何百年も変わらない宝石は。。。
歴史的にとても重要な「橋本コレクション」、
100年ほど前につくられたリングの中石、
バイオレットサファイアについてです。
とてもきれいなシルクインクルージョンが
見ることができます。
宝石の真ん中の白い線状の模様です。
シルクインクルージョンは、加熱処理をする
と溶解したり、微小インクルージョンに変質
する、ルチルの針状結晶インクルージョンです。
デジカメで撮れるかな?と撮影したら。。。
写っていました。
橋本コレクションで拝見するルビー、サファイア
は無処理のものです。
宝石の中のインクルージョンは、先ほど見たものと
何百年も前のものと全く変わりありません。
ミャンマー産のルビーも結晶化する環境が整うのに
海底の堆積岩やプレートの移動など何億年もかかった
と聞きます。そう聞くと、経年変化がないのは当たり前
なのかも知れません。
それにしても、私たちの身の回りに、何千年も変化しな
いで、持主の想いを伝えるものはあるでしょうか?
私のルビーをみていつも「変わっていく私。」を感じます。
なぜなら、私のルビーは変わらないからです。
今日1日のことも明日のことも、変わらずに、私のそして
次の持主の「思いでカプセル」になっていくと思います。
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