ルビー色の目に守られて

森 孝仁

2009年09月21日 06:08

古代ローマ時代のゴールドのリング。

ルビーに見えるところにはガーネット

が「目」の形でセットされています。

解説によると、「悪魔の視線から持ち

主を守ろうとしたものではないか」

とのことです。

目のモチーフは古代エジプトの

「ホルスの目」(空から見下ろす神の

使者、鷹の目)をはじめ、良いも悪いも

人々は目のモチーフを恐れてきたのかも

知れません。

なぜ「目」がそんなに怖かったのか?

人間がまだお猿さんだったころ。。。

トイレに行こうとして、夜中に起きた時、

夜行性の大型肉食動物にギョっと睨まれたら?

暗闇の中でキラキラ光る2つの目は「死」

を意味していたのかも知れません。

日本でも「壁に耳あり、障子に目あり」

と。。???(これは違いますね)

写真は、「Rings」Thames&Hudsonより

引用させていただきました。

関連記事