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森 孝仁
森 孝仁
ルビーしかやらない。。けど、ルビーにはうるさいジュエラー「モリス」。
 「京都から世界に通用するハイエンドジュエリーブランド」をつくろうと。。。
気づいたらミャンマー、京都、中国、アメリカ。。。「多国籍ジュエラー」になっていました。
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2009年07月24日

京都三条でルビーセミナー

今日は、モリス三条本店でルビーの

セミナーを開催しました。

11名の受講者がお越しになられ

てお店は満員なりました。

宝石とは。。。美しく、希少で、

経年変化の無いものです。から

始まって、宝石の品質判定を

もとにルビーの値段の出し方を

途中、お抹茶とお菓子のブレイク

を挟んで進めました

初めてセミナーにご参加い頂いた

受講者の方に、セミナーの途中で

ルビーの処理について説明して

下さい!とご注文いただきました

ので、テクニカルなお話も少し

させていただきました。

驚いたのは、加熱処理をした

ルビーについての知識は、普通の

宝石商よりも詳しくご存じで

いらっしゃったことです。

実は先日、東京で宝石商の方を

対象にセミナーをさせていただい

たのですが、その時の皆さんより

宝石の事をよくご存知でした。

インターネットが発達して情報化

社会といわれて久しいのですが、

ルビーが好きな方の情報力には

目を見張るものがあります。

これからのジュエラー(宝石商)

はただ単に書物で勉強しただけ

資格を持っているだけでは、

自分たちがおすすめする商品の

説明すら満足にできないかも

知れません。

私たちとしては、「モリスルビー」

素晴らしさを今まで通り一生懸命に

お伝えしていくだけですが。。

  


Posted by 森 孝仁 at 20:27Comments(0)ルビー

2009年07月24日

指輪を手に取る会が終わって

「指輪を手にとる会」とは、

橋本貫志氏の3800年前から現代まで

のヒストリックリングを手に取って

拝見し、各自、私見を述べ意見交換

をするという形式で開催されてきた

ものです。

30回も続けられました。

橋本氏がご高齢であるということや

ヒストリックリングが文化財として

寄付される予定であることなどの

理由により、先日終了したこの会

ですが、昨夜は会でご一緒した方々

と集まりました。

歴史的なモノを、手に取って感じた

事が一冊の文集になりました。

その文集の中で、オーナーの橋本氏

は、

「モノと手にとって観るということ

は、自分の意思によって、或いは、

自分の感覚によって取り上げること

ができるということであり、宝飾品

の中で最も人間の体温を吸収してい

る指輪の場合、指輪を指にはめた

状態を見ることが出来ることであり、

またその感触も知ることができる。

石が使われいたら、そのカットも

観ることもできれば、光にかざして

キズを観ることもできる。指輪の

様式や製作方法をみることによって

特定の時代や民族の美意識をも識る

ことができる。

日本では指輪の文化が長い間存在

しなかった。たとえ美術館の学芸員

であってもコレクションにあるよう

な指輪を見る機会は非常に限られて

いた。そのため、指輪が長い年月に

わたり、人間の知恵によってどの様

に使われてきたのか、その歴史的

変遷などについては関心が薄く、

指輪がこれまで人間の社会でどのよ

うな役割を果たしてきたのかという

見地に立った研究は皆無に等しい。

文化財そのものである、4000年前

からの歴史的な指輪を手にとって観て

いただくのは、保存の観点から決して

良いことではなく、危険を犯すことこ

となるかも知れませんが、日本に無

かった文化を知ってもらうためには、

許してもらえるのでは」

と文集のはじめに記されています。

日本に無かった指輪の文化、それも

世界中のしかも、4000年の長い歴史

の変遷を、一同に手に取って拝見

する機会は、もう無いかも知れませ

んが、私たち次世代の日本の

ジュエラーの為にリスクを犯して

までこの会を継続いただいた橋本氏

そして、会を進めていただいた

宝官氏、末永女史、諏訪会長に感謝

するばかりです。

一員となれたことに誇りを感じます。

  


Posted by 森 孝仁 at 07:38Comments(0)今日の出来事