感じることを大切にしたい

森 孝仁

2008年12月19日 17:42

感じることを大切にしたい

1995年に「ウィンドウズ95」が発売された時、新しいもの

好きの私は、TOSHIBAのラップトップコンピューターを買って

初めてインターネットなるものを体験しました。

「ワープロが新聞みたいになったな~」ぐらいにしか感じません

でしたが、それから、わずか15年後の今日、このブログも含めて

Webに頼り切った生活をしています。

チケットの予約、書籍の購入、社内の連絡事項から、友人との連絡

のやりとり、スケジュールの管理など個人的なことから、公共の

施設、設備までネット(情報網)がなければ成り立たない時代にな

りました。

「は、はぁ~ん。。。これを情報化時代と呼んでいたんだ」と今思うと

懐かしい言葉を思い出します。

あの時と今と、何が変わったのでしょうか?

その言葉通り「情報の量」が変わりました。何倍か?は分かりま

せんが、肌感覚では何百倍、何千倍? いやもっとでしょうか?

情報が多くなったおかげで、便利なのはいいのですが、情報を発信する

人の数も増えてしまい、今見ている情報が正しいのか、役に立つのか?

さえ分からなくなったのには困ります。

こういうどれが自分にとってよいのか?分かりにくくなってきたら何を

頼りにしたらよいのでしょうか?

私は、自分の持っている感性だと思います。

ある教授が、「人間の眼は、分光器では違いのわからない微妙な差を

当たり前に見分ける能力をもっているぞ」とおっしゃられていました。

色を見分けたりするものすべて感性ですね。

こういう難しい時代だけに、「勘」ならぬ「感」を研ぎ澄まして

行きましょう。

写真は、橋本コレクションのサファイアリング。

この時代の人々も今の人々も感性という視点ではあまり変わらないの

ではないでしょうか? ヒストリックリングを見ているとそう思います。



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