ミャンマーのお坊さん

森 孝仁

2009年07月19日 20:26

ミャンマーでは、街のあちら

こちらでオレンジ色の袈裟を

来たお坊さんに出会います。

ミャンマーは、仏教でも古い

上座部仏教を信仰しています。

チベットから伝わってきたと

される仏教ですが、たしか

254の厳しい約束を守りなが

ら修業が続くそうです。

話しかけた事はないのですが、

托鉢に出ているお坊さんは、

食べ物を貰ってもお礼はいい

ません。

与えられる立場でいることに

感謝こそすれ、与えた人から

のお礼を受け取るということ

は、お礼を得るために与えた

事になるという事のようです。

「与えるということは頂くと

いうことに他ならない」とは

ヤンゴンでお聞きした言葉で

す。

誰に聞いたのか?

実は、物乞いをされている人

がいたので、私は無視して

通り過ぎようとしたのですが、

一緒にいたミャンマーの人が

500チャット(約50円)を本当

自然にあげていましたので、私

も「それじゃ~」と500チャット

差し上げました。

「ブツブツ。。。」と何かを

おっしゃったので、友達に何と

言っているのか聞いたところ、

「もっと与えられる人になるん

だよ!」だそうです。

驚きました。恵んであげた人に

もっと頑張ってね!と諭される

とは。。

ただ、そういわれると、何かが

欲しかったわけでもなく、

もし、「ありがとうありがとう」

といわれていたら。。。

正しい、間違いの小さな枠で

「正しい事をした!」と

勘違いしたかもしれません。

。。。そうそう正しい/間違いと

いう判断は、自分でするもの

じゃないですものね。

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