プロフィール
森 孝仁
森 孝仁
ルビーしかやらない。。けど、ルビーにはうるさいジュエラー「モリス」。
 「京都から世界に通用するハイエンドジュエリーブランド」をつくろうと。。。
気づいたらミャンマー、京都、中国、アメリカ。。。「多国籍ジュエラー」になっていました。
にほんブログ村 海外生活ブログ ミャンマー情報へ
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 天然石・パワーストーンへ
にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 京都情報へ
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 6人

2009年01月07日

お教えいただけること

「指輪を手に取る会」については先日ご紹介した通り、

諏訪会長がお声掛けいただき、宝官さん、末永さんなど

有志が、歴史的に意味のある「橋本コレクション」を

手にとって、意見交換をするという会です。

ジュエラーの大先輩に囲まれて勉強させていただくばかり

です。感謝するばかりです。

写真のルビーリングですが、17~18世紀に製作されたもの

で、剥がれていますが、エナメルで豪華に装飾されていた

様です。

さて、私たちはルビーが得意なので、このルビーをしっかり

とお見せいただきました。

私は、蛍光性があること、モゴック産に多いスタッビィ状の

結晶インクルージョン(アパタイトの形が崩れた結晶)など

あと、成長線の感じからモゴック鉱山からやってきたルビー

だと思いました。

ルビーの品質という視点だけで見ると最高のルビーではあり

ません。少し青みを帯びており、今でもよく産出されるタイプ

の結晶です。ただ、ルビーを取り囲む装飾の部分の豪華さや

いままで大切にされて残っていたことから推測すると、この

ルビーは、「宝物」として扱われたということが分かります。

色々とこの時代のルビーをお見せいただく機会がありますが、

加熱処理などをして美しさを改良してあるものは見たことが

ありません。(石留めしている金具をエナメルを乗せて加工

したことにより、加熱したような跡が残っているサファイア

はありましたが。。)

今よりも、宝石の流通が確立されていなかった時代、ルビー

というだけで、もの凄く珍しいものだったのだろうと思い

ますが。。。

人が持てる技術を惜しみなく使って美しくする部分と、人が

手を出せない部分を非常に高い次元で感じさせてくれるリング

です。

お教えいただけることに感謝するばかりです。

お教えいただけること


同じカテゴリー(ルビー)の記事画像
なぜ3本のリングなのか?
ルビーの結婚指輪は、これからトレンド
赤い服は、心の安らぎ
ルビー色のハートにはパワーがある
ルビーの年輪
新しいルネッサンスは京都から
同じカテゴリー(ルビー)の記事
 なぜ3本のリングなのか? (2009-11-27 20:09)
 ルビーの結婚指輪は、これからトレンド (2009-11-27 13:26)
 赤い服は、心の安らぎ (2009-11-27 06:25)
 ルビー色のハートにはパワーがある (2009-11-26 05:48)
 ルビーの年輪 (2009-11-25 21:41)
 新しいルネッサンスは京都から (2009-11-25 07:47)

Posted by 森 孝仁 at 07:27│Comments(0)ルビー
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。