ルビーって、なぜ赤いのか?
モリスの専門「ルビー」は、旧ラテン語で「ルビヌス」
とか「ルビウス」などと呼ばれ、「赤」という意味でつか
われていました。ですから、昔は赤い石であればルビー
だったのです。赤い石で一番硬度が高く、宝石の中で
も最も丈夫な石は、今のルビーですが。。。
それでは、なぜ赤いのか?
もともとルビーを鉱物として分類するとコランダムというもの
になります。(酸化アルミニウムAl2O3)ですが、コランダムは
もともとは無色です。そこにクロムが1対100~200個で
(クロム1:アルミ200)で赤くなるということです。
それが、1対2000ぐらいになるとピンクサファイア、10個に一個
ぐらいだと、黒くなってしまうそうです。
(九州大学 白水晴雄名誉教授の著書「宝石のはなし」に依ると)
別の先生(忘れました)にお伺いしたところ、
クロム自体が、微量元素であり、なおか、人間を含めた動物が、
食事をした時に、エネルギーとして転換するために必要な元素
であり、なんでも、肝臓にあるそうです。動物はクロムがないと
生命維持ができないそうです。
命の源のようです。
だから、身を守る石といわれていたのでしょうか?
それは、どうか分かりませんが。
誰も意図していないのに、自然に美しいところに惹かれてしまいます。
関連記事