クリアーな子供センサーに戻してくれるもの

森 孝仁

2009年01月11日 07:27

ルビーの内包物「インクルージョン」を撮影したもの

ですが、時にこのようにかわいらしいモノがあります。

おそらく、アパタイトの崩れた結晶だと思いますが、

鮮やかな色やひょうきんな形がいいなと。。。

素晴らしい景色を見て「撮影しておきたい」と感じる

写真家の方の気持ちも同じようなモノなのでしょうか?

もう少し掘り下げて考えると

素晴らしい景色は、自然に存在するもので、人が写真を

目的に創ったものではないわけですから、感じたこと、

自分が受け取った印象を楽しんでいるということです。

「こんなかわいい結晶がありましたよ!皆さん見てく

ださい!」と誰かと感動を共有したいだけなのかも知れ

ません。小さい子供が、新しいもの(子供にとっては)を

発見しては、いちいち感動して報告に来るのも同じ感覚

なのでしょうか?

などなど、変なアプローチですが、ルビーの結晶の形を

見ていると感じる力が磨かれているような。

というか、余計な雑音で見えなくなっている大人的センサー

をクリアーだった子供センサーに戻してくれるような気がします。


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