宝石は、ジュエラーから。。

森 孝仁

2008年08月06日 18:19

私たちジュエラーだと常識だけど、宝石をお買いになられる方にとっては、

よくわからない事もあります。

例えば、私たちが専門のルビー。。。

昔からルビーは、欧州のロイヤルファミリーや

サー ヘンリーリーがエリザベス一世に送ったリングに

セットされていたりと、特別な宝石でした。

。。が、最近になって、どこにでもある「赤い石」になって

います。

どこにでもある石を女王様に贈るわけないでしょ。

実は、30年ぐらい前から宝石として使えない品質の

原石を処理して宝石の品質に改良され、お店に並ぶように

なったのです。

最初は、処理しても技術的な問題によりやはり数量的に

少なかったのですが、最近では、技術が発達して、研磨剤に

しか使えないようなレベルの原石も宝石にできるようなりました。

これからは、処理してある宝石と、無処理で美しい宝石をきちんと

見分けてからご購入されるのがおすすめ。

なぜなら、このまま処理技術が発達し続けてたら、間違いなく

処理された石が激増し、いずれ希少性のない石になるからです。

宝石とは「美しくて」「希少性が高く」「年月がたっても変わらない」

のが条件ですから。

ジュエラーなら、専門学校で勉強することですが、

一般の宝石ジュエリーのファンの方々も知っておいた方が良いですね。

宝石の老舗「諏訪貿易」さんの会長 諏訪恭一氏の著書「宝石Ⅰ、Ⅱ」

でこの処理について分かりやすく解説されいます。参考まで。

それでは、どこにジュエラーなんているの?

。。。大阪駅 阪急百貨店地下のジュエラーの「仲庭さん」とか。。。

お持ちの宝石(モリスにはルビーしか持ってこないで!)をお持ちになって、

この宝石は、無処理なの?。。。とお聞きいただければ分かります。

「。。。これは、おそらく@@@産の加熱処理したものじゃないかな。。。」

と即答してくれるとしたら、安心ですね。

昨日、登場の「つるさん」なんて即効 「う~ん。。。これはね。。」と始まりますから。

写真は最新の技術で処理する前の原石です。 たとえば。。ですが、

モリスが無処理しかやらない理由。分かるでしょ。






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