アールヌーヴォーの作品が目にとまって

森 孝仁

2009年08月31日 07:32

シルヴィアと名付けられたこのペンダント

は、パリ装飾美術館に保管されている

アールヌーヴォー期を代表する名作として

ブランドジュエリー30の物語(東京美術)

山口遼先生著で紹介されています。

1821年に創業されたヴェヴェール(VEVER)

が作ったものです。

本文引用)

ルネ.ラリックと肩を並べるアールヌーヴォー

時代の代表作家であり、フランスの宝石商。

三代目アンリの時代に才能を昇華し、アール

ヌーヴォー様式の作品を多く作り出した。

ラリックに比べて奇抜すぎず、実用的で堂々

とした作風が見られる。(引用ここまで)

ということですが、この本を見ていたときに

このペンダントが目に入ったのです。

1900年の作品なので、

あのアントニオ ガウディが48歳のころに

最優秀賞をとって世に出たとき、同じ時期

を大きな建築物と小さなジュエリーですが、

100年後にも見るものにメッセージを送り

つづけているのですね。


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