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森 孝仁
森 孝仁
ルビーしかやらない。。けど、ルビーにはうるさいジュエラー「モリス」。
 「京都から世界に通用するハイエンドジュエリーブランド」をつくろうと。。。
気づいたらミャンマー、京都、中国、アメリカ。。。「多国籍ジュエラー」になっていました。
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2009年07月25日

ルビーだけ?? と毎日聞かれています。。。



京都三条のモリスはルビーが専門です。

ルビーしかも、ミャンマーでとれた、

処理をしないでも美しい天然ルビーだけ

しかやりません。

。。何故ルビーを選ばれたのか?

昨日もセミナーにご出席いただいた方に

お聞きいただきました。

この質問にはいつも困りますが。。

ルビーの仕事をする前の話ですが、

まったく違う仕事をしていた私がある時

ルビーを見てショックを受けたのです。

ルビーが宝モノだと感じたのです。

宝物は「宝探しに行かなくては!」と

ものすごいシンプルな理由です。

その時に、宝石に興味があった訳ではありま

せんので、宝石の中からルビーを選んだ

訳ではありません。

モリスがミャンマーで天然無処理で美しい

ルビーしかやらないのも、別に天然無処理

という言葉にこだわっているわけではなく、

処理しているものが

宝ものに見えないだけなのです。

それがモリスです。

  


Posted by 森 孝仁 at 15:36Comments(0)ルビー

2009年07月25日

素材を感じられるか?

写真は橋本コレクション

1680年ごろの来歴:フィリス

フィリップ夫人の金製リング。

ミャンマー産の無処理で美しい

ルビー(モゴックと思われる)

を使ったリングです。

ヒストリックリングです。

宝石ジュエリーをご覧になる時、

私はいつも宝石(真ん中で堂々

としているから)に視線が集中

するのですが、宝石ジュエリー

は、どの様なジュエリーにする

のかという「発想や構想」など

に基づきデザインが浮かび上が

り、そして職人さんがデザイン

に従って正確に製作していき、

宝石ジュエリーが出来上がりま

す。どれかが欠けたら。。。

良いジュエリーになりません。

せっかく素晴らしい発想でも

デザイナーや職人さんが素晴ら

しい仕事していただかないと

大したものになりませんし、

真ん中にある宝石が大したこと

なければ、それ以外が如何に

すぐれていても、「宝物」的な

価値はつかないはずです。

だから、まずは宝石の価値、

そして、それを活かすデザイン

とつくり。。この順番は、

アクセサリーなどのファッション

性の高いもの出ない限り、

逆にはなりません。

ということは、これからの時代は

素材から進化して、デザイン、

つくりへと最後の完成品から最も

遠いところから逆に進化していき

その素材と「お話」できるくらい

の「感性」をまずは磨いて、

デザイン、つくりを学んでいく。。

流れにが一番いいのかな?と

思います。

ヒストリックリングを拝見して

感じたこと、変わらないものは

人の感性で、情報でも技術でもな

いからです。

感性を軸にしている限り、

1000年後に見た人にも感動を

与えるジュエリーになるのでは

と思います。

アクセサリーは、流行が終わる

と金やプラチナなどの素材を

使って次の流行に合わせてつく

りかえますが、宝石ジュエリー

は、枠はつくりかえても宝石

は、素材そのものを活かして

次の形になります。

順番は、素材→デザイン→

つくりで、どれが欠けても

いいモノにならないのですが、

まずは、素材を感じることが

大切なのでしょう。。

  


Posted by 森 孝仁 at 08:19Comments(0)ルビー