ルビーって、なぜ赤いのか?

森 孝仁

2008年09月08日 17:04

モリスの専門「ルビー」は、旧ラテン語で「ルビヌス」

とか「ルビウス」などと呼ばれ、「赤」という意味でつか

われていました。ですから、昔は赤い石であればルビー

だったのです。赤い石で一番硬度が高く、宝石の中で

も最も丈夫な石は、今のルビーですが。。。

それでは、なぜ赤いのか?

もともとルビーを鉱物として分類するとコランダムというもの

になります。(酸化アルミニウムAl2O3)ですが、コランダムは

もともとは無色です。そこにクロムが1対100~200個で

(クロム1:アルミ200)で赤くなるということです。

それが、1対2000ぐらいになるとピンクサファイア、10個に一個

ぐらいだと、黒くなってしまうそうです。

(九州大学 白水晴雄名誉教授の著書「宝石のはなし」に依ると)

別の先生(忘れました)にお伺いしたところ、

クロム自体が、微量元素であり、なおか、人間を含めた動物が、

食事をした時に、エネルギーとして転換するために必要な元素

であり、なんでも、肝臓にあるそうです。動物はクロムがないと

生命維持ができないそうです。

命の源のようです。

だから、身を守る石といわれていたのでしょうか?

それは、どうか分かりませんが。

誰も意図していないのに、自然に美しいところに惹かれてしまいます。

関連記事