現地法人モリスミャンマーでは、日々ルビーを見ています。
おなじみ京都三条本店のミヨテさんは、いまモリスミャンマー
で仕事中です。
鉱山を担当するイエッチョーさんより「ナヤン鉱山」からの
質の良いルビーの原石が集まったとの連絡が入ったので急行
しました。
2か月かかってやっと集めた原石ですが、1ctを超えるものは
たぶん無いと思います。平均は3mmを下回る0.03ctぐらいで
しょうか?
小さくても、モリスミャンマーのスタッフは「宝の石」とし
て大切に取り扱います。3ctのルビーと区別はしません。
原石の時の記念に、「記念撮影」をし、カットをどうするか
担当者が悩み、一つ一つカット研磨したら、それを隣接する
ルビー研究所でインクルージョン「内包物」の記念撮影を
します。(インクルージョンはルビーの指紋みたいなもの)
たとえ直径1mmのルビーでも扱いは「立派な宝石」です。
ひとつづつ名前を「ID番号」(昔はほんとうに名前を付けて
いたのですが。。)をいただいて、偉そうに、ひとつづ包装
されて日本に出発です。
かかる人の手間の割合は、1mmぐらいのルビーが一番大きい
かも知れません。
スタッフの手間に対する体積の割合では、小さなルビーが
一番贅沢なのです。
写真は、ナヤンから産出され、ヤンゴンに到着したばかりの
原石です。