好きな言葉
お茶の先生 芳心会の木村先生にお稽古で禅の言葉
をお教えいただけるので、興味があり、ちょっと
覗いてみると、禅の言葉という本に素晴らしい
一説がありました。
法華経に「明珠在掌、みょうじゅたなごころにあり」と
いうそうですが、明珠とは、透明な宝石のこと(珠玉)
であり、仏心や仏性をあらわし、掌とは文字通り自分の
手のひら。要は、「人はみな生まれつき美しい宝石を持って
いるので、それを磨けば、明るい輝きを放つのです」という
禅の言葉です。
ここで使われている明珠とは、人の「個性」を指している
様です。
人の個性を宝石の輝きにたとえているところ、そして、その
個性を磨きなさい。。と、宝石を日々磨いている私たちは
「感覚的」にその言葉にひかれます。
宝石を手で磨かれるとわかりますが、0.001ct研磨するのも
大変です。努力できるのは、美しく輝くんだと信じられるから
だと思います。
期待することを諦めないのが肝心かも。
宝石が、宝石らしい最も素晴らしい表現で使われているこの
禅のことば、「明珠在掌」は大好きな一言です。
関連記事