

まだ寒い3月にルビーは温かい感じ、

3月の誕生石アクアマリンの方が

7月には涼しそうですし。

(。。とは、ジョークですが)

さて、この誕生石の由来ですが、

日本のジュエリー協会の資格

「ジュエリーコーディネーター」

の教科書によると、

*ここから引用です。

「旧約聖書の(出エジプト記)に

出てくるイスラエルの祭司長の

胸当てにはめ込まれた12種類の

宝石、そして(ヨハネの黙示録)

の中で理想郷として描かれた聖都

の12の城門を飾る宝石に由来して

いる。またイスラエルの12部族、

あるいは12の使徒の象徴である

事に由来する。また、紀元前の

バビロニア地方に住んでいた

カルデア人によって創始された

西洋占星術(星占いのこと)に

おいても黄道十二宮にそれぞれ

配された宝石があり、天頂にあ

る星座を象徴する宝石の力が

強くなると信じられていたこと

から、月々の石を順次取り替え

身につける習慣となった。。」

*引用ここまで。。

と書かれています。

西洋の占星術は今でいう

カレンダーですので、色々な

祭事と連動していたと思います

が星の運行が手がかりだったわけ

です。

星の運行が読める、星座が分かる

人は重宝されたでしょうし、

発言力もあったのでしょう。

そういえば、かに座はバビロニア

地方の収穫期だそうです。

水がめ座は雨季。。

やっぱりカレンダーですね。






  


Posted by 森 孝仁 at 05:42Comments(0)ルビー

2009年07月05日

シルクと呼ばれるだけあって

写真は、ルビーの内包物でシルクと

呼ばれる、ルチル(TiO2)の針状の

結晶です。チタンの酸化鉱物ですが、

チタンといえば軽くて強い金属です。

ミサイルや宇宙船、戦闘機。。。

もちろんレース用のオートバイの

ボルト類はチタンです。

その酸化チタン=ルチルが針状に

なってルビーの中に入るとまるで

シルクを編んである様に規則正し

く交差して並ぶのです。

顕微鏡で見ていると不思議と

虹色に輝く事があります。

密集してルビーに入ると、スター

ルビーといって六条の線が現れる

ルビーになります。
  


Posted by 森 孝仁 at 21:03Comments(0)ルビー

2009年07月01日

人のつながり

写真は、ルビー鉱区での1枚です。

ミャンマーの仲間たち、

日本の仲間たち、

ルビーは、人のつながりがしっかり

していないと手にすることができ

ない宝石です。

貨幣経済なんて無かったころから

「宝物」として大切にされてきた

ものです。これからもそれは、

変わらないはずです。

最後はノウハウ(Know How)

ではなく、

ノウフー(Know who)です。

大哲学者、行徳哲男先生の

おっしゃるとおりですね。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:47Comments(0)ルビー

2009年06月22日

交換するのに便利なのが通貨

物々交換で経済活動が成り立つのか?

どうかは、分かりませんが、ミャンマーの

田舎では、ルビーやその他の宝石が資産

として物々交換の対象になっていますし、

特別なルビーは、海外のオークションなど

で高い価値を認められています。

2006年のジュネーブで行われたオークション

では、8ct(2g以下)ぐらいのルビーが日本円

で4億円を超えたはずです。

もちろん、そのようなルビーは普段目にする

事はありませんが。。。

ルビーぐらい長く「宝」として各国で認められ

ていれば、むしろ、貨幣より価値の安定した

ものと考えても良いかも知れません。

注*(既にアクセサリー商品に加工されて、

経済活動の中に組み込まれているルビー

ではなく、まだ加工される前の

「特別な原石」については、伝統と慣習

により確固たる価値が存在しています。)

さて、ルビーを「宝もの」と位置付けて

物々交換をしている風景を想像して見て

下さい。せっかく1ctあったルビーを

お釣りがないから半分に割って。。。

など考えられません。とても不便です。

やはり、お金「貨幣」はとても便利な

「信用状」「チケット」なのだなと感じ

ます。交換したい価値に応じてお釣りも

しっかりでますし。

希少性の高い宝物「ルビー」を見ている

とこの非常に原始的な目線で貨幣の便利さ

を感じることができます。

日本円、ドル、ユーロなど色々とありますが、

私の頭の中は、電子マネーを使っている

時でさえ。。「0.1ctのルビーが。。何個」

となっています。(冗談です)

  


Posted by 森 孝仁 at 05:49Comments(0)ルビー

2009年06月19日

14世紀のルビーが教えてくれたこと



写真は、14世紀のヨーロッパのリングです。

14世紀といえば、日本では、鎌倉時代の

後期から室町時代でしょうか。

いまお召しになられていても全然おかしく

ないデザインですし、ミャンマー産もしく

はその近辺の接触変成岩起源のルビーです。

丸くカボションカットされた中央あたりに

天然無処理石特有の赤色の強い部分と弱い

部分がまだら模様のようになっています。

今では、欠点としてとらえられるポイント

ですが、色のムラを真ん中に堂々と持って

きて研磨しているところに感動します。

人が自然に合わせているのです。

今のように「地球にやさしい」とか変な事

を行っていません。「地球のおかげです」

みたいな。。

それだけルビーが貴重なものだった

ことをうかがい知ることができますし、

人間の力ではどうしようもない、

逆に自然を崇拝する気持ちが伝わって

きます。

今も輝いて、それを私たちに教えてく

れている様な気がしてなりません。

  


Posted by 森 孝仁 at 05:28Comments(0)ルビー

2009年06月15日

自然にそうなっているのが良い

人の意思で作られたものではなく、

そうなっているものを人が触れる

事により何かの意味を持つのが、

天然、自然の良いところです。

ルーペを覗くと、「刀」のような

結晶が観察できました

強さを感じ、身につけていると

「お守り」として守ってくれる様な

気がしてきますが、この~「気がする」

という、すこしやわらかな

でも安心感を与えてくれそうです。

それは、やはり自然にそうなっている

ものを見ているからなのです。

  


Posted by 森 孝仁 at 08:04Comments(0)ルビー