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森 孝仁
森 孝仁
ルビーしかやらない。。けど、ルビーにはうるさいジュエラー「モリス」。
 「京都から世界に通用するハイエンドジュエリーブランド」をつくろうと。。。
気づいたらミャンマー、京都、中国、アメリカ。。。「多国籍ジュエラー」になっていました。
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2009年07月24日

指輪を手に取る会が終わって

「指輪を手にとる会」とは、

橋本貫志氏の3800年前から現代まで

のヒストリックリングを手に取って

拝見し、各自、私見を述べ意見交換

をするという形式で開催されてきた

ものです。

30回も続けられました。

橋本氏がご高齢であるということや

ヒストリックリングが文化財として

寄付される予定であることなどの

理由により、先日終了したこの会

ですが、昨夜は会でご一緒した方々

と集まりました。

歴史的なモノを、手に取って感じた

事が一冊の文集になりました。

その文集の中で、オーナーの橋本氏

は、

「モノと手にとって観るということ

は、自分の意思によって、或いは、

自分の感覚によって取り上げること

ができるということであり、宝飾品

の中で最も人間の体温を吸収してい

る指輪の場合、指輪を指にはめた

状態を見ることが出来ることであり、

またその感触も知ることができる。

石が使われいたら、そのカットも

観ることもできれば、光にかざして

キズを観ることもできる。指輪の

様式や製作方法をみることによって

特定の時代や民族の美意識をも識る

ことができる。

日本では指輪の文化が長い間存在

しなかった。たとえ美術館の学芸員

であってもコレクションにあるよう

な指輪を見る機会は非常に限られて

いた。そのため、指輪が長い年月に

わたり、人間の知恵によってどの様

に使われてきたのか、その歴史的

変遷などについては関心が薄く、

指輪がこれまで人間の社会でどのよ

うな役割を果たしてきたのかという

見地に立った研究は皆無に等しい。

文化財そのものである、4000年前

からの歴史的な指輪を手にとって観て

いただくのは、保存の観点から決して

良いことではなく、危険を犯すことこ

となるかも知れませんが、日本に無

かった文化を知ってもらうためには、

許してもらえるのでは」

と文集のはじめに記されています。

日本に無かった指輪の文化、それも

世界中のしかも、4000年の長い歴史

の変遷を、一同に手に取って拝見

する機会は、もう無いかも知れませ

んが、私たち次世代の日本の

ジュエラーの為にリスクを犯して

までこの会を継続いただいた橋本氏

そして、会を進めていただいた

宝官氏、末永女史、諏訪会長に感謝

するばかりです。

一員となれたことに誇りを感じます。

指輪を手に取る会が終わって

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Posted by 森 孝仁 at 07:38│Comments(0)今日の出来事
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