私たちジュエラーだと常識だけど、宝石をお買いになられる方にとっては、
よくわからない事もあります。
例えば、私たちが専門のルビー。。。
昔からルビーは、欧州のロイヤルファミリーや
サー ヘンリーリーがエリザベス一世に送ったリングに
セットされていたりと、特別な宝石でした。
。。が、最近になって、どこにでもある「赤い石」になって
います。
どこにでもある石を女王様に贈るわけないでしょ。
実は、30年ぐらい前から宝石として使えない品質の
原石を処理して宝石の品質に改良され、お店に並ぶように
なったのです。
最初は、処理しても技術的な問題によりやはり数量的に
少なかったのですが、最近では、技術が発達して、研磨剤に
しか使えないようなレベルの原石も宝石にできるようなりました。
これからは、処理してある宝石と、無処理で美しい宝石をきちんと
見分けてからご購入されるのがおすすめ。
なぜなら、このまま処理技術が発達し続けてたら、間違いなく
処理された石が激増し、いずれ希少性のない石になるからです。
宝石とは「美しくて」「希少性が高く」「年月がたっても変わらない」
のが条件ですから。
ジュエラーなら、専門学校で勉強することですが、
一般の宝石ジュエリーのファンの方々も知っておいた方が良いですね。
宝石の老舗「諏訪貿易」さんの会長 諏訪恭一氏の著書「宝石Ⅰ、Ⅱ」
でこの処理について分かりやすく解説されいます。参考まで。
それでは、どこにジュエラーなんているの?
。。。大阪駅 阪急百貨店地下のジュエラーの「仲庭さん」とか。。。
お持ちの宝石(モリスにはルビーしか持ってこないで!)をお持ちになって、
この宝石は、無処理なの?。。。とお聞きいただければ分かります。
「。。。これは、おそらく@@@産の加熱処理したものじゃないかな。。。」
と即答してくれるとしたら、安心ですね。
昨日、登場の「つるさん」なんて即効 「う~ん。。。これはね。。」と始まりますから。
写真は最新の技術で処理する前の原石です。 たとえば。。ですが、
モリスが無処理しかやらない理由。分かるでしょ。