鎌倉時代の鎧。。。もルビー色

森 孝仁

2009年11月15日 08:22

日本装身具史(東京美術、露木宏氏著)

で紹介されている国宝の「赤糸威大鎧」

の写真です。

赤い糸と金色のコントラストが美しい

勇壮な鎌倉時代の鎧です。

この様な鎧を身にまとい出陣するのは

もちろん武将なのでしょうけど、鎧は

飾ってみるものではなく、命を懸けた

戦の現場で使われるものです。

その本当の存在価値は、実際に着けた

方の気持ちを想像してみれば分かるか

も知れません。

さて。。

今から「いくさ」に出かけます。

この鎧の重さを首や肩に感じて、

もう帰らないかも知れないと家族に

別れを告げて、もうすぐ出かけます。

戦場では、もう「いくさ」が始まり

ました。敵がやってきます。

できれば、そういう目に遭いたくな

かったのでしょうけど。。。

もうやるしかありません。。。

普段使っている思考が止まって。。

いざ出陣です。。。

。。。どうでしょうか?

その時の、「人の気持ち」を思い浮か

べながら、その鎧を見ると、違って

見えてきます。ただ見た目が美しい

というレベルではなくなります。

私は、日頃から、赤い鎧が多いのは

偶然ではないと思います。


関連記事