プロフィール
森 孝仁
森 孝仁
ルビーしかやらない。。けど、ルビーにはうるさいジュエラー「モリス」。
 「京都から世界に通用するハイエンドジュエリーブランド」をつくろうと。。。
気づいたらミャンマー、京都、中国、アメリカ。。。「多国籍ジュエラー」になっていました。
にほんブログ村 海外生活ブログ ミャンマー情報へ
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 天然石・パワーストーンへ
にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 京都情報へ
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 6人

2009年10月21日

空飛ぶ燃えるハート?

写真は、ご存じ「橋本コレクション」

よりルネッサンス期の結婚指輪として

使われていた「ギメルリング」です。

2本のリングが絡み合って1本のリング

になるこのギメルリングは、指から

はずして広げると、写真の通りメッセー

ジが現れます。

“IN LIEB UND LEID GOT BEW AR UNS BEID”
(ふたりの愛と悲みから神のご加護を)

と記されているのですが、それよりも

驚くのがエナメルで彩られた内側の模様

です。

燃えるハートに羽が生えていたり、勿忘草

の下で手を結ぶモチーフであったり、

今の女性にお聞きしても、あまりにも

メッセージが強烈過ぎて少し気味が悪い。。

などのご意見も頂くことが多いのですが、

これには、リングがつくられた時代背景

を見ていくと納得します。

この時代は、悪いことをしても教会で

免罪符を買えば紙に許されるとされ、

クリスチャンが堕落していた時代だそう

です。そこに現れたのはマルチンルター

ローマに90回以上の抗議(プロテスト)

をして後にプロテスタントと呼ばれて

行きました。マルチンルターは、

元修道院にいた女性にギメルリングを

贈って結婚し、宗教革命家と呼ばれま

した。

結婚を神聖なものに戻すために、男性

には自分の持てる限り高額で立派な

リングを贈ることにより軽はずみな

結婚を認めないという風潮が広まり

ました。

ですから、お嫁さん候補にプロポーズ

する時だけのリングではなく、前もっ

てお嫁さんの好みのデザインなどを

ひっそりと調べてつくったそうです。

それを聞くと、このデザインも

かわいく見えてきます。

その当時の男性は、結婚するため

に頑張っていたのですね。
空飛ぶ燃えるハート?

同じカテゴリー(ジュエリー)の記事画像
ロマンチックなのは。。。
古代の結婚指輪
アールヌーヴォー
日本が誇る大正時代のジュエリー
大正時代のジュエリー
ハネムーンから帰ってきてから活躍するリング
同じカテゴリー(ジュエリー)の記事
 ロマンチックなのは。。。 (2009-11-28 05:53)
 古代の結婚指輪 (2009-11-22 21:23)
 アールヌーヴォー (2009-11-22 09:51)
 日本が誇る大正時代のジュエリー (2009-11-17 22:56)
 大正時代のジュエリー (2009-11-17 08:53)
 ハネムーンから帰ってきてから活躍するリング (2009-11-13 19:19)

Posted by 森 孝仁 at 20:29│Comments(0)ジュエリー
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。