女子十二楽坊の生みの親と

森 孝仁

2009年06月28日 15:10

写真の貫禄のある紳士は稲葉瀧文先生。

あの中国の古楽器演奏女性音楽グループ

の女子十二楽坊を日本に連れてこられた

プロデューサーの先生です。

超一流の先生に超一流の「音」は、「最初

の3秒で音が生きているか死んでいるか

分かるものだよ」とのこと。

歓迎会で二胡を演奏されている演奏家が

いらっしゃったので、尋ねてみました。

そしたら、「かわいそうだね。誰も聞いて

くれない環境で演奏し続けているようだね

音にハリがない」。。

そういわれて5分ぐらい聞いていると、

何となく元気がない音に聞こえます。

違いが分かった様で少し嬉しかったので

すが、本当に嬉しかったのは、まだ、

日本にプロデューサーという言葉が

無かったころから海外の「音」を日本に

紹介されてきたパイオニアの先生と同じ

時間を共有できたことです。

皆、団長の行徳哲男先生を慕って

集まった方ばかりです。

日本を代表する哲学者 行徳先生の

「おい。。ノウハウなんてもんは役に

たたねぇ~んだぜ。ノウフーKnow who?

が大切なんだよ。誰と時間を過ごすか

が重要なんだせ」という言葉が

身に沁みます。


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