女性に認めてもらおうと。。。

森 孝仁

2009年01月24日 22:01

今日は、東京の国際文化会館にて、あの「橋本コレクション」

を手にとって研究する会がありました。

世話人の宝官さん、末永さん、そして会を取りまとめていただく

諏訪会長のご尽力により開催されています。

写真は、ルネッサンス時代のゴールドリングです。

16世紀後半と推定されるこのリングは、ショルダー部分と

ベゼル部分にエナメルで美しい装飾がほどこされています。

エナメルをはじめこの頃のリングの装飾は、職人の先生に

よると丁寧な作りがされているとのことです。

私は、以前書物(Ring ダイアナスカルスブリック女史著)

で、ルネッサンス期のリングの装飾が

すぐれているのは、男性が女性に結婚を申し込む時に

財産的に大きなダメージを受けるぐらいの高価なものを

送ることで、男性がどれだけ、その女性に本気なのかを

示した、と読んだことがあります。

そうだとすれば、男性が女性を驚かそうと、喜ばそうと

ドンドンとジュエリーが進化していったことになります。

女性に認めてもらおうとする男性のパワーは凄いのかも

知れません。

ただ、カットの工法から見て、ダイヤモンドはオリジナル

でないかも。。諏訪会長談



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