女性が幸せそうに見えるのは
全日空ANAの機内誌「翼の王国」の19ページ目に
「草木に見習って」というコラムがあり、沖縄
の首里の路地裏に500年以上つづく金細工の工房
と職人さん(又吉健次郎さん77歳)の紹介があり、
とても感動したところがありましたので、抜粋
してご紹介します。
ジーファーとは、500年間受け継がれている伝統工芸
であり琉球舞踊で使われるかんざし。
(引用ここから)
金槌ひとつで仕上げるジーファー金細工の集大成と
いわれる。舞台用にアレンジされてしまったものが
多いなか、又吉さんが作るジーファーこそ約500年
間受け継がれてきた形。瓜実顔、うなじ、肩、胴の
のくびれ。女性の姿を象ったラインは指先でなでる
とため息がこぼれる。
又吉さんは、明治時代から大正時代のころの婚礼写真
を見せてくれた。「この写真の女性に渡しても恥ず
かしくないものを作るのが私の目標です」
(引用ここまで)
職人さんが金槌をひと振り、またひと振りする
時に想っているのが写真の女性だそうです。
女性が喜ぶと嬉しいのが男性だと、以前のブログに
書きましたが、この職人さんは、おそらく60年以上
喜んでもらおうとおもい続けてきたのでしょう。
一枚の写真を持ち続けて、金槌を振り続けた職人さん
を思うと感動します。
写真の女性が幸せそうに見えるのは
気のせいでしょうか?
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