モリスルビーではないけど。。。

森 孝仁

2009年01月29日 06:51

コレクターの方に紫色がつよい、しかし魅力のあるルビー

をお見せいただきました。

ミャンマーの業者さんからお買い求めになられたとのこと

です。

私は、蛍光しないのは紫色がつよいからかな?と

ナヤン鉱山からやってきた紫色の強いルビー

(鑑別機関はサファイアと呼ぶもの)だと思いました。

。。。が鑑別機関さんの分析によると「東アフリカ産」

だとのことです。

それでは、新しいウィンザー鉱山産のモノ?

グべリン研究所のダニエル博士とお会いしたときに、

「ウィンザー鉱山産は、ブルーサファイアとルビーが同居

しているものもある」とお聞きしたのですが、それなの

でしょうか?

どちらにしろ、「ミャンマー産」としてお求めになられた

とお聞きしておりましたので、複雑です。

何が残念なのかというと、もし私がコレクターさんだったと

したら、「ミャンマー産だと思ったのに。。。鑑別機関は

東アフリカ産だと推定され、どちらか分からなくなった」

と残念に思われることでしょう。

鑑別機関さんは第三者の研究機関ですから「ご意見」として

お聞きになられ、お求めになられた業者さんにご相談する

しかないと思いますが、何かスッキリとしません。

モリスルビーは、私たちモリスが責任をもつルビーですので

第三者にはコメントしていただく必要はありませんが、

先日のブログでも書いたように、アンティークジュエリーに

なって残っているルビー、還流商品として存在するルビーは、

「限りある宝物」であり、将来的に私たちも興味があります。

モリスも将来、国内で見かけるルビーをお預かりできるように

がんばって研究していきたいと思います。

写真は、モリスミャンマーの社員がモゴック鉱山で調査して

いるときの模様です。


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