大正時代のジュエリー
写真は、菊爪(きくづめ)という日本独特の
手法で真珠が見事に留められています。
とても繊細です。
日本装身具史の著者、露木先生直々に解説
を頂いたのですが、この留め方は海外には
存在していないとの事。
日本に近代のジュエリーが西洋から伝わった
のは、今から約300年前のことで、その頃、
ヨーロッパはヴィクトリア時代になる前です。
西洋では、一部の王侯貴族のモノであった
ジュエリーが、日本に伝わり、普通の人の
お洒落として(このお洒落もジュエリー
が関係してできた言葉だそうです)
大衆文化になっていきました。
実際にその時のジュエリーを手にとって、
とても多くの「気づき」を頂きました。
貴重な体験に、感謝するばかりです。
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