アールヌーヴォーの作品が目にとまって
シルヴィアと名付けられたこのペンダント
は、パリ装飾美術館に保管されている
アールヌーヴォー期を代表する名作として
ブランドジュエリー30の物語(東京美術)
山口遼先生著で紹介されています。
1821年に創業されたヴェヴェール(VEVER)
が作ったものです。
本文引用)
ルネ.ラリックと肩を並べるアールヌーヴォー
時代の代表作家であり、フランスの宝石商。
三代目アンリの時代に才能を昇華し、アール
ヌーヴォー様式の作品を多く作り出した。
ラリックに比べて奇抜すぎず、実用的で堂々
とした作風が見られる。(引用ここまで)
ということですが、この本を見ていたときに
このペンダントが目に入ったのです。
1900年の作品なので、
あのアントニオ ガウディが48歳のころに
最優秀賞をとって世に出たとき、同じ時期
を大きな建築物と小さなジュエリーですが、
100年後にも見るものにメッセージを送り
つづけているのですね。
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