気持は通じるもの
国際宝飾展という宝石ジュエリーの見本市があり、
東京のビッグサイトに来ております。
多くの方々が、宝石ジュエリーをご覧にお越しに
なられていました。
私の少しの間、拝見させていただいており、ある
ことに気がつき、残念に思いました。
あれ?今流行っていて、説明差し上げなくても売れる
ものをさがしているのかな?っと。
一般のお客様らしき方も、同じものを買うなら
「少しでも安い、得した気分になれるもの」を探して
おられるようでした。
私たちモリスは、お客さまが「買ってよかった」
と思っていただけるかどうか?を大切にジュエリーを
つくるジュエラーですから、少し違和感がありました。
更に、お会いした宝石商の方から、
「モリスのルビーは、良いのは分かるけど、説明しない
と良さが伝わらないからね~。売るのが難しいもの。。。」
とご評価いただきました。
そうです。宝石ジュエリーはみただけでは分かり
にくいものです。プロであってもそうですので、
お客様が一目見ただけでは、もっと分かりにくいもの
なのです。
だから、私たちジュエラーがいるのではないでしょうか?
モリスと同じように「一流のジュエラー」を目指す
仲間と話していて、一つの結論に達しました。
「見た目、控え目にやっていること一流ブランドを
やろうぜ!」ということです。
お客様がお買いいただいた後が大切だとしたら、
宣伝や販売時に控え目、お買いになられた後で
素晴らしいのが分かっていった方が満足度が高い
わけです。
要するに「想像した以上に良かった」方が嬉しい
ものです。
でも、今のブランドみたいに、あまりにも膨大な
宣伝広告をかけると、有名になってもお客様が
お買いになられたのは、広告費。。。ということに
なってしまいます。
というわけで、「ジュエラーが一生懸命お話する
ブランド」こそ、お客様とジュエラーの絆も強く
なるのではないでしょうか?
お客様も、一所懸命にお話しさせていただいた
ジュエラーもその方が記憶に残りますね。
明日も一生懸命にルビーの素晴らしさをお話し
していきます。
気持は通じるものだと信じて。
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