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森 孝仁
森 孝仁
ルビーしかやらない。。けど、ルビーにはうるさいジュエラー「モリス」。
 「京都から世界に通用するハイエンドジュエリーブランド」をつくろうと。。。
気づいたらミャンマー、京都、中国、アメリカ。。。「多国籍ジュエラー」になっていました。
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2009年11月22日

アールヌーヴォー

写真は、アールヌーヴォー期を

代表する作家のひとり

ジョルジュ.フーケの作品です。

「ヨーロッパの宝飾芸術」
東京美術 山口遼先生著より引用
天然のアワビ真珠を胴体にして、
七宝でヒレを作り、口からは真珠
などを吐き出すという奇抜なデザ
インの魚のブローチ。ジョルジュ
フーケの製作で、アールヌーヴォー
期のめい品の一つ。1900年前後、
フォルツハイム宝石美術館蔵。
(引用ここまで)

山口先生は著書の中で、日本の

芸術文化がヨーロッパのアール

ヌーヴォーに与えた影響の大きさ

にも言述されており、日本美術に

特有の完全なる左右非対称の構成

様式化された流れるようなライン

が参考にされたようです。

我々日本人には当たり前すぎる

形や色がヨーロッパ人の感性には

響くものだったという事でしょう。

300年前にヨーロッパから伝わった

現代の日本のジュエリーも、そろ

そろ「美しさ」を熟成する時期に

来ているかもしません。

伝統的なお茶の文化には、

日本的美意識が随所に見られ、

「美」というコンセプトで融合でき

れば素晴らしいなと思います。

  


Posted by 森 孝仁 at 09:51Comments(0)ジュエリー

2009年11月21日

ルビーと一緒に出てきたオレンジサファイア

写真は、ミャンマー北部のナヤン鉱山

から出てきたオレンジサファイアの

原石です。

黄色でもない、ピンクでもない。。。

やんわりとした魅力的なサファイアに

なる事でしょう。

昨日、ブログでルビーのカット研磨

の模様をお伝えしましたが、その

ルビーと一緒に出てきた原石です。
  


Posted by 森 孝仁 at 18:57Comments(0)ルビー

2009年11月21日

モザンビーク産のルビーがミャンマーで?

事件というほどの事ではありません

が、ミャンマーでモザンビーク産の

ルビーを見かけることが多くなり

ました。

「ミャンマー産」と勘違いされて

売られている事もあるそうです。

写真がそのモザンビーク産のルビー

ですが、ミャンマー産とは、印象が

違いますが、ミャンマー産に見慣れて

いないと、分からないかも知れません。

ある程度、長波の紫外線にも反応しま

すので注意が必要です。

いつも悲しくなるのは、こんなことが

おこると、モザンビーク産のルビーは

偽物扱いされることです。

ルビーには罪はないのですから。。。

モザンビークの方が

「私たちのルビーは最高です」といって

頑張ってブランド価値を高める努力が

されれば良いなと思います。

ただ、モザンビーク産の処理された

ルビーは、驚くほど安価(お土産屋さん

に並ぶほど)ですのでお気を付け下さい。

希少性があまり高くないようです。

  


Posted by 森 孝仁 at 10:49Comments(0)ルビー

2009年11月20日

シンガポールの独特な雰囲気はどこから?

今日は午後からシンガポールでした。

シンガポールに来るたびに思うのは、

他のアジアの国と比べて、個人的に

アメリカ的な雰囲気を感じます。

なぜか分からなかったのですが、

今日は「ハッと」気付きました。

マクドナルドが良く似合う、新しい

街だということです。

歴史が短いということで、建物や

インテリア、生活様式が合理的なの

です。無駄が無いというのでしょう

か?(個人的には無駄もあった方が

暖かくて好きですが。。。)

今日は、これから深夜便で帰国です。

  


Posted by 森 孝仁 at 19:29Comments(0)海外旅行記

2009年11月20日

立派なルビーになりました

今朝からブログでご覧頂いている

ルビーの原石が、「宝石ルビー」

として誕生しました。

すこしシルクインクルージョン

(針状のルチルの結晶)が多い

のですが、ナヤン独特の雰囲気

がよく出ています。

2.09ctの立派なルビーなりました。

  


Posted by 森 孝仁 at 17:52Comments(0)ルビー

2009年11月20日

ルビーのカット研磨作業 つづき

今朝ご紹介しました、ナヤン産のルビー。

一部を研磨して結晶の中を覗きました。

テーブル面をどちらにするか決定する

ために、テーブル(宝石上部の平らな面)

とクラウンになる部分を少し削ってみて

バランスを見てみました。

今回は、ファセットカットにしました。

出来上がりが楽しみです。

ここまで来るのに時間がかかります。

  


Posted by 森 孝仁 at 15:37Comments(0)ルビー

2009年11月20日

ルビーの原石。。。どうやってカットするか?

写真は、ミャンマー北部カチン州の

ナヤン鉱山の鉱区から直接、

イエッチョー君が持ってきてくれた

原石です。

3.55ctのひび割れも無くしっかりと

しておりますが、結晶のちょうど

真ん中のシルク(ルチルの針状結晶)

が気になります。

密集していますので、カボションカット

(丸い××あたまみたいなカット)

にするのか?ファセットカットにする

のか? 4人でミーティングをした結果

ファセットカット(通常のカット)で

仕上げることに。。。

人がつくり出せない価値をどうするか?

という判断、どの様な形で仕上げるか?

というのは緊張しますし、判断した後は

完成するまで不安です。

まずは一部を研磨して結晶の中を覗いて

どの方向にするか確認する作業です。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:59Comments(0)ルビー

2009年11月19日

モリスルビーをお届けする同志たち

モリスミャンマーの仲間たちです。

左から、

イエッチョーさん、ナヤン鉱山の

責任者です。

そしてミンゾー君はカット研磨の

職人。そしておなじみ京都三条本店

とミャンマーオフィスを行ったり

来たりしているミヨテさん。

そして先ほどご紹介した

鑑別担当のチョ―ミンナイ君と

リーリーアウンさん。

そして一番右側が、

モリスカット工房を引っ張る

リーダー格、ゾーミンチョ―君。

この他にもカット研磨の見習い

チンモウエ君、イエッチョーさんの

アシスタント、ティンタイアウン君

は、お出かけ中でした。

この他にも、鉱区にも同志が多く

モリスを盛り立ててくれていいます。

毎朝の朝礼をする部屋には、

モリスブライダルでハッピーになっ

たカップルの写真は、私たちを

勇気づけてくれます。

「僕たちの仕事は人を幸せにする。。」

と喜んでくれた、現地の同志の顔が忘れられ

ません。

幸せになる方を感じながら、一つ一つ大切に

作業していきます。

お持ちになられた方は、見えない部分ですが、

たくさんのモリスの仲間の気持ちを感じて

いだければ、

それほど嬉しいことはありません。




  


Posted by 森 孝仁 at 15:32Comments(0)ルビー

2009年11月19日

小さな宝物が生まれる工房

モリスブライダルで活躍する直径1ミリ

のルビーは、間違いなく世界で一番

大切にされている「小さな宝物」です。

あまり知られていませんが、ルビーは、

希少性が高いので、最も高額な宝石は、

(無処理で美しいルビー)なのです。

でもそれは、1ctを超えるような

大きく、品質の高いルビーの「需要と

供給のバランス」の話です。

小さくて美しい原石はどうでしょう。。。

小さいという事で、ややもすると

見向きもされない1ミリのルビーの原石

こそ、大きな結晶と同じような愛情を

注ぐと、「小さな宝もの」がなるだろう。

と今のスタイルを始めたのが5年前。

そこで、一生懸命なスタッフを紹介

します。写真は、兄妹のふたり、

チョ―ミンナイ君とレレアウンさん。

ヤンゴン大学卒でFGAのチョ―ミンナイ君

は、ミャンマー産ルビーの研究と内包物

の写真撮影が専門です。

妹のレレアウンさんは、そのデータを

もとに一つずつ保証書をつくっていきます。

とても根気のいる仕事ですが、今日も

コツコツ頑張ってくれています。

ふたりのオフィスの前には、

モリスブライダルでご結婚された方々の

写真が飾ってあります。

モリスミャンマーの皆は、今日も

「小さな宝物」で幸せになる人を想って

頑張っています。
  


Posted by 森 孝仁 at 09:46Comments(0)海外旅行記

2009年11月18日

ヤンゴンへ到着。。。これからオフィスへ

セドナホテルへチェックイン。。。

荷物を置いてこれからモリスミャンマー

のオフィスへ直行します。

ミヨテさん、イエッチョーさんが

待っています。

どんなルビーと出会えるか?

楽しみです。

写真は、セドナホテルのボーイさん。

いつもニコニコと。。。

「ミスターモーリー。。アニョハセヨ!」

だって。。

私は日本人ですけど、よく似ているので、

どっちでもいいです。

「カムサンミダ~」と応えておきました。

ミャンマーまで来ると日本も韓国も

同じようなものですから。。

  


Posted by 森 孝仁 at 14:20Comments(2)海外旅行記

2009年11月18日

東周りの深夜便は楽です。

今朝の3時55分にタイランドのバンコク

スワナプーム空港に到着しました。

いつも通りの深夜便ですが、東周りの

深夜便は気持ちが楽です。

2時間の時差があるので、4時前といって

も日本だとすでに6時ですので。。。

写真は、スワナプーム空港の名物

「龍で綱引きをする神様の運動会」

の図です。(適当に題名をつけました)

神様の表情が一人一人豊かで楽しい

雰囲気で、おおらかな感じがします。

バンコクらしいオブジェで前を通る

度に写真を撮ってしまいます。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:49Comments(0)海外旅行記

2009年11月17日

日本が誇る大正時代のジュエリー

今朝に続いて、日本が誇るオリジナル

デザイン「ねじ梅」という留め方。

石を留めている爪が梅の花で表現され

ているとても繊細なジュエリーです。

露木先生のオフィスで拝見した

ジュエリーです。
  


Posted by 森 孝仁 at 22:56Comments(1)ジュエリー

2009年11月17日

大正時代のジュエリー

写真は、菊爪(きくづめ)という日本独特の

手法で真珠が見事に留められています。

とても繊細です。

日本装身具史の著者、露木先生直々に解説

を頂いたのですが、この留め方は海外には

存在していないとの事。

日本に近代のジュエリーが西洋から伝わった

のは、今から約300年前のことで、その頃、

ヨーロッパはヴィクトリア時代になる前です。

西洋では、一部の王侯貴族のモノであった

ジュエリーが、日本に伝わり、普通の人の

お洒落として(このお洒落もジュエリー

が関係してできた言葉だそうです)

大衆文化になっていきました。

実際にその時のジュエリーを手にとって、

とても多くの「気づき」を頂きました。

貴重な体験に、感謝するばかりです。

  


Posted by 森 孝仁 at 08:53Comments(0)ジュエリー

2009年11月16日

日本装身具史の著者 露木宏先生を訪ねて

最近よくブログの記事に引用させて

いただいている「日本装身具史」

(東京美術)の著者 露木 宏先生

のオフィスまでお伺いしました。

日本で数少ないジュエリー

コーディネーター1級の上村女史の

ご紹介で実現しました。

一番、心に残ったのは、ジュエリー

の歴史が浅いと思っていた近代の

日本ジュエリー史について、すでに

300年を超える、海外に誇れる歴史

を持っていることでした。

研究室には、各国の宝飾品がところ

狭しと陳列されている様は、小さな

博物館でした。

写真は、露木先生、上村女史、

指輪を手に取る会でご一緒している

安心堂の川口さん。。

皆さん一流の研究家、ジュエラー、

コーディネーターの方々です。

とてもいい勉強をさせていただき

ました。感謝です。

  


Posted by 森 孝仁 at 22:57Comments(0)今日の出来事

2009年11月16日

マイリング

写真は、マイリングです。

出張が多い私は、朝起きると

「ここはどこ?」という事も

よくあります。

その時に、一番最初に触れるのが

このリングです。

いつも変わらずに、私の右手に

ついているこのルビーは、

ミャンマー北部カチン州の

ナヤン鉱山から出てきたもの

ですが、いつも変わらずに傍に

あって気持ちを正常にしてくれて

いる様に思います。

ダイヤの様に割れることもなく

(硬度はダイヤの方が高いですが。。)

もっとも丈夫な宝石と呼ばれる

ルビー。。。

太古より人々が大切にしてきた

わけが、最近、何となく感じられます。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:03Comments(1)ルビー

2009年11月15日

ルビー色した阿修羅像 奈良興福寺



遷都1300年の催しが行われている

奈良県の「興福寺」にある

「阿修羅像」。

その表情は、「仕方ないな。。。」

と少し困っている様にも見えます。

興福寺といえば、京都の清水寺と

同じく檀家がなく、一般の信者

さんがお寺を支えているという

事や、玄奘三蔵法師が、

持ち帰った三蔵を基にしてできた

お寺である問いことは意外と知ら

れていません。



  


Posted by 森 孝仁 at 14:05Comments(0)今日の出来事

2009年11月15日

鎌倉時代の鎧。。。もルビー色

日本装身具史(東京美術、露木宏氏著)

で紹介されている国宝の「赤糸威大鎧」

の写真です。

赤い糸と金色のコントラストが美しい

勇壮な鎌倉時代の鎧です。

この様な鎧を身にまとい出陣するのは

もちろん武将なのでしょうけど、鎧は

飾ってみるものではなく、命を懸けた

戦の現場で使われるものです。

その本当の存在価値は、実際に着けた

方の気持ちを想像してみれば分かるか

も知れません。

さて。。

今から「いくさ」に出かけます。

この鎧の重さを首や肩に感じて、

もう帰らないかも知れないと家族に

別れを告げて、もうすぐ出かけます。

戦場では、もう「いくさ」が始まり

ました。敵がやってきます。

できれば、そういう目に遭いたくな

かったのでしょうけど。。。

もうやるしかありません。。。

普段使っている思考が止まって。。

いざ出陣です。。。

。。。どうでしょうか?

その時の、「人の気持ち」を思い浮か

べながら、その鎧を見ると、違って

見えてきます。ただ見た目が美しい

というレベルではなくなります。

私は、日頃から、赤い鎧が多いのは

偶然ではないと思います。

  


Posted by 森 孝仁 at 08:22Comments(0)ルビー

2009年11月14日

紅葉情報。。。見ごろは月末かな?

京都三条通りは、多くの観光客の

皆さんでごった返していますが、

京都の紅葉、見ごろはもう少し先

です。

モリス発祥の地、東山の「東福寺」

は紅葉の名所です。

その裏山の11月14日現在の様子です。

例年と同じような感じです。

見ごろはやはり、月末になりそうです。

  


Posted by 森 孝仁 at 15:39Comments(0)今日の出来事

2009年11月14日

稲と人間は40%同じ???

「稲と人間は40%同じ!」

遺伝子の中のゲノム配列の

相違部分は、約60%だけなので

人間とイネの違いは40%という

ことです。

これは、昨日ご紹介した書籍

「アホは神の望み」村上和雄教授著。

の愚か者こそ幸せ者での一節です。

何でも、人間の遺伝子の数は

ネズミやお魚と殆ど変わらない数で

人間とチンパンジーは、両者のゲノム

塩基配列の違いは、たったの1.2%に

すぎないそうです。

要するに同じ人間であれば、皆ほとん

ど同じであり、だれにでも素晴らしい

可能性があるということです。

なのに。。。

いい頭で「できない理由」ばかり
探していないか? (本文から)

と問われています。

地道な作業を大きな成果につなげる

のは、「心定め」だそうです。

必ずやるんだ、絶対にやってみせる

という理屈を超える「思い」や

パッションだそうです。

すっかり「お気に入りの一冊」に

なりました。

ところで、パッションという単語が

最後に出てきましたが、何を隠そう。。。

「パッション」はルビーの宝石ことば

です。

  


Posted by 森 孝仁 at 06:36Comments(0)今日の出来事

2009年11月13日

ハネムーンから帰ってきてから活躍するリング

モリスは元々、ハイエンドジュエリー

に使われるルビーを専門にして

おりましたので、10年、20年経って

からオシャレにお召しいただける

ようなジュエリーをつくるのは

得意です。

もちろんモリスブライダルの

リングは、結婚式で指輪交換

する時にも驚くほどルビーが輝き、

しっかりと活躍してくれますが、

本当に活躍するのは、結婚して

ハネムーンから帰ってきてから

です。

ジュエリーは、楽しむものです。

エタニティーリングとして

ちょっとお出かけするときにも

オシャレにお召しいただけますし、

パーティーなどで

「おやっ。。。」と驚くほど

豪華に返信してハイエンドな

雰囲気を醸し出したりしてくれ

ます。

写真は、重ねてお召しいただく

ベーシックなラインで、一番人気

です。
  


Posted by 森 孝仁 at 19:19Comments(0)ジュエリー