ルビー色(赤)は日本最古の色名

森 孝仁

2009年10月22日 06:38

昨日は、三条本店のアフリカンジュエラー

ビラヒム君がお世話になっている方に

お助けいただいて「ルビーランチ」

を開催しました。

ランチを頂いた後にルビーのお話をさせて

いただき楽しい時間を過ごしました。

そこで、リクエストを頂戴しました。

「宝飾文化といえばヨーロッパの話ばかり

なので、日本のジュエリーの歴史の話は

ないの?」

。。。おっしゃる通り、日本は平安時代

から江戸時代の後期までヨーロッパと

比較してジュエリーを使わなかったよう

です。しかし、本当に無かったのか?

という事で、次回の宿題になりました。

それでは、まずルビー色(赤)から。。

「明」(アケ、アカ)が語源とされる

日本の「赤色」も人類共通の普遍的な

意味があるようで、縄文時代の土偶や

埴輪(はにわ)には赤く塗られた人物

像が多く祭祀的な意味合いが強かった

。。とどこかで読んだ様に記憶して

います。

この様な、呪術的、魔除けの意味合い

が強いのは世界共通ですが、

視覚デザイン研究所の「和の色辞典」

によれば、赤は日本最古の色名との事

「歌舞伎の赤い隈取りは、正義、

情熱の持ち主を表す」(*和の色辞典

より引用)と記されています。

。というわけで、ルビーもしくは

ルビー色(赤)をテーマに日本の

宝飾文化を調べてみようと思います。

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