ミャンマー産のブルーサファイア
昨日に続いて、ミャンマーから産出される宝石の種類
のご紹介です。ミャンマーでは、ルビーと同じコランダムの兄弟分
「ブルーサファイア」も産出されます。
ミャンマー産のブルーサファイアの特徴は、少し紫味を
帯びたしっかりとした「青色」です。
もう産出さえていないカシミール産のサファイアを除けば
現存する産地で一番高額で取引されているサファイアだと
思います。
さて、ルビーと違ってブルーサファイアの原石は、大きい
モノが多いのですが、問題は色ムラです。
青い部分が限られており、透明無色のサファイアの原石に
青い色帯が入っており、その青い部分を残す様にカット
研磨してブルーサファイアにします。
注意が必要なのは、なるべく大きなルースにしようと、
キューレット(お尻のとがった部分)に青い色を合わせて
カットされたものです。キューレット以外は無色のサファイア
なのに、表から見たら巨大な青いブルサファイアに見えて
しまうので注意が必要です。
実際は、1ctのブルーサファイアなのに、上述の方法で
8ctになっているものを見たことがあります。ご注意下さい。
私の個人的な好みですが、写真のような優しい青色が好きです。
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